サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

リーガルリリー「LIVE HOUSE TOUR2024」@渋谷CLUB QUATTRO 24.4.11

2024-04-23 | LIVE











4月11日にリーガルリリーのライブに行きました。









このツアーは、
ドラムのゆきやまさんが脱退してから初のツアーでした
3ピースのガールズバンドで途中ドラムが抜ける~っていうのは
まんまチャットモンチーみたいだな、、、と2人になったアー写を見て思いました
(ちなみにチャットモンチーのライブは3人の時も2人の時も観ました)。
ただ、
Show must go on
続けると決めたのならば、バンドは転がって行くと思うので。
その新しい一歩を是非観ようと駆け付けた公演でした
っていうか、
この公演のチケットを取ったのは脱退の発表前だったんで結果的にそうなってしまったんですけどね笑
しかし、結論から書くとまた一つ新しくなったリーガルリリーが垣間見れた公演になってました
それでは、以下。











チケットは勿論ソールドアウト。
見事なスシ詰めだった。。
仕事終わりには、
(悪い意味で)効くぅ~って感じの・・・まるで満員電車みたいな距離感で
自然と吊革を取りそうになってたのはいかにも東京砂漠の住人。ってカンジでそんな自分に苦笑しました
まあ住んでいる場所は千葉県なんですけど.....それも田舎の方ね。
 そう言えば、
ライブ前のBGMで管理人の大好きなbloodthirsty butchersの「JACK NICOLSON」が流れまして、
はっきり言ってものっそいテンションぶち上がりました(笑
なんか、こう、吉村さんの血が途絶えてない様な気がして。
ちなみに終演後には54-71が流れてたのも記述しておきます(最高)。

ライブは、
まずバラッド「教室のドアの向こう」から静かにスタート
そこから、アグレッシヴに今年に入って出た新曲「17」を威勢良く叩き付ける。
サポートドラマーはUraraさんという方だったんですが、
オルタナロックというよりも、
パンクロックに近いドラミングに感じられて
それがまず面白かったのと、この曲には特にハマってる様に感じましたね
本当に、初期衝動がそのまんまステージの上で出ている感じ.....がとても痛快で良かった
そして間奏のギターフレーズがとても綺麗だった。


エモの匂いがする「トランジスタラジオ」
そして、ドクドクとビートを刻むベースラインにも魅せられた「スターノイズ」
今まで以上にヒリついた印象にも思えた「東京」とMC無しでガンガンと楽曲を放っていく
去年出た曲の中でも、
特にライブで育っているイメージの「ハイキ」は
やっぱり生で聴くあのギターリフに魅了されそれだけで堪らない気持ちになる。
サウンドはある意味歌詞以上に歌詞してると想う時もあり、この曲のギターは正にそれだった。
 ど真ん中を射抜くオルタナチューン「GOLD TRAIN」はこの日も流石の完成度
加えて、
ギターロック的な疾走感もあって
その独特な世界観で観客を魅了していく
そう言えば、
Uraraさんのドラムをパンキッシュと表現したけど、
勿論じっくりと聴かせる楽曲の時はしっかりと曲の作中観に寄り添っていました
「蛍狩り」とか、ね。そういう意味では器用さも感じられましたね。


ドラムと言えば、
駆け抜けるドラミングで聴かせた「60W」
この曲はTHEライブバンド!って感じが如実に伝わって来て特に素晴らしかった
ドライブ感たっぷりのベースに、三位一体のパンク感、更にエモーショナルな歌唱...と
強いエネルギーを感じる一つのハイライトにも思えました
こういう直情的な爆発力は、
新体制で生まれつつある一つの味なのかも
しれない。
 「蛍狩り」では、
「怖くないよ」と赤子をあやすかのようなほのかさんの歌と、
情感豊かなギターフレーズに思い切り耳を浸らせる。
ガレージロックばりのギターフレーズにも痺れた「猫のギター」
サビのメロディラインの疾走感にやられた「春が嫌い」・・・と矢継ぎ早にロックナンバーを投下していく。
この日はMC少な目で...
いや、
いつもそこまでたっぷりMCしているイメージも無いんですけど、
特に少な目でただただシンプルに曲を聴かすような公演にも感じられました。

ライブもクライマックスに突入。
ちょっと久々に聴いた感のある「たたかわないらいおん」
いつにも増して「戦わない。」というメッセージが胸に来る歌唱に感じました
SNSとかだと常に誰もが何かと戦ってるイメージもあったりしますけど、
自分は正直そことは別の場所でのんびりしたい気持ちもある
そんな想いに重なった感覚もありました。
 更に、
恒例の冒頭のゴリッゴリのベースサウンドにも唸った「1997」
「片道切符を失くさないように」という歌詞が、
最近の自分には刺さった

どんどん疲れやすくなって来てるし、
そういう身体のケアとか休む時間の管理とかも段々必要になって来てるので。
それ以外にも、色々....
うん、
この曲はライブで聴く度にグッと来ている曲の一つだなあ、と。


MCで「今年で結成10周年」と告げると拍手が沸いた
ほのかさん「バンドというものに出会って、ライブハウスに通って」
「同じ空間なのに、教室とは息の仕方が全然違った。」
みたいな発言をし、
(すいません、ニュアンスです。正確では無いです)
そのままエモーショナルなGソロも光った「教室のしかく」を演奏
心地良いミドルバラッドに浸りつつ、
続けて、
切ない匂いのするバラッド「好きでよかった。」と
最近のライブではあんまり聴いた事のない曲が結構多かった印象もある
憎悪を含む心情をぶちまける「魔女」をステージに叩き付け、
ドラマーが代わった印象かよりアグレッシヴにも感じられた「リッケンバッカー」で本編は終了
激しくも美しいギターソロ、「ララ~」のインパクト大の歌唱も光りつつ、
今のリーガルリリーのロックンロールを真っ向から表現して
この日のライブは終了。
新しい体制、
新しい楽曲・・・
ゆきやまさんのドラムが聴けないのは勿論寂しい気持ちもあるけれど
その代わりに新しく始まっていくバンドの息吹も十二分に感じられた、
再び走り出したリーガルリリーの❝魂❞が垣間見えた手応えバッチリのライブでございました
ありがとうございました!!











1.教室のドアの向こう
2.17
3.トランジスタラジオ
4.スターノイズ
5.東京
6.ハイキ
7.GOLD TRAIN
8.60W
9.蛍狩り
10.猫のギター
11.春が嫌い
12.たたかわないらいおん
13.1997
14.教室のしかく
15.好きでよかった。
16.魔女
17.リッケンバッカー

18.キラキラの灰
19.せかいのおわり
















アンコールも敢行。
たかはしほのかさん「10年前にゆきやまとライブハウスで出会った」
「ドラム、上手っ。と思って誘ったけど、最初は断られた笑」
「(バンドをバンド名の百合の花に例えて)ゆきやまが沢山このお花に栄養を与えてくれた」(ニュアンス)
「(この生命体を)枯らさないように」
「このお花にみんなで水をあげて、すごいお花に出来たらいい」
・・・みたいな、
ああ、
今振り返ると
かなりうろ覚えなんですけど笑
こういう感じの事を切々と語ってた記憶があります
以前の3人のお花は散ったけど、
花は枯れてまた咲くものだから、また今ならではのお花になっていくんでしょうね
 その決意表明にも聴こえた最新の新曲「キラキラの灰」
これが、
実は今回のワンマンでは一番格好良く感じた。
人気アニメのED曲だけあっていつも以上にポップで開けてる印象があったし、
何より、
キラキラの灰になって踊る~っていう
正にロックバンドそのものなテーマ性がとってもイイな!
と。
ギターのフレーズも格好良いし、分かりにくい様で実はストレートな楽曲だとも思うし、
タイアップ曲とは思えないくらい今のリーガルリリーの状況にフィットしている曲にも感じましたね
最後は、
バキバキ感もあるロックナンバー「せかいのおわり」にて〆
勢いよく転がる様なドラミングにも感化されつつ、
確かな"はじまり"を刻んで見せたリーガルリリー
今後も新ツアーに対バンなど各地をガンガン回っていくみたいなんで、
興味がある方はお近くに来たならば是非是非.....っていうトコロですね
かくいう自分も、再び転がり始めたリーガルリリーのその後をちょくちょく眺めにいくつもりです!