江戸時代頃からシジュウカラに似ているが少し違うと言う意味で「ごじうから」「はちじゅから」と呼ばれていた
樹幹を下向きに降りることの出来る唯一の鳥で「さかほこ」とも呼ばれた
留鳥 山地の林に居てトチノキやブナ ミズナラ ハルニレなどの森を一年中離れない
北海道では平地にも住むが 他の地域では冬も山地に留まり市街地ではほとんど見られない
木の幹を上下に走り回り昆虫類 クモ類を捕り草木の種子も食べる
木の実を幹の隙間に挟み込んで 逆さになってコツコツ割って食べる
また種子を幹の隙間に詰め込み木片などで蓋をして隠しておくと言うから賢い
非繁殖期にはカラ類と混軍で居ることも多いが 基本的には周年番(つがい)で暮らしていて混軍でもゴジュウカラは2羽だけのことが多い
雌雄はほぼ同色だがオスの方が脇腹の橙色や下尾筒の茶色が濃い 大きさ14cm
むずかしやどれが四十雀五十雀(一茶)
庭に見慣れない鳥が居て戸惑ったが まだ嘴の黄色いシジュウカラの幼鳥だった
右は一緒に居た成鳥
シジュウカラの名は「しじう」はその鳴き声 「から」は小鳥を意味する総称と言う
別説では「しじう」は数の多い事 「から」はカル(軽)の変化で身軽な様子を示す
俗説ではシジュウカラ1羽でスズメ40羽分の価値があると言われる
全国に留鳥として分布するが時により漂鳥
市街地の樹木の多い公園や庭園 住宅地から山地の林などに居る
樹上や地上で昆虫類クモ類 草木の種子や実を採食する
他のカラ類やコゲラなどの小鳥類とよく混群を作るので シジュウカラの群れを見たらよく確かめろと言われる
色々な人工物によく営巣し巣箱もよく利用するので 公園などに掛けられた巣箱はシジュウカラが入ることを期待してのものが多い
メスが抱卵の時期まではオスが良く求愛給餌をして仲が良い
冬でもつがいが離れないことが多いが 10%ほどは別のペアーになる
雌雄ほぼ同色 オスの方が腹に掛かる黒筋が太い 大きさは15cm
あさまだき四十からめぞたたくなる 冬ごもりせるむしのすみかを(寂蓮)
水辺にエゴノキの花が浮かんで どの花も見てくれと言わんばかりに上を向いて綺麗だった
エゴノキ科の本来は山麓の雑木林や山地の小川のほとりに普通に生える落葉高木
エゴノキの花 花期は5月~6月 東京では5月中旬に咲き1週間ほどで散る
花は恥ずかし気に下向きに咲く
花粉を運ぶ虫を脚の強いハチの仲間に限定している ハナアブやハエの仲間は足が弱く下向きには止まれない
エゴノキの実
緑白色の実が枝いっぱいに付く 果皮や果肉は刺激性のあるサポニンを含み 食べるとエグくて不味い そこからエゴノキの名前が付いた 秋も深まると果肉が乾いて破れ茶色の種子が顔を出す この実はヤマガラが大好きでやってくる ヤマガラは種子を咥えると足で押さえて殻を割って中身を食べる 食べずに冬に備えて地面や石の間に埋めて貯蔵もするので 一部が芽を出すと言うヤマガラ散布をする
エゴノネコアシ
エゴノキの芽にエゴノネコアシアブラムシが寄生して 虫えいを作る 形を猫の足に見立ててエゴノネコアシと言う
7月頃に先が開き有翅のアブラムシがイネ科のアシボソに飛んで行く そこで世代交代を繰り返して秋にはエゴノキに卵を産む
エゴノキ科の本来は山麓の雑木林や山地の小川のほとりに普通に生える落葉高木
エゴノキの花 花期は5月~6月 東京では5月中旬に咲き1週間ほどで散る
花は恥ずかし気に下向きに咲く
花粉を運ぶ虫を脚の強いハチの仲間に限定している ハナアブやハエの仲間は足が弱く下向きには止まれない
エゴノキの実
緑白色の実が枝いっぱいに付く 果皮や果肉は刺激性のあるサポニンを含み 食べるとエグくて不味い そこからエゴノキの名前が付いた 秋も深まると果肉が乾いて破れ茶色の種子が顔を出す この実はヤマガラが大好きでやってくる ヤマガラは種子を咥えると足で押さえて殻を割って中身を食べる 食べずに冬に備えて地面や石の間に埋めて貯蔵もするので 一部が芽を出すと言うヤマガラ散布をする
エゴノネコアシ
エゴノキの芽にエゴノネコアシアブラムシが寄生して 虫えいを作る 形を猫の足に見立ててエゴノネコアシと言う
7月頃に先が開き有翅のアブラムシがイネ科のアシボソに飛んで行く そこで世代交代を繰り返して秋にはエゴノキに卵を産む
アカゲラ
2017-06-04 | 野鳥
赤 黒 白の配色が美しいキツツキ類
赤色が目立つと言うことで江戸中期からアカゲラで知られる
繁殖の真っ最中で木の穴から雛が顔を出していた
留鳥 北海道と本州に留鳥としているが本州西南部には少ない
林内の行動が多いが 草地や舗装されていない道路 農耕地などの地上で採食することもある
昆虫類を好んで食べ木の実も採食する 都心でも稀に見られる
枯れ木や生きている木に穴を掘って営巣する
巣は縄張りの中にいくつか穴を掘ってそのうちの一つに決める
枯れ木を素早く叩いて音を出す「ドラミング」を良く行う
声の代わりに音を遠くへ響かせ つがい相手の募集や縄張り宣言をしていると言われるが 近距離コミュニケーションにも使われる
雌雄ほぼ同色だがメスは後頭の赤色が無い
大きさ24cm