トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

モズ

2011-11-15 | 野鳥


今年はあちこちでモズに良く出会う

この時期高い木の上で盛んにキチキチ・・キィーキィーかん高く囀っている 縄張り宣言だ
オスもメスも秋から冬にかけて自分の食料を確保するため 一羽一羽が縄張りを持ち異性をも受け入れない

2月頃春には早いころから繁殖のシーズンが始まる
メスは冬の縄張りを捨て オスの縄張りをあちこち見て回り気に入ったらカップル誕生

オスはやって来たメスに求愛ダンスをしたり顔の黒い線を見せつけたり 他の小鳥の鳴き声を織り交ぜたような小さな声で歌ったりと一生懸命
メスが気に入らないで行ってしまえばそれまで 次に誰か来るのを待つしかない

雛のうち10%位は他のオスの子が居るそうだ

色々な遺伝子を持つ子が居た方が子孫繁栄にかなう・・のかな

コウライアイサ

2011-11-14 | 野鳥


最近は毎年のように相模川や酒匂川に渡来しているコウライアイサ
先月の終わりころから来ているとの情報で早速見に行ってきた

後頭まで垂れ下がるボサボサの長い冠羽
腹脇にうろこ状の斑が並ぶ
大きさは57cm
茶色の頭のカワアイサのメスがお気に召したか近寄っていた
カワアイサは一回り大きい 顔もきついし姐さんて感じだ

世界で2500羽程度と言われている希少種で絶滅危惧種
主に中国の日本海側で繁殖 南へ渡る途中ちょっと寄り道したのか ここでこのまま越冬するのか気にかかる 

アキノノゲシ

2011-11-13 | 樹木 草花


草むらを歩いていたらアキノノゲシが咲いていた
背が高く他の草から抜きんでて目立つ

アキノノゲシ(秋の野罌粟)の名はノゲシに似て秋に咲くため
ノゲシは別名ハルノノゲシで春に咲き 葉がケシの葉に似ていることからの命名

キク科で 花は一日花 昼間咲いて夕方しぼむ

こんなさりげない花が咲いている草原があちこちにあると素晴らしいのだが・・

ハゼラン

2011-11-12 | 樹木 草花
 

最近道端で細い茎に赤い小さな実の付いた雑草をよく見かる
人家や塀と道の隙間や敷石の間の狭い所にも根を張って出ている

ハゼラン(爆蘭)というスベリヒユ科ハゼラン属の草だった

少し前はヒエンセリバソウなどと言う草がはびこって話題になったし 先日アップしたルコウソウも観賞用に入ってきたものが帰化植物となって野生化した

ハゼランは午後3時過ぎに咲くので別名サンジソウとかヨジソウとも呼ばれる

紅葉と黄葉

2011-11-11 | 樹木 草花
                      

東北をぶらりと回って紅葉 黄葉を楽しんで来た
山はすっかり紅葉は終わり 八甲田は吹雪だった

京都の紅葉は神社仏閣が主だったので手入れされた紅い紅葉が主でそれはそれで素敵だったが こちらは手の入れられていない山の紅葉で色具合は薄く黄色薄茶色に点々と紅い色が入って自然風

ルコウソウ

2011-11-10 | 樹木 草花


ルコウソウ(縷紅草)が紅色で綺麗に咲いていた

縷はほつれたぼろ布のことで 葉が羽状に裂けている様子からの命名

紅色のほかに白花もある

更に葉が丸いオレンジ色のマルバルコウソウ(右の写真)

更にさらにモミジルコウソウ(葉がモミジに似た形)と言うルコウソウとマルバルコウソウの交配で作られた園芸種もあるとか・・

江戸の頃に渡来して元禄のころには「かぼちゃ朝顔」と呼ばれて親しまれていたそうな・・
今では雑草で畑や林縁を覆い 結構憎まれ者の害草となりつつある

ハナグモ

2011-11-09 | 虫類


ミゾソバの花の上で ハナグモが獲物を待っていた

第1脚と第2脚を広げている姿は獲物を待っている待ちのスタイル
獲物が来るとその脚で抱え込み噛みついて捕える

6mmほどの小さく模様も可愛いクモ
だが肉食で大きさが何倍もあるチョウを捕まえているのを見たことがある


トビナナフシ

2011-11-08 | 虫類


ナナフシの仲間は翅が退化していて大概飛べないが このトビナナフシは小さいながらも翅があって結構飛べる

ナナフシの仲間はオスが見つかることは極めて稀で メスは単為生殖を行っているらしい
動きの緩慢な虫なので出会うのも難しそうだから そういう形態が便利なのか
と言うことは子供はクローンで 悪い遺伝子が出たり 突然変異が積み重なったり 進化にとって不利と思うがどうなっているのだろう

写真のトビナナフシが居る葉はササクサ

タマゴで越冬する その卵は種子のような形で1個づつパラパラと 地面に産み落とされるので見つかるのは難しいと言う

ツマジロエダシャク

2011-11-07 | 虫類


公園のトイレの目の前の壁に 折り紙で折ったようなガが居た

これもシャクガの仲間でツマジロエダシャクらしい

あまり見かけない面白い形をしている

大きさは3cmほどで 食草はクスノキ オガタマノキなど

ウスキツバメエダシャク

2011-11-06 | 虫類


少し離れると大型の真っ白なガでなかなか綺麗

後翅の先端の尖ったところをツバメの尾に見立てての命名だろうか
普段ツバメガなどと呼んでいるが ウスキツバメエダシャク

幼虫の頃は尺取虫と呼ばれる独特の歩きをする
幼虫は腹の足がいくつか退化していて 人が二本指で長さを図るような歩き方をするのでシャクトリムシ

シャクガ科で大きさは4cmほどあった 食草はカシ コナラ エノキなど

スカシカギバ

2011-11-05 | 虫類


大きなガがクスノキに止まっていた

大小2匹で繁殖の最中だったかもしれない
メスの方が大きいようなので上がメスかも
大きさは5cm位はあった

カギバガの仲間で(カギバガ科) スカシガギバ
幼虫はクヌギ カシなどを食べ蛹で越冬する

結構珍しいガと思う
模様がなにやら顔模様で何かに擬態して居るのかもしれない

スズメ

2011-11-04 | 野鳥


最も身近な鳥スズメが群れていた

スズメは繁殖期には縄張りを持ち生活をし子育てしているが 成鳥に比べて経験不足でひ弱な若鳥は縄張りも持てない
すると若いスズメは次第に集まり夏から秋にかけて群れを作って生活するようになる

こうしたスズメの群れは各地をさまよう
足環調査では新潟で離した若鳥が静岡で見つかった

運が良ければ新しい塒や縄張りを持ち 風雨寒さを避けて春を迎えるが 若鳥の大部分は翌春までには死んでしまう
スズメの平均寿命は1.3年と言う つまりは若鳥が冬を越せないのだと思う

冬の間は庭のエサ台にしっかりエサをやるようにしているが少しは役立っているかな

マガモ

2011-11-03 | 野鳥
 

マガモもどんどん渡来している

左の写真が来たばかりのまだエクリプスのマガモのオス
右は今年の2月の写真 完全な繁殖羽

どちらも羽の中央に紫色の綺麗な羽が見えるが カモ類の次列風切羽の光沢のある特別の色の部分のことで 翼鏡(よくきょう)と言われる羽
これは色素でなく光の干渉・光が当たると特定の波長が強調される・によって鮮やかに見えるような羽毛の分子構造による色彩
CDを見るときらきら虹色に見えるが同じ原理

マガモ(真鴨)はその昔は他のカモと区別せずに「かも」と呼ばれていたが室町の頃から区別して「あおくび」と呼ばれた
この呼び方は愛称として今でも使われている
更に江戸時代より「まがも」になった 普通のカモという意味だろう

オナガカモーエクリプス

2011-11-02 | 野鳥


10月頃からポチポチカモがやってきた

カモのオスはこの時期メスと同じような地味な茶色をしているものが多い

エクリプス(光を失う・日食)と言っているが 繁殖時期を過ぎた時に羽が抜け替わるがその時に地味な茶色になる
羽が抜けて飛翔力が落ちた時に目立つ色は危険だからと言われている

日本に渡来した当初は地味な色だが これから1~2か月再び換羽して 綺麗な冬羽(繁殖羽)になります

綺麗な繁殖羽のオスは メスにプロポーズしてカップルとなり 春には北の方へ行き繁殖子育てをします

写真左は少し繁殖羽が出始めた 右は2月の写真で完全な繁殖羽 首筋に白い綺麗な線 ピンと伸びた尾羽 かなりのダンディー

コブクザクラ

2011-11-01 | 樹木 草花


白色の八重咲で秋から春まで咲く コブクザクラ(子福桜)が開花していた

雌しべが一つの花に普通だと2個以上付き 一つの柄に何個かの果実が付くので この様子から子宝に恵まれるようにコブクザクラ(子福桜)と名が付いた

最近あちこちで見かける栽培品種
花は最初白いが咲き進むとピンク色をおび2色の花が咲いているように見える