いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

ながのホクト。 tulip raise a rumpus concert 2012

2012-11-23 20:48:38 | 日記
 ホールが揺れに揺れた(ような)コンサートです。チューリップのこれでもかというようなダイゴ味のある息も切らせぬ楽曲群とともに、今日は姫野さんがなんと阿修羅のごとくホール内一周のrun、走り(ばしり)でホールを大いに揺らしました。
 長野、ホクト文化ホールでのチューリップ40年「パーティーで大騒ぎ(raise a rumpus)」コンサートに来ています。後半の鬼気迫るような財津さんのボーカル、姫野ホール一周走り、熱い圧倒アンコール拍手にホール一体となって財津さんも燃えた「魔法の黄色い靴」合唱で圧巻の熱いコンサートになりました。

 ステージ向かって左から、白いシャーツにグレーのセーター、デニム、赤い靴で決めた安部俊幸(G)、濃紺のシャーツの姫野達也(V G Pf)、赤地に模様のシャーツの上田雅利(Ds)、茶系統に黒のチェックのシャーツで決めた財津和夫(V G Pf Harmonica)、淡いこまかな水玉ブルーのシャーツの宮城伸一郎(B)です。

 前半は、財津さんのポカ2題。①宮城さんの「エジプトの風」が終わって上田さんの「想い出のフリスビー」に移る前に、財津さんが暗転の中ステージ中央に歩み寄ろうとして気が付いてまたキーボードに戻っていきました。すっかり上田さんの歌を飛ばして生ギターコーナー
に走っていました。
 ②いよいよ生ギターコーナーが始まって、安部さんの「思えば遠くへ来たもんだ」が始まって急にうしろにいた上田さんが足早に財津さんのほうに行き、横に置いてあった「拍手」と書いた大きなプラカードを掲げました。財津さん、素振りも見せずにすっかり「その」仕事を忘れていました。財津さん、上田さんに最敬礼ものです。

 安部俊幸。「たくさんライブをやってきましたが、長野で貴重な経験をしました。今年でチューリップ40周年を迎えましたが、再結成15年目でもあります。私たちは97年の大晦日に白馬のジャンプ競技場で年越しライブをやりました。寒さが厳しかったのですが、みんなうれしそうにはしゃいでいました。
 ビートルズの映画『ヘルプ』で最も印象的なシーン、『ticket to ride』をバックにビートルズが雪とたわむれて、グランドピアノを囲んで歌うのをこの白馬年越しライブに重ねていたと思います。忘れ得ぬ思い出でございます。」と長野の想い出を解説調で述べました。
(当日は、ステージにストーブを持ち込みメンバーは防寒服に帽子スタイルでした。NHKのカウントダウン番組にも映し出されたと記憶しています。ー本ブログ注)

 姫野達也。「昨日、ぼくだけ福岡から来ました。航空機が着陸するときに北アルプスの山々に雪がかぶって真っ白でした。きれいで長野が好きになりました。着いてすぐにソバを食べて、夜にもソバを食べに行きました。今日の昼にもまたソバを食べに店に入ったら『心の旅』が流れていて、今日だけなのかも知れなかったのですがうれしかったです。」

 後半の財津さんは前半のポカを取り返すべく満を持した鬼気迫る迫力のボーカルで「ブルースカイ・心を開いて・青春の影・虹スニ・someday somewhere・shooting star」と続く圧巻のボーカル力のラインナップで聞かせました。「shooting star」のコーラス、ハーモニーはまったく美しいものでした。

 そして、いよいよアンコールの「銀の指環」の間奏で、姫野さんが宮城さんの前を通り抜けてセリ出し部分に走り出てそのまま飛び降りて、ホール客席の前方と後方を分ける中央の広い通路を阿修羅のごとく一気に駆け抜けて、反対側の安部さん側のセリ出し部分に飛び乗ってステージ中央に戻って歌い続けました。姫野さんのホール一周走りにホールは大歓声、揺れに揺れて、財津さんは「Oh! No」スタイルです。

 タブルアンコールの「魔法の黄色い靴」では、財津さんも客席も終わりが来ないかのような元気いっぱいのいつまでもの合唱が頂点に達して、長野いいぜの圧巻、白熱のチューリップコンサートは終わりました。
 栗の木テラス駅前店が定休日で、「あの」モンブランが食べれなかったのが心残りです。

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