いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

ノーベル・ノクターン  Nobel prizes 

2009-10-06 19:58:20 | 日記
 ノーベル賞(Nobel prizes)の季節がやってきた。科学、文学、平和への業績を
評価して、毎日、1分野づつ、1週間程かけてノーベル財団から受賞者の発表が
ある。日本時間の午後6時45分~7時頃にかけて、ノーベル財団から発表される。

 知り得る限りでは、あらかじめ候補者および関係機関には、当日の所在、連絡方
法について事前の確認があり(公表はしない。)、受賞決定者には、授賞の確認の
上(多分ですが)、公式の発表となる。

 この確認時間に要する時差だと思われるが、公式発表の時間が、毎日、定時と
いうことはなく、ほぼ上記の時間内の15分程度の枠内で、前後して発表されるの
が通例。

 日本(人)は、ノーベル賞好き、と言われることがある。一面、皮肉っぽくもあ
り、半面、言い当てているとも、言える。
 半面、言い当てている、ところは、しかし、その注目度から、世界の共通認識で
もある。

 日本は、一時は、高い経済力でグローバル(global)経済にも影響をもち、国際
的にも先端的な科学研究技術、頭脳を有する国でもある。
 一方、国内的には、他の分野と比較して、また国際的にも科学技術での研究
環境、科学者の待遇は十分ともいえないと言われており、先端的な頭脳の海外
流出の要因ともなっている。

 また、科学、文化、平和分野での、ノーベル賞以外でのそれぞれの専門分野
固有の高名な(ノーベル賞に近いと言われる)賞の受賞に対しては、他国に比
較して、国民的な関心も薄いと言われて、研究環境とあわせて、こういった背景
が他国より端的なところが、ノーベル賞好き、と言われる所以(ゆえん)だ。

 しかし、その先端的分野での国際的評価の高さ、歴史的、国際的なオーソリ
ティ(authority)から、ノーベル賞の注目度がより高くなるのは、どこも致し方な
い。

 最近のノーベル賞は、時代の風潮に左右されない基礎研究での業績が評価
される傾向にあり、昨年の日本人受賞者も、数十年前の発見の業績が評価され
ての受賞だった(業績の普遍性の判断もある)。

 私の知る限りでは、毎年、候補者となっている日本人科学者(物理学、化学
分野)数名は、待機中です。

 いよいよ、物理学(書いている段階で、今年の日本人受賞はないことが判明)、
化学分野の発表へとクライマックス(climax)を迎える。

 
 

 

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