いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

トランプ大統領の再選。 re-election of president trump

2017-09-22 20:00:31 | 日記
 (1)トランプ大統領が初めての国連の一般討論で演説した。相変わらず米国第一主義を主張して、かねてから最大の国連出資国でありながら見返りは少ないと国連改革にも言及してきた。

 北朝鮮には「米国と同盟国の防衛を迫られれば、北朝鮮を完全に破壊する以外に選択肢はない」(報道)と述べて、強く非難し警告した。国連演説として異例の激しい口調だ。北朝鮮の拉致問題にもふれて「日本の13才の少女がさらわれた」(同)と北朝鮮を批判した。

 (2)その後の国連首脳昼食会では、安倍首相はトランプ大統領の隣りに坐りこれ(拉致問題発言)に謝意を述べたといわれて日米両首脳の親密度が伝えられていたが、現在の世界の首脳でトランプ大統領の隣りに坐りたい人など多分見当たらずに、おのずと空いていたのではないのかと勘繰りたくもなるところだ。

 そこでトランプ大統領の国連演説での北朝鮮壊滅警告に先だって、米国防長官が日本、韓国に被害影響のない方法がある趣旨発言があった。大規模な先制攻撃で北朝鮮を壊滅させる以外には見当たらないが、米国政府から発信される相当乱暴な北朝鮮対決姿勢だ。

 (3)トランプ政権は強硬保守系の重要スタッフを次々と解任して、現在の体制は調整型の融和協力派が強くなったともいわれて今後の政策の動向が注目されている。
 日本からみていてトランプ政権の半年は選挙公約を進めようとはしているが、ことごとく「壁」にぶち当たり、成果、効果はほとんどみられない。

 わずかに世界に圧倒的な経済大国の米国第一主義で国内経済優先策に世界が何となく従わざるを得なくなっているのがトランプ政権のわずかな面目だ。

 (4)この流れもせいぜい4年の任期中のこと我慢と思っていたら、最近のコラム記事では共和党内でもトランプ大統領の「再選」(re-election)が語られ始め、反トランプの代表である著名な映画監督まで「今のままではトランプ氏が再選する」と語っているということだった。

 耳を疑うような話だが、今回トランプ大統領を選択した大きなダイナミズム(dynamism)となった、いわゆる「ラストベルト」(経済労働荒廃地帯)の票を今後も支配できるのはトランプ大統領しかいないとの分析からだ。

 (5)しかし4年後の大統領再選まで現在のあきれたトランプ政治、政権が持つのかの危惧、懸念もあり、しかしまた米国民としてもよほどのことがない限り(日本からみればそのよほどのことが起きていると思えるのだが)自ら選んだ大統領を弾劾、罷免するようなことはしない。

 それが強い米国を標榜(ひょうぼう)する米国主義、社会、国民だからだ。あきらかに現実主義の強い日本の国民性とは違うところだ。

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