トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

ハンカチノキ

2013-05-16 | 樹木 草花
 

ハンカチノキが花いっぱいだった
手抜きアップで済みません 詳細は脇の説明看板をドーゾ

ハンカチノキは新宿御苑 板橋植物園 小石川植物園で見た事が有る
花びらがヒラヒラといつ見ても見飽きない木だ

実は皮の下に硬い木質化した核に包まれるが 落ちて時間が経った翌年の2月頃 水分を含んでボソボソになり甘酸っぱくてとても美味しい
ケンポナシで木質化したような実の軸がやはり甘くて美味しかったがそれを思い出した

ナンジャモンジャ

2013-05-15 | 樹木 草花


ヒトツバタゴ・別名ナンジャモンジャが白い花を咲かせている
タゴはトネリコのことで葉が単葉なので一ッ葉の名がつけられた
珍しい木なのでナンジャモンジャの別名がある

岐阜県や長崎県の自生地は国の天然記念物に指定されている
長崎県の上対馬町一体の群落は花期には山の斜面が真っ白になるほどなので地元ではウミテラシと呼んでいるそうだ

モクセイ科ヒトツバタゴ属でアジアに2種アメリカに1種ある

下の写真はアメリカヒトツバタゴ
花びらの巾が少し違って見える

スズメ捕った

2013-05-14 | 野鳥
 

暑い一日でした 東京は28度とか・・

♪小鳥たちは~何を騒ぐのー♪
外でスズメガかしましく騒いでいた
時を置かず猫(名前はミャーコ)がスズメを咥えて意気揚々と帰ってきた

未だ幼鳥のスズメで嘴の周りが黄色い
そっと掴むと心臓の鼓動が早鐘のようだ
捕まえ方が上手でどこも怪我をしていない

この猫は小鳥を捕まえたのは2羽目で 最初の時はスズメの成鳥でやはり怪我無しだった
先代のミャーコは生涯で10羽程も捕って来ただろうか ほとんどが大怪我で手当ての甲斐もなく死んでしまった

庭にそっと放したが3m程しか飛べなくて 親らしい雀と鳴き交わしていた
多分無事に巣に戻れたようだ・・一安心

ヒメウラナミジャノメ

2013-05-13 | 虫類


目玉模様の蝶がハルジョオンの花に止まった

目玉模様(眼状紋)のある似た様なチョウは結構居る
20種以上は居るのじゃなかろうか

裏翅の細い筋を波に見立てた(波状模様)小さいチョウでヒメウラナミジャノメ

イネ科やカヤツリグサ科幼虫の時の食草にしている
成虫は草丈の低い草地に生息しニガナ カタバミ キツネノマゴその他の各種の花を訪れる

都心でも普通に見られるが最近は個体数が減少している

アゲハチョウ類に出会うのも嬉しいが 今まで気に留めていなかった目玉模様の蝶に出会えると得した気分になる

ヒメクロオトシブミ

2013-05-12 | 虫類


葉の上の小さな黒い虫 ヒメクロオトシブミだ
最も普通に見られるオトシブミでバラ フジ ナラ クヌギ クリその他多くの樹木の葉を巻いて揺籃を作り中に卵を産む

大雑把に・・揺籃の作り方
大腮(たいさい)を使って葉の縁から中心の主脈に向かって切り込みを入れ 主脈に達すると反対側からも切込を入れる 葉は主脈だけでぶら下がっている状態 主脈を噛んでしおれさせる 葉の表面が内側になるように葉の左右を重ね合わせる 葉のしおれるのを待って下から丸め巻き始める 中ほどで中に卵を一個産み付けさらに上まで巻き上げ完成させる 時間は概ね1時間半ほどかかるそうだ 
中に卵を産むからかオスは手伝わない 卵は4~5日で孵り幼虫は揺籃の中を食べて育つ 成虫になっても葉が食料

オトシブミの仲間は色々いて揺籃を作る仲間はオトシブミ亜科とチョッキリ亜科併せて30種ほどいる
大きさは1cm以下で ヒメクロオトシブミは5mmくらいだった





フクロウ

2013-05-11 | 野鳥


薄暗い林の中にフクロウがいた
主に夜活動するので昼にはこのようにして休んでいることが多い

留鳥で平地から山林の林 農耕地 草原などに居る
大きさは50cm 羽音を立てずに飛び回り 主に野ネズミや鳥類をとる

社寺林などに多く居て 人々に親しまれてきたが開発などの影響であまり見られなくなった
古代ギリシャでアテネ女神の守護鳥として学問や芸術の象徴とされたことから現代では知恵とか幸福の鳥という好意的な見方が広がっている
一方夜行性の猛禽に対する恐れからか不気味なもの 不吉な鳥と言う見方もあった

19世紀末にフクロウを絶滅させる州法が成立したペンシルベニア州では徹底的な駆除を行った結果 ノネズミが異常繁殖という事態を招いた
日本でも江戸時代以前は「ふ・くらう」に通じるとして父母を食う悪禽とされていた

良い鳥か悪い鳥か時代により評価がはっきりしている鳥とは言える
今だったら都心の公園などに現れたら見に行く人がどっと押し寄せるだろう

メダイチドリ

2013-05-10 | 野鳥


シギやチドリの渡りが真っ盛りだ

目が大きいチドリ類の中でも特に大きく見えるのでメダイチドリ(目大千鳥)
今の時期には胸が橙色に綺麗に目立つ

旅鳥として春秋に渡来し干潟や入り江の砂浜にいる
ゴカイ類を主にして貝類甲殻類昆虫類なども捕る
ゴカイを穴から千切らずに上手に引っ張り出す
大きさは19cm

シダレイチョウ

2013-05-09 | 樹木 草花


葉がラッパ状になるイチョウもあれば 枝が枝垂れるイチョウもある
他に葉に実が付く「お葉付イチョウ」斑入りの葉になる「斑入りイチョウ」など有るそうだが見たことは無い
そのうち出合えるかもしれないと楽しみにしている

枝が枝垂れるのはどの木にもあり得ることで シダレザクラ シダレヤナギ シダレウメなど良く見かける
他にもいろいろあるようだ

枝垂れる理由は・・枝の成長が早く 木質化する(硬くなる)前に伸びるので枝垂れてしまう と言うことだそうだ

イチョウは裸子植物で受粉の様子は被子植物とはかなり違っている
イチョウに精子が有るのを発見したのは日本人で平瀬作五郎という先生で1896年のこと

ラッパイチョウ

2013-05-08 | 樹木 草花


銀杏の葉がラッパのような形をしている珍しい木が有った
ラッパイチョウと言う名でどんな環境が影響したのかイチョウの変種と呼んでいいのかも

全国に何本かあり一部の葉ががラッパ状だったり全部がラッパ状のものなどある

イチョウは中生代のジュラ紀に最も栄えたグループで現在ではイチョウだけが知られている
中国原産で人為的な植栽によって世界中に広まっている

名前は通説では葉の形をアヒルの足に見立てた中国語「鴨脚(イァチァオ)」が転訛したと言われている
実の「ぎんなん」は銀杏の唐音読み「ぎん・あん」が転訛したもの


ダイサギ婚姻色

2013-05-07 | 野鳥
 

水辺のダイサギがすっかり婚姻色になっていた

冬場は黄色い嘴なのだが今の時期には嘴は黒くなり目元に青い色が出る
右の黄色い嘴の写真は12月のものです

白鷺類は多かれ少なかれ嘴や目元 足などに婚姻色が出るが ダイサギの色変わりが一番目だって神秘的な色具合だ

ダイサギ:夏鳥 漂鳥一部では冬鳥 大きさ90cm シラサギ類では一番大きい

2013-05-06 | 日記


昨日5月5日は24節季の立夏
立夏から立秋の前日までが夏

夏の気配が感じられる今日は突然の雷で夕立が有った
東の空にほんの数分間うっすらと虹がかかっていた

つい先日東北の旅行中にも何年かぶりで虹を見たが 日を経ずして又もや虹
何か良い事が有りそうな・・虹はそんな気持ちを抱かせる

虹の七色・・赤 橙 黄 緑 青 藍 紫

ユリノキ

2013-05-05 | 樹木 草花


ユリノキの花が満開だ
モクレン科の木で北アメリカ東部と中国に有り隔離分布している
明治の頃に渡来しチューリップのようなユリノキの学名から別名チューリップツリー
又は葉が半天の形をしていることからハンテンボクとも呼ばれる

花は5cm程の大きさでチュウリップに似ている

この花は蜜が非常に多い
花の脇から流れ出ていて舐めると甘くて美味しい

素敵な色模様の花と美味しい蜜でご機嫌だ

岩木山

2013-05-04 | 旅行


旅の途中で岩木山が姿を見せた
標高1625m 青森県の最高峰 津軽富士とか親しみを込めて お岩木(山)とも呼ばれている
津軽地方の人々の心のふるさと であろうか

岩木山の固有種である特産種のミチノクコザクラや本州では少ないエゾノツガザクラなどの高山植物が自生している

自動車やケーブルで9合目までは行けるそうなので登ってみたい

ソメイヨシノとコハクチョウ

2013-05-03 | 野鳥
 

青森の3大サクラ観光地(弘前城 北上展勝地 角館武家屋敷)で見事に振られたので
南下して山形県の鶴岡公園へ行ったところ大当たり やっとソメイヨシノに巡り合えた

嬉しいことにコハクチョウも2羽花に花を添えてくれた

コハクチョウは冬鳥 もう仲間の大方は北へ帰り初めているのに何をノンビリしているのか
雌雄同色ではっきりしないがどーもペアーのように見える

私の今年のサクラシーズンもこれで終わり
秋10月に早咲きの桜が咲くまでしばらく桜とはお別れだ

最大幹周のソメイヨシノ

2013-05-02 | 樹木 草花


今日は雑節の八十八夜 立春から数えて八十八日目
♪夏も近づく八十八夜♪ と言うが今日の寒いこと 各地で5月の寒さの記録を作ったそうだ
こんなに寒いのでは桜も咲くまい

弘前城のソメイヨシノに幹回りが日本最大のものが有った
花の咲いていない・・幹回りの見やすいソメイヨシノを脇の立札と共にご覧ください