(1)12原発19基が安全審査を申請中のなかで鹿児島県の九州電力川内(せんだい)原発の1,2号機が原子力規制委員会の安全審査をクリアした。
政府も原規委もともに再稼働を容認したわけでもなく、あとは地元自治体、住民の意向、同意にまかせた責任転嫁(imputation)の中での福島第一原発事故の後遺症が残ったままで事実上の原発再稼働(reoperation of atomic generation)の容認というわけのわからない話だ。
政府は将来エネルギー基本計画の重要ベースロード電源に原発再稼働を示しながら、原規委の安全審査に丸投げ、まかせて再稼働責任を押し付ける責任転嫁だ。
(2)原発問題が電力会社と立地自治体、住民の意向、同意だけに責任をまかせられるエネルギー、社会問題でもなく、政治が国民の安全と生命、生活、権利を保障する権利義務関係の中で適切に対応すべき重要政治課題でなければならない。
安倍首相はことあるごとに「世界で最も厳しい安全基準」による原発安全審査を強調していたが、かっての原発のつくり話の「安全神話」を彷彿(ほうふつ)とさせるだけの違和感でしかない。
(3)その証拠に原発再稼働は原規委の安全審査に丸投げしてまかせておいて、政治は関知しない方針を打ち出しての逃げの姿勢というおかしな方針だ。
原規委は原規委で、同委員長が「(審査をクリアしても)安全だとは私は言わない。これがゴールではなく(九電は)ますます努力する必要がある」(報道)と述べて、何のことはない「世界で一番厳しい安全基準」などに自信も責任もなく電力会社の自助努力(もちろんもっとも大切な要素ではあるが)にすべてをまかせるという、これまた責任転嫁オンパレードの様相だ。
(4)エネルギー供給体制、課題以上に、国民の安全、生命、生活、権利を保障する重要テーマの原発安全保障に対して政府も原規委も関知しない異常体制中での原発再稼働に向けた安全審査クリアだ。
地元自治体、住民はこのことを十分認識、考証しての原発再稼働容認の是非の判断をする必要があるが、責任を押し付けられた地元も大変な選択を求められることになる、ちょっと安倍政権、政治の無責任性は許し難いものだ。
(5)エネルギーのベストミックスは10年先に先送りして、将来エネルギー基本計画の重要ベースロード電源に原発再稼働を示しておいて、その再稼働責任は原規委の安全審査、地元自治体、住民の判断にゆだねるなどとても国のエネルギー政策、政治のレベルの判断とは言えないものだ。
福島第一原発事故の収束、技術対応力、体制もままならない後遺症の中で、地元自治体、住民は川内原発の再稼働など容認しようもないのが現実問題だ。
(6)そういう原発安全課題について、政府に課題をフィードバック(feed back)すべき必要がある川内原発の安全審査クリア、地元容認是非の深層心理(deep layer psychology of reoperation of atomic generation)である。
政府も原規委もともに再稼働を容認したわけでもなく、あとは地元自治体、住民の意向、同意にまかせた責任転嫁(imputation)の中での福島第一原発事故の後遺症が残ったままで事実上の原発再稼働(reoperation of atomic generation)の容認というわけのわからない話だ。
政府は将来エネルギー基本計画の重要ベースロード電源に原発再稼働を示しながら、原規委の安全審査に丸投げ、まかせて再稼働責任を押し付ける責任転嫁だ。
(2)原発問題が電力会社と立地自治体、住民の意向、同意だけに責任をまかせられるエネルギー、社会問題でもなく、政治が国民の安全と生命、生活、権利を保障する権利義務関係の中で適切に対応すべき重要政治課題でなければならない。
安倍首相はことあるごとに「世界で最も厳しい安全基準」による原発安全審査を強調していたが、かっての原発のつくり話の「安全神話」を彷彿(ほうふつ)とさせるだけの違和感でしかない。
(3)その証拠に原発再稼働は原規委の安全審査に丸投げしてまかせておいて、政治は関知しない方針を打ち出しての逃げの姿勢というおかしな方針だ。
原規委は原規委で、同委員長が「(審査をクリアしても)安全だとは私は言わない。これがゴールではなく(九電は)ますます努力する必要がある」(報道)と述べて、何のことはない「世界で一番厳しい安全基準」などに自信も責任もなく電力会社の自助努力(もちろんもっとも大切な要素ではあるが)にすべてをまかせるという、これまた責任転嫁オンパレードの様相だ。
(4)エネルギー供給体制、課題以上に、国民の安全、生命、生活、権利を保障する重要テーマの原発安全保障に対して政府も原規委も関知しない異常体制中での原発再稼働に向けた安全審査クリアだ。
地元自治体、住民はこのことを十分認識、考証しての原発再稼働容認の是非の判断をする必要があるが、責任を押し付けられた地元も大変な選択を求められることになる、ちょっと安倍政権、政治の無責任性は許し難いものだ。
(5)エネルギーのベストミックスは10年先に先送りして、将来エネルギー基本計画の重要ベースロード電源に原発再稼働を示しておいて、その再稼働責任は原規委の安全審査、地元自治体、住民の判断にゆだねるなどとても国のエネルギー政策、政治のレベルの判断とは言えないものだ。
福島第一原発事故の収束、技術対応力、体制もままならない後遺症の中で、地元自治体、住民は川内原発の再稼働など容認しようもないのが現実問題だ。
(6)そういう原発安全課題について、政府に課題をフィードバック(feed back)すべき必要がある川内原発の安全審査クリア、地元容認是非の深層心理(deep layer psychology of reoperation of atomic generation)である。