いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

原点に還る。 return to origin

2009-10-16 20:41:02 | 日記
 政権交代というのは、大きなオピニオン(opinion)があって実現する。民主党
の場合は、「国民のための政治主導」というオピニオン。

 民主党政権が稼働して1か月を迎える。今年いっぱいは、お手並み拝見の100
日というわけで、しかし、季節は、前政権の負の遺産、選挙目当ての大型補正予算
の抜本見直し、来年度予算編成の概算要求基準の見直し(「0(zero)」)からのスタ
ートと、時間的に余裕のない、正念場を迎えている。

 政治主導の理念にもとづいて、「総論」としての意気込み、方向性としては、政
権交代の国民の意向を実践しているスタンスを評価できる。
 「各論」としての、個別的、具体的な手法として見ると、意気込みが「カラ回り」して、
肩に力が入りすぎ、自意識過剰気味の「オーバーペース」が気になる。

 オーバーペースの足元を見てみると、政治主導の根幹をなすオピニオン・リーダ
ー(opinion leader)、リーダーシップの所在不明で、政府として、党として、政治の
季節風にチームとしての的確で、効果的なアジャスト(adjustment)ができていない。

 政府と党とのベクトル(vektor)が定まらない。シンクロ(synchronize)していない。
政権交代という総合力にベクトルが向かっていない。

 気になることがある。政府と党の距離「間」、政治主導の基盤、起動力(engine)
となる国家戦略室(局)の整備の遅れと、足元が以前、固まっていない。
 ムード(mood)、エモーション(emotion)が先行してのオーバーペース。政権
運営の足元、基盤整備の100日間だ。

 情報不足で、今、必要な大いなる論議が聞こえてこない。

 民主党政権は、8月30日のあの「原点(origin)」に、いつでも立ち還り、浮
き上がった足元を、政権交代という国民の意思にリセットして、コンバイン
(combine:結束)すべきだ。

 政権交代の100日間とはいえ、季節は、早くも政治の旬を迎えた。
 オピニオン・リーダー(政治主導主義)、リーダーシップ(ベクトル主導)、コ
ンバイン(結束主導)がキーワードの季節を迎えた。

 原点(origin)に還れ。

 また、政治主導で、官僚のスタンス、キャストも従来のものと、変えた。官僚の
業務、規模、仕組み(scale)の適正化も整備して、リーズナブル(reasonability)
にして、効果的な予算運用を進めたい。


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