サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

君はストーカー。/青年少女よ、春を貪れ。 第五話「ごめん」

2021-01-29 | 山田シロ彦
千鶴さん、官能的。。








音無さんはかなりサイコなストーカーでした
勝之、正直「事件(?)」が気になって約束を先延ばしにするんじゃないか~って思ってましたけど
(っていうか自分ならそうしてしまうかも、という観点から)、
ちゃんと熟成肉迎えに行ったのには感心しましたね
しましたけど、
まさかその様子を音無さんが見てるとは思わなんだ。。
ハルにあまりに固執するあまり、
他人にマウントかけまくるモンスターと化してるなあ、とか感じましたが、
これが所謂「依存症」とかいうやつなんですかね。

個人的には、
今でも「昔好きだった友達に会いたい~」とか心の中で切望する事もあるっちゃあるので、
音無さんの感情も1ミリも理解出来ない訳ではないんですが、
しかし、
ここまで来るとちょっと異常な気もする・・・し、
完全に他人の家庭ブレイカーと化してる気もするけど、
でも、
そこまで強い想いがあった、、、という事の裏返しな気もする
そして、それほどまでに他人に狂ってしまう執着心は見てて面白くもありました
厄介だし多少ウザくはあるけど、ぶっちゃけ「悪」でも「敵」でも無いのが憎めない要因かも
死んで随分経った今でも思い続けて行動してる~のはある意味健気にも映るし・・・。







ただ、
どうなんだろう・・・
さっき家庭ブレイカーとか書きましたが、
彼女の言ってる事も的を得てる気もするんですよね
確かに、
ハルとは真逆の彼女をハルを忘れないまま何となくキープしてる気もするし、
勝之がどっちつかずなのも事実っちゃあ事実なんだと思う
何より、
件の疑念が「真実」だった場合、
彼女の無念を晴らさずに居ていいのか?という気持ちと
きちんと過去とケリ付けてから千鶴さんに向き合った方がいいんじゃないか?っていう気持ち。
そういう感情がいち読者としては消えないしモヤモヤとしては強く残りますよね
勝之が行為の最中に萎えたのも分かるけど、、、
罪悪感から、
「そういう気分」にはなれなかったんだと思う。

じゃあ、
ちょっと千鶴さんを待たせてまでも、
真相の追及に走るべきなのか~って言えば、
それはそれで傷付く気もしますね
だって、
それって、
「自分を見てくれない」と同義ですから。
今回でも正直“女性として”報われてないとも言えますしね
中々難しい・・・だからこそ、切なくて面白いドラマが生まれている、とも言えますが。
次週以降の千鶴さんの反応が凄く気になりますけど、
デート半分すっぽかしに加えてSEX拒否は結構ダメージ深いかもしれないです(汗
自分を大切にしてくれてない~と感じると離れちゃう可能性もありますからね
 
それと、
音無さんと会ってた事実をもし彼女が知ったら、
絶対にこじれてしまうでしょうし、、、
うん。
取り敢えず、
頑張れ、勝之・・・・・!!!!(俺も応援してるから!)








ところで、
情事のシーンは非常に艶めかしい印象ですっごく良かったです・・・!(ニッコリ)
「凛とチア。」が青春推しだった分、
今作は“オトナの恋愛”を中心に描いてる気がする
その変化もまたシロ彦さんファンとしては非常に楽しいですね
淫らに勝之にアプローチする千鶴さん、、、最高です
おっぱいだけじゃなく、
足がまたエロティックで、
表情も“オンナの欲望”に満ちていて素晴らしく・・・・・って、
平日の22時に何真剣に性欲全開の文章書いてるんでしょう、自分(笑
 でも、
千鶴さんの愛を求める姿勢が存分に伝わって来てホント質の良い行為のシーンでした
それだけに、勝之に迷いとかが生じて最後までイケなかったのはとても残念
しかしこういう風に登場人物の「本気の葛藤」が拝めるのも良さ、ですよね。