いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

スーパームーンが照らす世界の非常事態。 super moon shines on worldwide emergency

2018-01-02 20:16:25 | 日記
 (1)新年が明けて夜空にはスーパームーン(super moon)のくっきりと鮮明な美しい月が浮かんでいる。今年の世の中とりわけ世界はこの月のように美しい地球を実現してくれるのか。

 昨年末にトランプ大統領がイスラエルのエルサレム首都容認を打ち出して、国連総会の緊急会合で米国のエルサレム首都容認の撤回を求める決議案が日本を含む賛成多数で承認され、パレスチナ、中東諸国では米国に抗議する市民デモが続き紛糾の中での年越しとなった。

 (2)国連のグテレス事務総長は新年のあいさつで「2017年は平和を願った」が「逆のことが起きてしまった」とこれ(米国のエルサレム首都容認)を「非常事態の警告だ」(報道)と述べている。

 国連としては核兵器禁止条約の締結に前述の米国のエルサレム首都容認の撤回決議と平和に向けた動きはみせているが、いづれも米国が参加せずに平和に向けた実効性のともなわない「非常事態」(worldwide emergency)が続いている。

 (3)ドイツではこれまでEUを主導してきたメルケル政権が昨年末の総選挙で単独で議会過半数を占めれずに、その後の大連立構想も進まずに「政権のない」(報道)まま年を越すというこちらも「非常事態」を迎えている。

 政権のないドイツ、メルケル政権の弱体化はEUの団結やEUとロシアとの確執、トランプ政権の保護主義政策に対するけん制力、対抗力も弱体化させるもので、ドイツ政治の混迷は世界政治、経済、指導力、テロ防止に対する影響力が大きい。

 (4)エルサレム首都容認への反発は年を越したばかりで動静はまだ聞かれないが、時間とともに先鋭化するものとみられてメルケル首相の調整力が必要となる場面も考えられるだけに、ドイツ政治の混迷の終息安定が必要だ。

 1日の新聞には韓国に亡命した北朝鮮元高官から「(金第一書記が)拉致問題の解決と引き換えに日本から巨額の資金援助を受けられることを望んでいる」(報道)との情報が伝えられた。

 (5)韓国亡命元高官の発言ということで、話題性が強く信ぴょう性には問題はあり、まして北朝鮮前金総書記が日本に対して拉致を北朝鮮の国家的犯罪だと認めたものに、拉致問題解決に被害者の日本が加害者の北朝鮮に対価として「巨額の資金援助」をすることなどありえないことで、拉致問題の解決(全員帰国)が悲願の日本の拉致被害家族の心情をもてあそぶもので、非常事態でしかない。

 (6)新年1日早朝から年を越した世界政治の非常事態続きでは、くっきりスーパームーンに顔向けできない。

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