サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

タイトルに偽りなし。/ずみ子「事件はスカートの中で」 2巻

2021-01-05 | 単行本感想
ほとほ可愛い。








1巻の感想の時、
面白いけど何の漫画なのかはよく分からない・・・みたいな事書いたと思うんですけど、
この2巻を読んでみてもそれはよく分かりませんでした(笑
大筋は青春ミステリー?
でも、倫理観無視した変態漫画な気もするし、
かと思えば物凄い純粋な百合漫画な気もする・・・
けど、
正直それも面白ければ個人的にはあんまり気にしないというか、
まあぶっちゃけジャンルとかで括れない曖昧なものこそ素晴らしい気もするし。
ただなんというか、かなりぶっ飛んでる漫画だよなあ。っていうのは2巻目でより強く感じました。




お言葉に甘え(略



1巻の時も思ってましたけど、
ちょっと・・・いや、かなり、かな
登場人物の思考が歪んでるというか、
倫理観とか一切無い立ち振る舞いをしてるんですよね
ほとほの母親は娘に性行為を見せるのが性癖のこじれてる変態
主人公の優夏は承認欲求の為なら散財も露出もいとわないナチュラルな変態
そして、ほとほはそんな優夏の露出狂っぷりを手伝っているよく分からない考えの持ち主・・・
普通なら、
ほとほのやってる事に怒るはずなんですけど、
承認欲求の為なら何でもする優夏にとっては大事なサポーターであり友達なんですよね
そんなほとほ自体も、どんどん露出する快感に目覚めていく優夏に夢中になってる風にも見える
作中では、
ほとほの母親と、
優夏に関しては心理描写がありますけど、
ほとほに関しては結構謎が多いのでその点ではかなり続きが気になる漫画です

でも結構、
やってる事が良くも悪くも前衛的なのでその意味では万人受けとかは無いかもしれません
ただ色々な意味でアブノーマルな行為をやってる二人のスリルに惹かれてしまうのもまた事実
というより、元々イケない事をフィクションで楽しめる人向けの漫画として描かれてると思うので、
その意味では平坦な毎日に飽き飽きしてるような方に向けた刺激的作品・・・なのかも、です。
なんせ、学校サボって露出プラン試しに行きますからね、この子ら(笑




露出しといてこの笑顔は・・・性癖に刺さる



でもなんか、
不思議と・・・
キラキラしているな。というか、
ほとほも最初の頃と比べてイタズラ気味な表情が少なくなって、
どんどん目覚めていく優夏に純粋に惹かれていってる様にも見えるんですよね
そういう観点から読んでると想定以上に胸が熱くなってしまう自分も居ますね
不思議な友情だな~、というか、
有無を言わせない女子高生の煌きを感じたりもしてました
アブノーマルだけど、
どんどんエッチに目覚めていく優夏(ちなみに別に性行為とかはしない)、
そんな彼女にゾクゾクしているほとほ・・・と、ある意味それが彼女の性癖かな?と思いつつ、
多少狂った世界観の作品が読みたい方にはうってつけの漫画に仕上がってるのではないでしょうか
 最後には、
物語の謎がちょっと解けて終わるんですが、
それもまた絶妙だな~というか、
益々3巻が気になる塩梅で終わるのもニクいです
そして、段々このタイトルに相応しい漫画になっていくのもまた秀逸ですね

あらゆる意味合いで型破りな本作、
正直どういう顛末になるのかも分からないんですが、
だからこそ想像のし甲斐があって面白い漫画に仕上がってると思います
3巻も早く読みたいですね。。









個人的には真面目ちゃんに嫌気が差してるような、
そういうフラストレーションを晴らしてくれるタイプの作品に感じてます
それと、結構変態性の高い内容なのに絵柄は素朴というか自分好みなのもやっぱイイです(笑
2巻になってほとほがより可愛く素敵な美少女になってる気がしました。。
それと、優夏のサービスシーンがなんだかんだ大好きです!←←←