いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

都知事選と感染拡大。 election of the metropolitan governor & magnification of infection

2020-07-04 20:24:07 | 日記
 (1)東京都の新型コロナ感染者数が今日まで3日連続で100名を超えた。緊急事態宣言が出されていた5月上旬以来のことで警戒が必要だ。東京都も政府も緊急事態宣言の再発令、休業要請には消極的で菅官房長官は「入院患者が増加傾向にあるものの重症患者数は減少している」(報道)として緊急事態宣言の再発令には否定的だ。

 (2)東京都の感染事態が5月上旬の警戒レベルであり、「入院患者が増加傾向」であることが問題であり再び医療崩壊危機を招かないためには遅れたとされる前例を教訓に早めの対策は必要だが、再び緊急事態宣言や休業要請では再開した社会経済活動が腰砕けになり、飲食店など個人営業への影響リスクも大きく慎重な判断とみられるが、今東京都は都知事選が終盤を迎えて小池知事にも政府にもここで下手に動けば「票」が離れる、逃げていく懸念、心配が大きいと考えるのではないのか。

 (3)再び休業要請では企業、個人営業への支援、給付も行政手続き、制度で遅れている現状では、再選を目指す小池知事、小池知事を実質支持する自民党にとっては再び緊急事態宣言、休業要請では「票」が離れる、逃げることが懸念としてあると考えられる。

 新型コロナ感染拡大社会の中で経済活動優先を進めるのはけた外れの世界最大の感染国米国の政策と同じで、都知事選中でなければ第1波での緊急事態宣言の遅れによる全国的感染拡大を招いたと指摘される危機感から東京都の感染者100名以上が3日間連続で発生したことを受けて早めの警戒感、対策が打たれる必然性があったのではないのか。

 (4)それが社会経済活動の継続効果の必要性であれ、都知事選への支持、票離れへの懸念、心配であれ、東京都の感染者が再び急増したことに菅官房長官の筋違いの訳のわからない説明では都合主義でしかない。

 東京都も政府も政治日程を優先した新型コロナ対策であり、再び国民(性)の理性、自制、自覚、判断、行動で乗り切れるとみているのか、今回の東京都感染者3日連続100名以上は20代、30代中心(70%)であり、このまま行動自制が働くのか警戒が必要だ。

 (5)東京都、政府の新型コロナ感染対策には国民の健康、生活第一、優先の気構え、決意が伝わってこずにここでも政治的、政局的判断が働いており国民との乖離が大きい。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする