いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

小保方会見の異聞。 curious story of interview

2014-04-11 19:54:44 | 日記
 (1)小保方さんの会見、いづれ近い将来「事実」がはっきりすることがわかっている中で、あれほどはっきりと「STAP細胞はあります」と断言するのだから、今のところは「それはそうなんでしょう」といたしましょう。

 作製に「コツ」があると言うのもとても科学的説明ではないけれども、われわれの日常生活でも誰でも簡単にはできないことでもそこで慣れている人にはある「コツ」でいとも簡単にやり遂げる「経験(簡単には鳴らないくたびれたインターフォンでも変化をつけて押せば鳴るとか、開かずの扉でもちょっと角度を変えて上にあげて回すと開くとか)」は持っていることだから、そういうこともあるのでしょうとしましょう。

 (2)しかし、STAP細胞作製を記録した画像が最初は千枚と言ってから数百枚はありますと言い直したり、自身200回以上は作製したと回数の多さを強調したり、自分以外にも第3者が成功していると言ってしかし名前は言えないと言ってみたり、過剰にSTAP細胞の「存在」を誇張、誇大(dazzling speech)してみせる言い回しが多くて、自己顕示欲が強くあまりに幼い自己陶酔型で自ら墓穴を掘る発言が目に付いた。

 (3)百の言葉より「ひとつ」の事実証明で、その内ほんの一部でも提出していれば小保方さんもあれほど苦労せずにすんだのに、そうはしなかった。
 ほかにもあるという実験ノートは、他の(進行中のか)研究内容も含まれているので公開できないと言ってみたり、終始都合のいい言い訳、体裁をつくろって何のための会見だったのか、弄(もてあそ)ぶばかりの不思議な会見に見えた。

 (4)印象的だったのは、最後にまだ望みがあるのならSTAP細胞が人の役に立てるようになるまで研究を続けたいと泪ながらに訴えたとこだ。
 そうなら前述の成功例のデータの一部でも提示して説得ある説明をするべきであって、支離滅裂の印象は残る。

 (5)ただ冒頭述べたように、小保方さんの言うように「それはそうなんでしょう」と、「コツ」もあるでしょうと一応認める立場からすれば、小保方さんには「時間」がほしいということなのではないのかと善意に解釈しましょう。

 それが会見最後の泪の訴えだったのではないのか。どうも作製画像は千枚から数百枚はあるとか言い直し、200回以上は作製しているとか、第3者も作製に成功したとかは誇大すぎてにわかに信じ難い話ではあるが(本人が実証しようとしないので)、今後も含めて「時間」をもらえれば必ずSTAP細胞の「存在」を実証できるという「確信」みたいなものはあるのではないのか。「時間」さえあれば実証できるという確信だ。

 (6)現在のSTAP細胞のレベルは「確信」レベルではないのかと。それは自己陶酔の妄想かもしれないが、会見を通して感じた「異聞(curious story)」だ。だから、同論文でも疑問の作為が必要だったのだ、きっと。
 そうならなぜSTAP細胞マウス作製の発表をしたのかの疑問になる。

 政府による小保方さんが所属する理研の「特定国立研究開発法人」指定を控えての実績づくりによる財政的な研究支援整備がひとつは考えられる。STAP細胞作製研究は理研が極秘ですすめたプロジェクト(報道)といわれている。

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