いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

もうひとつの宇宙。  another cosmos

2009-10-23 19:28:33 | 日記
 秋も、深まり、でしょうか。朝晩はそれなりに冷んやりしてきて、しかし、日中
はすばらしい秋晴れが続いて、ついつい日射の方に誘われていく。
 今年は、紅葉も例年より早く始まっているようで、奈良の室生寺あたりでは、
うねって続く、参道を覆う鬱蒼(うっそう)とした紅葉林ももうすぐ映えるだろう。

 桜井茶臼山では、3世紀末頃の古墳石室内の調査も再開され、「古代中国で
不老長寿の薬とされた赤色顔料、水銀朱」(報道)が全面に塗られていたことが
わかる。
永遠の命を祈願したものなのか。次世代へのメッセージも込められていたのか。

 21世紀の近代社会の人と草と土と空気の中で、未だに手つかず寝りつづけ
る日本の歴史の原点にふれると、古代の生活、社会がもうひとつの宇宙(cosmos)
のように見えてくる。
 福岡の太宰府では、日本最大の倉庫跡かという、石組みも発見されている。

 「今」の時代が、400年後、1000年後の後世紀の人、社会には、どう映って
いくのだろうか。

 (1)地球環境快適性の保存の努力が評価されて、地球は進化し続けている
のか。
生活、社会空間は、宇宙にも広がり、つぎつぎと未来型のマテリアル(material:
物質)が創造されて、情報化は高度を極め、月(luna)も生活空間となっているは
ずだ。

 (2)環境破壊が続けば、地球は確実に崩壊して、アクア化(aqua:大洋)し
、再び、アメーバ状態から、別次元の新人類が誕生していくのかもしれない。
 今の人類とはまったくつながりのない別次元のリサイクル(recycle:再循環)
人類の誕生か。

 3世紀と21世紀が同居している、今の日本の秋を想うと、極端なベクトルの
ふたつの次代への枢軸(axis)の岐路の中、守り、伝えたい未来が想えてくる。


 

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