(1)韓国珍島(チンド)沖で横転沈没(sunken vessel)した韓国旅客船の救助された船長が全身覆うフード付きウェアで身を隠してインタビューに応じて「申し訳ない」と謝罪(ニュース映像)していた。
事故から48時間が過ぎて死者は25人にいまだ修学旅行の多くの高校生を含む271人が行方不明(報道)のまま、潮流の速い荒れた海域が救助作業を拒んでいる。
その中でも同旅客船の操船にかかわる乗員は同船長を含めて11人全員が救助(報道)された。
船会社代表は「わが社が死に値する罪を犯した」と涙を流して謝罪(報道)している。
(2)海難事故にあっては、国際法上船長は乗船客の安全第一に優先して救助にあたり「最後」に見届けて船を離れる責任と使命が求められている。
操船にかかわる乗員11人全員の救助(その他乗員としては過半数が救助された)の「いきさつ」は依然混迷の沈没船救助活動のなかで、はっきりわからないが船長ほか乗員の極めて重い責任と使命にもとづいたものではないことは残念なことだった。
急激な横転、沈没ではあったようだが、救助されたまだ数少ない乗船客の話(報道)の情報によると船内放送で「外に出ないように、その場でじっとしているように」と伝えられたとあり、とても船長他がまず脱出するような情況にあったとは考えられないものだ。
(3)その判断が正しかったのか、いち早く脱出して救助された船長他乗員にさらに船内放送にかかわらず救命胴衣を着ていて(報道)外に出て海上で救助された数少ない乗船客の例をみると、疑問に思われる船内滞在指示(放送)だったのではないのか。
多くはいまだ横転沈没した船内にとり残されている可能性が高く、一刻も早い船内救助作業が待ち望まれるだけだ(本日報道ではじめてダイバーが船内に入った)。
(4)人の命を預かる営業用の交通、航空、船舶事業は特別な審査による業務用資格を与えて、特別の安全責任と使命を課しているものだ。いかなることがあっても顧客としての人の命を第一優先に考えて、最大、最善の責任業務と使命を果たしていかなければならないのは国際法上の決まりでそう定められているからではなくても言うまでもないことだ。
(5)しかし、ひとりの人間の命にかかわる究極の(ultimate)場面での選択に対して、他人が結果論で評価を下すことは忍び難く、その責任は当事者が自らの判断で適切な方法論を示すことになるのだ。
(6)東日本大震災では、大津波が押し寄せる情報を職場建物に残って館外放送で住民に呼びかけ続け、ついに帰らぬ人となった身近な勇気と責任と使命感を見た。
また報道では、住民が大津波を逃れるため車で走った方向の道路に立ちふさがり、この方向は危険だと知らせて戻らせたことがその運転者の命を救った(saved life)が、道路に立ちふさがって戻ることを指示した地元記者はそのまま帰らぬ人となってしまった。
(7)報道によるとその時、止めてくれたその記者も乗せて戻る、大津波から逃れることが出来たのではないのかと助かった運転者は今も想うとあった。
災害、危険に遭遇した時に人間はどう判断し行動すべきなのか、「ひとり」の人間としてそしてかかわる「すべて」の人のための安全と安心にかかわる究極のテーマ(ultimate theme)だ。
事故から48時間が過ぎて死者は25人にいまだ修学旅行の多くの高校生を含む271人が行方不明(報道)のまま、潮流の速い荒れた海域が救助作業を拒んでいる。
その中でも同旅客船の操船にかかわる乗員は同船長を含めて11人全員が救助(報道)された。
船会社代表は「わが社が死に値する罪を犯した」と涙を流して謝罪(報道)している。
(2)海難事故にあっては、国際法上船長は乗船客の安全第一に優先して救助にあたり「最後」に見届けて船を離れる責任と使命が求められている。
操船にかかわる乗員11人全員の救助(その他乗員としては過半数が救助された)の「いきさつ」は依然混迷の沈没船救助活動のなかで、はっきりわからないが船長ほか乗員の極めて重い責任と使命にもとづいたものではないことは残念なことだった。
急激な横転、沈没ではあったようだが、救助されたまだ数少ない乗船客の話(報道)の情報によると船内放送で「外に出ないように、その場でじっとしているように」と伝えられたとあり、とても船長他がまず脱出するような情況にあったとは考えられないものだ。
(3)その判断が正しかったのか、いち早く脱出して救助された船長他乗員にさらに船内放送にかかわらず救命胴衣を着ていて(報道)外に出て海上で救助された数少ない乗船客の例をみると、疑問に思われる船内滞在指示(放送)だったのではないのか。
多くはいまだ横転沈没した船内にとり残されている可能性が高く、一刻も早い船内救助作業が待ち望まれるだけだ(本日報道ではじめてダイバーが船内に入った)。
(4)人の命を預かる営業用の交通、航空、船舶事業は特別な審査による業務用資格を与えて、特別の安全責任と使命を課しているものだ。いかなることがあっても顧客としての人の命を第一優先に考えて、最大、最善の責任業務と使命を果たしていかなければならないのは国際法上の決まりでそう定められているからではなくても言うまでもないことだ。
(5)しかし、ひとりの人間の命にかかわる究極の(ultimate)場面での選択に対して、他人が結果論で評価を下すことは忍び難く、その責任は当事者が自らの判断で適切な方法論を示すことになるのだ。
(6)東日本大震災では、大津波が押し寄せる情報を職場建物に残って館外放送で住民に呼びかけ続け、ついに帰らぬ人となった身近な勇気と責任と使命感を見た。
また報道では、住民が大津波を逃れるため車で走った方向の道路に立ちふさがり、この方向は危険だと知らせて戻らせたことがその運転者の命を救った(saved life)が、道路に立ちふさがって戻ることを指示した地元記者はそのまま帰らぬ人となってしまった。
(7)報道によるとその時、止めてくれたその記者も乗せて戻る、大津波から逃れることが出来たのではないのかと助かった運転者は今も想うとあった。
災害、危険に遭遇した時に人間はどう判断し行動すべきなのか、「ひとり」の人間としてそしてかかわる「すべて」の人のための安全と安心にかかわる究極のテーマ(ultimate theme)だ。