いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

スポーツの日。 the day of sports

2020-07-15 20:41:54 | 日記
 (1)7月23日は本来2020年東京五輪開催日で「スポーツの日」(the day of sports)としてあらたに祝日になっている。東京五輪は新型コロナ感染拡大により1年先(2021年7月21日開催予定)に先送りされたが、祝日「スポーツの日」だけはポツンと暦にそのまま残ることになった。

 (2)今年の「スポーツの日」は20年新型コロナ感染社会の影響により東京五輪の延期が後世に伝えられることになり、社会的出来事として国民の記憶に残り語り継がれることになる本来趣旨の実体のない祝日となる。

 1年先送りされた2020年東京五輪だが、1年先でも世界的な新型コロナ感染拡大が収束しない事態が考えられて開催できるのか不安もあり、開催中止の声も聞かれる。

 (3)決定権を持つIOCは来年東京五輪開催の条件としてワクチン開発、実用化が必要だとの考えを示して(報道)おり、日本も大阪大などワクチン研究、開発、治験計画を進めておりしかし早くても安全性確認治験、結果を含めて安全実用化は来年にずれ込むことが考えられて、来年7月21日東京五輪開催に間に合うのか決定判断時期との関係もありギリギリの事態も考えられる。

 (4)来年東京五輪開催はワクチン開発、実用化がIOC条件であり、東京都、組織委員会は開会式簡素化を決定している。新型コロナ感染対策に1年延長による経費、大会人員の追加膨張を考慮してのものだが、これにはIOCは通常どおりの開会式開催を主張している。

 何かにつけて決定権を持つIOCと開催東京都との意見の違い、思惑の違いがあきらかとなって、安全第一で慎重なIOCと先行投資負担でなんとか開催したい東京都との不協和音の目立つ東京五輪問題だ。

 (5)アスリートにとっても1年延期は今年開催に合わせてきた準備、練習スケジュールを見直さなければならずに、今年にピークとなるアスリートとってはさらに1年延期は大変な時間の経過となり、代表辞退するアスリートも出ている。

 1年経過すれば急速に成長、躍進するアスリートもいて、今年開催に合わせた選手選考も適宜なものなのか選手選考の見直し、再実施も考えられる競技種目もある。

 (6)代表アスリートも新型コロナ感染社会で十分な準備、練習が行える環境にはなく、準備不足で来年東京五輪にそのまま代表アスリートが参加するのかもはっきりしていない不透明部分もある。

 東京都としては世界の代表アスリートに対して参加意向、どういう条件なら参加できるのかの実施調査をすることも来年開催に向けて重要だ。アスリート第一なら当然だ。

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