(1)新春恒例の経済界の新年祝賀会が開催された。経済界トップの今年の言葉はスピード、アクセルと経済加速の言葉が目につき、人への投資、活かすもありGDP世界3位としての高い理想、理念の言葉は聞かれなかった。
speed &open(トヨタ豊田章男社長)、アクセルを強く踏む(JXTGHD木村康会長)、スピードと挑戦(セブン&アイHD井阪隆一社長)といざなぎ景気に次ぐ戦後2番目の好景気が続いているといわれる日本の経済好調を世界経済の好調を背景にさらに伸長させようという意気込みのみえるものだった。
(2)しかし日本経済の昨年は、有力企業での長年にわたる企業統治、倫理の欠陥、欠如、不正、事故が相次いで、将来の成長に不安を与えたこともあって、経営トップから経済界立て直しの決意と自戒の言葉が聞かれるべきだった。
リスク要因は18年人口問題(18才人口減少)の年の「人手不足」ということもあり、主要企業はAI導入が47%と半数に及びここ数年でさらに加速するのは確実だ。
(3)現在人力でまかなっている仕事の60%程度はIT、AIでまかなえるとの目算もあり、少子化時代を迎えてAI活用は避けては通れない企業時代を迎えている。
しかしAIが人間社会で万能というわけにもいかずに、こういう時代だからこその「人」への投資が求められる。
AIによる就職面接は採用されて、スマートフォンで各自が各自の場所で面接を受けることができて基準の明確化、公平化は高まっているが、人間の機微、人柄、思いやりなど仕事遂行能力に必要な情緒総合力、潜在力(potentiality)は人間が評価するしかないのではないか。
(4)まだまだAIもアプリ範囲内での規格的な反応、対応しか期待できない。ドラマにあるようにAIがアプリに反抗して全く逆の反応をするというようなことはまだ期待できない。
そういう意味ではAI時代の人材投資は将来に向けた資本として必要な部分だ。将棋、囲碁の世界ではどうも人間(棋士)対AIの戦いは人間に不利で決着はついたともいわれているが、経済はまだまだ瞬発力、機転力など人間力が発揮できる世界観でもある。それはAI時代が主流となればなるほど反比例して輝きを増すものものであると考える。
(5)経済界が日本、世界の経済好調を背景にスピード、アクセル(加速)ばかりにとらわれていると、企業内部の統治、倫理観が犠牲になってこれについてこれないことも懸念される。
新春の祝いごとでもあり、経営トップからは過労死対策など抱えた問題についての言及は聞かれないが、かっての高度経済成長期のようにスピード、アクセルばかりに目がとらえられると落とし穴もある。
speed &open(トヨタ豊田章男社長)、アクセルを強く踏む(JXTGHD木村康会長)、スピードと挑戦(セブン&アイHD井阪隆一社長)といざなぎ景気に次ぐ戦後2番目の好景気が続いているといわれる日本の経済好調を世界経済の好調を背景にさらに伸長させようという意気込みのみえるものだった。
(2)しかし日本経済の昨年は、有力企業での長年にわたる企業統治、倫理の欠陥、欠如、不正、事故が相次いで、将来の成長に不安を与えたこともあって、経営トップから経済界立て直しの決意と自戒の言葉が聞かれるべきだった。
リスク要因は18年人口問題(18才人口減少)の年の「人手不足」ということもあり、主要企業はAI導入が47%と半数に及びここ数年でさらに加速するのは確実だ。
(3)現在人力でまかなっている仕事の60%程度はIT、AIでまかなえるとの目算もあり、少子化時代を迎えてAI活用は避けては通れない企業時代を迎えている。
しかしAIが人間社会で万能というわけにもいかずに、こういう時代だからこその「人」への投資が求められる。
AIによる就職面接は採用されて、スマートフォンで各自が各自の場所で面接を受けることができて基準の明確化、公平化は高まっているが、人間の機微、人柄、思いやりなど仕事遂行能力に必要な情緒総合力、潜在力(potentiality)は人間が評価するしかないのではないか。
(4)まだまだAIもアプリ範囲内での規格的な反応、対応しか期待できない。ドラマにあるようにAIがアプリに反抗して全く逆の反応をするというようなことはまだ期待できない。
そういう意味ではAI時代の人材投資は将来に向けた資本として必要な部分だ。将棋、囲碁の世界ではどうも人間(棋士)対AIの戦いは人間に不利で決着はついたともいわれているが、経済はまだまだ瞬発力、機転力など人間力が発揮できる世界観でもある。それはAI時代が主流となればなるほど反比例して輝きを増すものものであると考える。
(5)経済界が日本、世界の経済好調を背景にスピード、アクセル(加速)ばかりにとらわれていると、企業内部の統治、倫理観が犠牲になってこれについてこれないことも懸念される。
新春の祝いごとでもあり、経営トップからは過労死対策など抱えた問題についての言及は聞かれないが、かっての高度経済成長期のようにスピード、アクセルばかりに目がとらえられると落とし穴もある。