いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

日本人初9秒98。 japanese the first , 9.98seconds

2017-09-10 19:58:33 | 日記
 (1)あのウサイン・ボルトさんが「日本人もこれから10年のうちには9秒台で走る選手が出てくるだろう」(インタビュー趣旨)と予言していたが、ウサイン・ボルトさんも予想できないスピードの早さで桐生祥秀選手(21)が昨日の福井での日本学生対校選手権大会100メートル決勝で「いとも」早く日本人初(japanese the first)の9秒98の日本最高記録を達成した。

 (2)欧米を含めて黒人アスリート以外で100メートルを9秒台で走るアスリートがそうはいない中で、しかも足も短く身長も低い生理学的、基本的に身体能力に比較恵まれない日本人アスリートが9秒98の記録を出したことが非常に価値のある記録で讃えられるべきトップニュースだった。

 (3)日本人アスリートの誰かが9秒台を出すときには、ぶっちぎりで他を圧倒して勝つレースと考えていただけに、昨日の100メートル決勝は9秒98の桐生選手に多田修平選手が見た目にはわずかの差(10秒07)で続いて、他の選手もなだれ込むようにゴールインしてレベルの高さを思わせたレースだった。

 あるいは失礼ながらその前の太陽フレア(爆発)の影響で計時に誤差が生じているのではないのかと、偶然のめぐりあわせに考えてしまうほどの緊迫したレース展開での正真正銘の日本人初の9秒98の大記録達成の瞬間だった。

 (4)桐生選手は念願の大記録達成でもちろん喜びは表現しているが、それでもきわめて冷静で落ち着いていたのはまだまだこれから世界選手権、3年後の東京五輪を見据えての大きな山を見ていたせいではないのか。

 その後の記者会見でも隣りのトレーナーはところかまわずに目頭を熱くしていたが、桐生選手はいたって沈着冷静で落ち着きはらっていたのが印象的だった。懐の深さがみられて人間としての大きさも感じられた。

 (5)これまでは強敵が結集する大レースでは固さがみられて潜在実力が発揮できないことが続いてきただけに、この日の日本人初の9秒98の日本最高記録の達成で本来の実力日本一ともいわれる桐生選手がいつでも本来の実力を発揮するのではないのかの期待、可能性を持たせるものだ。

 (6)科学的トレーニング、データ蓄積、分析活用、考え方(5m、10mをこのタイムでこう走ればの積み重ねが100m9秒台)革命の結集で身体能力のハンデキャップを克服して成し遂げられた大記録ともいわれて、9秒58の歴史的世界最高記録保持者のウサイン・ボルトさんもきっと驚きの目で大ニュースを見たのではないのか。

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