
葉の上の小さな黒い虫 ヒメクロオトシブミだ
最も普通に見られるオトシブミでバラ フジ ナラ クヌギ クリその他多くの樹木の葉を巻いて揺籃を作り中に卵を産む
大雑把に・・揺籃の作り方
大腮(たいさい)を使って葉の縁から中心の主脈に向かって切り込みを入れ 主脈に達すると反対側からも切込を入れる 葉は主脈だけでぶら下がっている状態 主脈を噛んでしおれさせる 葉の表面が内側になるように葉の左右を重ね合わせる 葉のしおれるのを待って下から丸め巻き始める 中ほどで中に卵を一個産み付けさらに上まで巻き上げ完成させる 時間は概ね1時間半ほどかかるそうだ
中に卵を産むからかオスは手伝わない 卵は4~5日で孵り幼虫は揺籃の中を食べて育つ 成虫になっても葉が食料
オトシブミの仲間は色々いて揺籃を作る仲間はオトシブミ亜科とチョッキリ亜科併せて30種ほどいる
大きさは1cm以下で ヒメクロオトシブミは5mmくらいだった
フクロウ
2013-05-11 | 野鳥

薄暗い林の中にフクロウがいた
主に夜活動するので昼にはこのようにして休んでいることが多い
留鳥で平地から山林の林 農耕地 草原などに居る
大きさは50cm 羽音を立てずに飛び回り 主に野ネズミや鳥類をとる
社寺林などに多く居て 人々に親しまれてきたが開発などの影響であまり見られなくなった
古代ギリシャでアテネ女神の守護鳥として学問や芸術の象徴とされたことから現代では知恵とか幸福の鳥という好意的な見方が広がっている
一方夜行性の猛禽に対する恐れからか不気味なもの 不吉な鳥と言う見方もあった
19世紀末にフクロウを絶滅させる州法が成立したペンシルベニア州では徹底的な駆除を行った結果 ノネズミが異常繁殖という事態を招いた
日本でも江戸時代以前は「ふ・くらう」に通じるとして父母を食う悪禽とされていた
良い鳥か悪い鳥か時代により評価がはっきりしている鳥とは言える
今だったら都心の公園などに現れたら見に行く人がどっと押し寄せるだろう