いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

社会悪との対極ミュージシャン論。musician has the polar curve toward the social evils

2014-05-18 19:39:58 | 日記
 (1)飛鳥涼(ASKA)が覚せい剤所持、使用容疑で逮捕(報道)された。チャゲ&アスカの再活動コンサートを控えて、突如健康上の理由でこれを延期し、その後禁止薬物使用で反社会的勢力(暴力団)から脅されていたことが週刊誌に取り上げられていた。

 本人は事実関係を否定して、最近も玉置浩二さんのコンサートに客席からステージに飛び入り出演(報道)して回復ぶりを示していたことが話題になっていた。

 (2)ミュージシャン、芸能人の禁止薬物使用は欧米、日本を問わずに世界的に社会問題となってきて、その対応も国によって差異がありなかなか根絶するまでには至っていない。

 日本のミュージシャンの場合は、欧米の著名な時代をリードするミュージシャンの禁止薬物使用「伝説」がまことしやかに伝えられて、「あこがれ」的な逃避感覚がやはりあるのではないのか。

 音楽志向によっては「あやしげ」な感覚、ムードを醸(かも)し出すことも重要な要素となっており、演出、興業宣伝という商業主義、理解、名目を超えて「一部」の人に間違った特権主義(privileged orinciple)的思考停止状態を生み出すことは考えられる。

 (3)音楽の世界は、いち早くグローバル化が進んで世界各地の倫理、社会通念が混在して日常的に入り込む世界であり、ここ(国、地域)では非常識でもあそこでは常識という世界観念に浸される特権社会でもある。

 よほど強い精神性、判断力、意識でもない限りは、「おかしく」なることもある環境にはある。

 (4)しかし、それは自己満足のために自らの健康(これは自己管理の世界ではあるが)影響はもちろん、反社会的勢力の利益供与により社会悪(social evils)の勢力拡大に手を貸す社会的無責任性を負うことを普通は認識しなければならないことだ。

 この普通の認識が欠如するのは「特権意識」が働いている社会的未熟さ、幼さ、環境にある。
 報道によると冒頭のステージに飛び入り出演した飛鳥涼は、コンサートメインの玉置浩二さんに向かって自分の(当時の)騒ぎはあなたに比べたら問題にならないほど小さい趣旨発言をしたとされており、社会通念、パラダイム(paradigm)の未熟さ、幼さ、欠如がよくわかるものだった。

 (5)本日のメディア報道でも音楽関係者の「(禁止薬物使用の原因を)売れる歌を作り続けなければならないプレッシャー」という言い古されたあいかわらずのピント外れの言葉を紹介しているが、そんなもので禁止薬物に手を出していてはどこの社会、世界も同じで身が持たないというものだ。

 こんなことを理由、原因としては、これがたとえば音楽業界の歪(ゆが)んだ「特権意識、社会」をただ助長しているだけのことだ。

 (6)幸か不幸か音楽業界で名を成して成功した人は、その意識、意思にかかわらずに社会のオピニオンリーダーとしての責務も負うことになり、「社会悪」とは「対極」にいる(musician has the polar curve toward the social evils)自覚、自意識こそが求められている。

 もちろん、ほとんどのミュージシャンは知る限りではそうして活動しているはずだ。
 

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