サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

THE NOVEMBERS「Misstopia」11th Anniversary‟Ceremony”@恵比寿LIQUIDROOM 21.11.11

2021-12-18 | LIVE








先月、11月の11日、
ノーベンバーズのライブを観に恵比寿に行きました。




このライブは、
「Misstopia」及び「paraphilia」の楽曲を中心として行うライブだったんですが、
前のブログを見てくれていたような方なら分かると思いますがリアルタイムで感想書いてるんですよね。。
それが、
もう❝11年前❞なんですよ(!)。。
ちょっと不思議な感覚でした
自分も、
すげー長い事継続してレビュー活動行ってるんだな、、、と純粋に想いましたけど、
所謂ノーベンバーズの歴史の中でも初期に該当する類の楽曲を中心に演奏されてたんで、
当時からライブを観て感銘を受けてた身としては、やっぱりとても感慨深い一夜ではありました。
 また、
10年くらい前のノーベンバーズって、
リキッドルームが主戦場みたいな時期でもあったんですよ
大体ツアーファイナルとかはリキッドルームだったイメージがあって。
ちなみに「Misstopia」のツアーファイナルは今は無き赤坂ブリッツでしたけどね(笑
そういう意味では、あの場所で・・・しかも、数年ぶりに参るリキッドで観れたのも嬉しかったです。








一曲目は、
やはり王道で「Misstopia」。
変にひねくれず直球で来た事によって特別なライブが始まった感がありました。
更に、
数年ぶりに聴く「para」では、
早くも濃密なギターフレーズの気持ち良さに陶酔しちゃってました
この曲、11年~10年前では準レギュラークラスの楽曲だったんですよね。
それを、あれから10年くらい経って、無事に生きてて今聴けてる~っていうのもまた胸に来る
しかも、あの頃よりもギターサウンドが更に鋭利になってる感覚もあって余計に感動

メロディアスなベースラインにも酔い痴れたポップで美しい「pilica」
そしてそれこそ10年くらい前にこの場所で新曲として初めて聴いてた「パラダイス」、と
往年のファンがニヤりとする選曲が続く
この曲は、
独特のレイヴ感があってそれもまた今ならではの良さだったように思う
叩き付ける様に「Figure 0」、
迸る攻撃性に格好良さを余すことなく感じた「Guilmore guiltmore」、
そして超絶レア曲「Sweet Holm」(!)と悶絶もののセトリに小便チビりそうになってました
 この曲、
当時めちゃくちゃハマっていて、
でもライブでは全然やらなかった曲だったんですよ
リリース近辺であんまりやらなかったらそりゃもうレアになっちゃうわな
だから、独りで部屋の中で爆音で踊りながら聴いていた・・・っていう個人的な思い入れがあって笑
ずっとこの曲をいつかライブで聴きたい。と思って当時から聴いてたんで結構ビックリでした
抑圧による耐え切れない想いを絶唱と共に吐露する切実なフレーズに完全に陶酔状態
この曲はあまりライブでやってない所為か音源の正当進化というイメージで、
それも逆に当時の自分に聴かせたい感じで良かったかな、と。
この選曲と演奏には涙腺揺さぶられました。。


染み入るように歌われたバラッド「keep me keep me keep me」もまた素晴らしい出来栄えでした
この曲は割と当時はよく演奏してたイメージですけど、あの頃とは年も重ねたんで、
こういうバラード系の曲に対する興味が当時よりも強いんですよね
若い頃ってどうしても激しい曲ばっかに夢中になるから笑
そういう意味だと、
今このタイミングでこの曲を聴けたのは、とても良かったです。

ケンゴマツモトのギターフレーズが飲んだ次の日の朝のみそ汁レベルで沁みまくった「ウユニの恋人」、
あまりの気持ち良さに身も心も完全にトリップ状態で実に最高だった
こういうのを幸福って言うんだろうな、、、と思いつつ
ここで、
「Rhapsody in beauty」と割と近年の曲を投下
迸る疾走感に煽られながら、
怒号のようなシャウトが会場を襲う「dnim」、
かと思えばライブハウスをクラブに変えてしまった妖艶な「New York」、
痙攣してるみたいな衝撃的なギターサウンドに耳奪われた「dysphoria」とどんどんフリーダムな相様に!
そこからの「Ghost Rider」は有無を言わさぬロック・スター的な格好良さで魅せていて、
一曲一曲大胆に表情を変えていく独特のセトリが兎角刺激的で良かったです
新旧織り交ぜてても、
例えば「dnim」のカオティックな迷宮感はより一層グレードアップしていたりして、
違和感を与えない今のTHE NOVEMBERSの演奏力が素晴らしかった。
完全に・・・先述の繰り返しになりますが、
陶酔出来るレベルのステージングにまで昇華されてた感覚が確かにありました。あります、だね。今も。


ド迫力の「Xeno」で爆音のシャワーを観客に浴びせまくって本編は終了
ビートの全力疾走に完全にヤラれつつ、
アンコールでは、
珍しく多弁な小林祐介がそこにいました
当時の自分らがこのライブを観たら衝撃でやる気失くすと思う~とか語ってた気がしますけど、
なんか、その・・・予定調和ではない意外性のある展開含めて面白いライブでした
 ただ、
MCだけでなくアンコールの内容も凄く良かった
「mer」ではうってかわって、凄く丁寧に丁寧に言葉を紡いでいて、
特に最後の「これからどこに行こうかな」ってフレーズはゾクッとするレベルの歌声、かつ、
心の奥まで届くような繊細なボーカルでもあって・・・その緩急も素晴らしかった
ロック・ショウ的なアプローチも出来るけど、歌を中心に聴かせる事も高いレベルで出来るという。
最後の最後の「RAINBOW」に関しては、今年の夏に観た時よりもロック度が増してる上に
より鮮烈なサウンドに生まれ変わってるような気がして衝撃的なラストでした
今振り返ると、
単にコーストよりも狭い会場でしかも前の方で観てたからそう思ったのかもしれない、けど、
だとしてもそう感じたのは事実なので、素直にそう書きたいな~って純粋に思いました
本当に感じた事が自分にとっては、すべて。
七色の照明も見事でロックで未曽有の景色を、感動を、
はっきりと魅せてくれたライブに仕上がってて、ホントに会心の一夜だったように感じましたね。

THE NOVEMBERSは、
いつだって今が最高なバンド。
当時の曲もノスタルジーを越えてよりアップデートされた形で聴かせてくれた、
そんな手さばきに大感謝!!!!!!!!!!!なワンマンでした。。
ありがとうございました!!
2022年も、追い駆けるのでよろしくお願いします。もう既に来年のツアーチケットは購入済みであります。







セットリスト(全17曲)

Misstopia
para
pilica
パラダイス
Figure 0
Guilmore guiltmore
Sweet Holm
keep me keep me keep me
ウユニの恋人
Rhapsody in beauty
dnim
New York
dysphoria
Ghost Rider
Xeno

mer
RAINBOW










最後に、
物販で「Misstopia」のグラフィックTシャツ買いました
THE NOVEMBERSのジャケットはどれも美しくて大好きなので、
今後もまたこういうの出してくれたら嬉しい、、、かもしれません(笑
それと、
ツイッターでレポに反応して下さったノベンバファンの方々にもこの場を借りて御礼を申し上げます。
いつも、ありがとうございます!