サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

自分のせい。/青年少女よ、春を貪れ。第三十九話「ごめん、ハル」

2021-12-20 | 山田シロ彦









・・・でも、結局、
何が「幸せ」なんて誰にも分からんよね
何かで成功して名声を経てお金もあって全部を手にしてるんじゃない?っていう人でも
ニュースとか観てると自死を選ぶ事も「普通に」ある訳じゃないですか。
俺は、
自分自身が名声も富も持って無いので、
ごくごく自然に羨望の想いを誰かに持ったりもするけれど、
ただ、
そういう人たちはそういう人達ならではの「苦悩」もあるんじゃないか、とかハルの姿を見て思いますよね
だって、逆に言えば、普通であるからこそ常にプレッシャーと隣り合わせ~という事も無いですしね
はっきり言っちゃえば名声も富も無い方が(ある意味)気楽に生きられるじゃないですか笑
なので、個人個人が今幸福かどうかなんてただ外から観て推し図れるものじゃない
それは、
わゆちゃんの涙とセリフが物語ってますよね
コンプレックスがあったのは事実だけど、それでもわゆちゃんは今は生きてて、
ハルは自死しちゃってる訳で・・・なんか客観的な情報とか評価だけで人は推し図れない物だな、と
それこそ人の内面なんて他者には絶対に永遠に覗けないものですし、
その人の苦しみはその人だけのものでしか無いので。







みんながみんな、
「自分の所為」でハルは死んだと思ってる
勝之は風邪で休んだこと、
わゆちゃんは話を聞いてやれなかったこと、
亮は父親を誘ってしまったこと・・・それらは、それぞれ事実だと思うし、
実際そうじゃない道を選んでたら未来は変わってたのかも知れない
が、
それぞれに思惑も事情もあっただろうしね
人は誰もが常に成熟した行動を取れるほど完璧な生き物では無いので、
仕方がないことではある

もうハルは亡くなってて
死人は口を聞けない
今、
彼女の為に何かをしたって
全部自己満足でしか無いとは思う
それでも、
勝之は優しいから—――――
きっとハルの為に「何か」をするでしょう
そして、それにはわゆちゃんや亮、そして龍樹も・・・参加してくれると思う
音無さんは未だ自分の非を認めてないし、古崎さんは何考えてるのかまだ分からないけど、
彼女らもきっと根は良い人だと思うんで、、、多分、最後はみんなで何かをするんじゃないかな
その前にラスボスだと思われるハルの親父に会いに行くとは思うけど(汗
・・・うん、
それもある意味楽しみですし、
物語としては順当にクライマックスに向かってる気もします
この漫画の感想は(前作を途中で感想止めてしまったのもあり)最後まで書くと思います
自分自身、こういう人間関係のいざこざを描いた物語が大好きというのもあり笑
正直、週刊の感想ではこれだけは絶対に完走するつもりでいます
かなり遅れをとってますが、
必ず追い付くのでもし良かったらこの後もご閲覧の程よろしくお願いします!!









プライドの塊のような音無さん、
彼女がこの後「素直」に謝れるかどうか・・・も気になります
この内容自体が既に1か月前のものなので、どんどん読み進めて追い付いてやるぞ~!