いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

生物多様性。  bio-diversity

2009-10-29 19:36:33 | 日記
 本当においしくて、栄養価の高い農産物、食品がスーパーの店先から消えて久し
い。

 だいこんの葉。 油で炒めて、醤(しょう)油であえるだけで、香(こお)ばしい香り、
ご飯にかけても、酒の肴(さかな)でもけっこういける。栄養価も高い。

 にんじんの葉。 ゆでて、こまかく刻んで、味噌であえるだけ。ご飯にかけると
微妙なニガミが味噌とあいまってマッチング(matching)。ニガミといい、にんじん
なので、妙薬効果もあるはずだ。

 パンの耳。 フランス食パンのように山のある食パンは別にして、一般的なパッ
クの切り売りの食パンから「耳」が消えた。見栄えかな。
 食パンの耳、食べごたえがあり、濃いパンの味がして、なんか得した気分になる


 味覚、栄養価を考えれば、貴重な自然界のエネルギー、エキス(extract)だ。
 梱包に負担のかかる流通システムの負荷が、味覚、栄養価を切り捨てている。

 庭先で、細々ながら野菜を育てていた時代では、ミョウガなんか朝露のついたも
のを摘んできて、朝食の味噌汁に入れて、新鮮な香りを楽しんだ、「気持」のぜい
たくもあった。

 流通市場主義に合った合理化、省コストで、農産物、食品の本来の味覚、栄養価
の特性がカットされる時代のニーズは、消費者にとって不幸だ。

 耕作地を休耕にして、農産物の価格調整、保護にあたる政策のなか、大型の地下
室、工場施設内で米、野菜を栽培し、やけにきれいになった野菜、果物の安全処理
化と、農産物の科学技術の開発は大いに歓迎する。

 が、自然界の本来あるエネルギーを活かして、活用して、私たち人間がその恩恵
を受け、再び私たちがその自然界のエネルギーの育成環境を整備していく、「生命」
のリサイクル・システム、生物多様性(この世の中の生命体のすべてが相互に影響
しあって存在する理念)の原則、基本理念を次世紀へ引き継ぐ使命がある。

 自然界の貴重なエキス、エネルギーを最大限、食生活に活用したい。
 

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