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いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

違法・脱法ドラッグの規正。 readjustment of a drug of illegality & evasion of the law

2014-07-09 19:58:51 | 日記
 (1)国の規制というのは利益を受けるものもいれば、反転としての不利益を受けるものもいる。
 一部の利益者の便宜をはかるものでなく社会正義のパラダイム(paradigm)として公正、公平でなければならないのはいうまでもないが、最近特に社会問題化している脱法ハーブ(a drug of an evasion of law)吸引による自動車事故ほかの凶悪犯罪だ。

 販売されるドラッグ類の中には成分分析、解析に適切、早期の対応、措置を持たずに、直ちに違法ドラッグと認定できない種類のものが出回っている。
 「脱法」などと意味不明の名称で社会に出回ることに適切、正義な対応をしてこなかった国の不作為の政治責任は大きいが、疑問もなく(危険意識は国よりも少しはあっただろうが)国民、社会にも当然のように社会的(啓発)責任はある。

 (2)脱法ハーブ使用による凶悪犯罪、事故続発を受けてようやく厚労相が問題意識に気づかされて、共存してきた「脱法ハーブ」の名称の変更の必要性を唱えてみせたが、あなたの必要な問題改善策はそういう凶悪犯罪事故につながっているドラッグそのものが一般社会で公然と販売されていることへの規制と早期の成分分析、解析方法(method of analysis)の確立だ。

 問題事件続発を受けて、ようやく厚労省は脱法ハーブ類に対しての有害性のある「無承認無許可医薬品」の販売を禁じる薬事法の適用だ。
 脱法ハーブによる続発の凶悪犯罪事故の中で、実に国の対応の手ぬるさ、遅さだ。

 (3)仮にこれほどの社会悪を生むドラッグ規制を取り締まる法律整備が遅れている、なされていないのなら、国民の安全、生活を守るためには「特別措置」で一旦でも販売、取引きを全面禁止する「行政措置」を取ることだって必要不可欠な国民の間に大きな不安と不信を招く社会問題であって、国、政府の取り組む危険、危機認識、意識の欠如こそは大きな問題だ。

 安倍首相は国民の過半数が反対する特定秘密保護法、集団的自衛権の行使容認には異常に執着しておいて、国民の安全、生活に社会悪の影響を与えている脱法ハーブ類の凶悪犯罪事故に適切、十分な安全対策を見過ごしているなどと、まったく「あべこべ」安倍内閣というしかない。

 (4)脱法ハーブ類は「無承認無許可医薬品」(懲役3年以下または罰金30万円以下)として規制に乗り出すが、販売ルートがネット経由というルート問題もある。
 政府が一般医薬品のネット販売を許可した中での「脱法ハーブ」類のネット販売による個別の取引きが問題だ。

 今でも脱法ハーブ類は規制と新商品成分の開発のイタチごっこと言われている。成分分析、解析方法の確立は先端的医学技術開発力の高い日本では早期開発は可能だろう。
 脱法ドラッグ類のネット販売規制は厳罰主義で行くしかない。

 (5)違法ドラッグに手を染めるのは、まず興味本位、外部誘因の幼稚性、自分だけ特別の錯誤性、社会からの疎外性、人間関係の疎遠性だ。
 国民啓発運動として取り組む必要のある社会悪撲滅運動だ。政府が率先主導すべき国民啓発政策である。

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