サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

久宝留理子 Birthday Live 2024「元気です!Vol.13」@二子玉川GEMINI Theater 24.4.21

2024-04-26 | LIVE










先週の日曜日、二子玉川で久宝留理子のライブを観ました。










久宝留理子さんは、
90年代に活躍していた歌手で今でも現役バリバリで歌手活動をされています
ちなみに自分がブログとかで取り上げるのはこれが初めてですね
今年の冬くらいに新宿のタワレコでベスト盤を購入しまして
それ以来ハマってるんですよね
そう、
最近通勤時にもめっちゃ聴いてるし、
令和になってからそこそこ経ちますけど今が一番よく聴いてるんです
そこには、
本当に自分がガキんちょだった頃の音楽を掘り下げている~とか他の要因もあるんですけど、
やっぱりあのコブシの効いた声、そして艶っぽさも同時にあるボーカリゼイションに夢中になってますね
なんか不思議ですよね
子供の頃そこまで熱心に聴いてた訳じゃないのに、
今になってハマっている、今が旬、むしろタイムリーな存在である、っていう。
こういう事があるとずっと歌い続けてくれている事に本気で感謝しますね
子供の頃は、
「久宝って名字カッケェな。」ってずっと思ってた記憶がありますね笑
90年代前半辺りのピュアネス漂うポップスが大好きなんで今回行けて本当に良かったです。











鈴木結女さんから。「忍空」のテーマソングでお馴染み(CD持ってる)。



そう言えば、
この日は久宝さんの55歳の誕生日でした
毎年恒例らしいんですけど、この日は本当の誕生日での公演だったみたい
小学生の頃久宝さんと言えば自分の世代よりもちょっと上のお姉さんってイメージがあって、
しかし管理人が今30代後半なんで思ってたよりも大分お姉さまでした
でも、
未だに綺麗でしたし、
笑った表情とかは若い頃を彷彿とさせましたね。
 そうそう、
今回のライブって
お客さんの年齢層がかなり高くて。
なんか自分と同年代の方すら見当たらないイメージで
だからしょっちゅうライブに行ってる癖にえらい緊張してました
このライブハウスも初めてで結構落ち着いた大人の空間~みたいなハコだったのもあり、
珍しく結構ドキドキしながらの参加でした
でも、
それも今振り返れば初心に戻れた様で良かった気はしますね(笑
二子玉川にも初めて来ましたが良い具合に発展している(?)面白そうな街でした。



井上昌己さんからも。セイントテールのEDでお馴染み(CD持ってる)。




ワクワクしながらその時を待っていると、
バンドメンバーが出て来てファンキーな前奏からスタート
ジャムセッションみたいなラフで格好良いサウンドからの「泣くだけ泣いたらおやすみ」
この曲、
ライブだとオリジナルのフリがあって掴みには相応しい楽曲でした
初めての久宝ライブ、いつもとは違う客層に緊張してたのが、一気にただただ楽しい空間に!
そして啼きのギターが火を吹く代表曲の一つ「プライド」が早くも投下される
この曲、
近頃通勤の時とかに聴いてテンション上げてたから自分にとってはかなりタイムリーでした(笑
「あなたがいないなら」の部分でお客さんを指差すポーズしてたのもグッと来ました
それと、
正直声に関して言えば
俗に言う全盛期とそこまで変わって無い様にも思えた

今も相変わらず上手かったし、サビの色気も素晴らしかったですね
まず❝健在っぷり❞をリアルに体感出来たのが初参加の身としては嬉しくてテンション上がってました。

MCで「のっけから良いノリ!」
「(今年で)GO!GO!(55)ですよ」
「90年代を駆け走って来て...(中略)今でも私を忘れないでいてくれて嬉しい。」

冒頭からエモいMCが炸裂する。
そこから、
ファンキーなリフも格好良いロックナンバー「いっそ牢屋で眠りたい」と
ハード・ロッキンな作中観で空間を盛り上げて行く
この曲ではサックスソロもあって
それも痺れる出来だった。
そして
これまた大好きな「コンクリートジャングル」
Bメロの歌唱に「歌上手い!」と感動したり久宝さんと目が合った!?と興奮したり(笑
音源よりも大人っぽいアレンジに仕上がった演奏含めてこの曲もまた出色だった
それと、
この曲の歌詞は正直令和の今の方がフィットしている感じもしました
今ってSNSの発展であの頃以上にこんがらがってる感あるから...
健在。と言えば
全盛期のヒット曲「reduce」も良かった
この辺の曲を外さない辺りご新規に優しいセトリになってましたね
あの頃と変わらない伸びやかな声と艶っぽいボーカルにひたすら陶酔していました
それと、「キズあと」の部分の胸に迫る絶唱がまたスゴかったです。。


セトリ豪華だな!
ひったすらに楽しい~!!とアドレナリン出まくりの中、
一旦クールダウンのMC。
お客さんの健康を気遣う発言の後で
「~という年齢なんです!」と言ってたり、
「コロナになった時はニュースにもなって~」
「(ロックダウンの事を)ロックアウトだっけ?」
「ソーシャルディスタンス・・・これ、合ってる!?」

等々、
良い意味で天然なお話で場を和ませていました
そこから、
最新のシングル曲「サクラサク空の下で」を披露
これ、多分20数年ぶりくらいに発売になったシングルCDの曲であり、
作曲が久宝さんの夫でありSOPHIAのキーボードでもある都さんなんですよね
何気に、
都夫妻のライブにはどっちも行っている・・・という事実(笑
曲としてはストレートなポップスで、尚且つみずみずしい感じの曲でした
サビのグッドメロディが素敵でウットリしつつ鑑賞
からの、
ベスト盤の中でも今かなりハマっている「キャンセル待ちじゃない」が投下!!
この選曲はめちゃくちゃ嬉しかった。。
というのも、
本当にこの曲大好きでして
この間日曜日にぽかぽか陽気の中で自然を眺めながらこの曲を聴いてたら
なんかあまりの多幸感に「生きてて良かった。」ってバカみたいな事を想ってしまったんです
楽曲としては1991年の曲ですけど、自分にとっては新しく出会った名曲~だったんですね
 また、
パフォーマンスも最高だった
ベテラン歌手になると結構大人の味出したりしますけど、
とても透明感のある若々しい声で歌い上げてくれて感無量でした
ときめくようなサウンドと、ときめきを純粋に願う様な歌詞と歌と・・・
その調和にすっかり骨抜きにされちゃいました
美しい青春模様に心酔しつつ、
この曲をよく聴きながら
「今度のライブで演ってくれないかな~」ってずっと思ってたので、
それが実現した事にも感動してたのかもしれません
この曲、
めっちゃヒットしたって訳ではないけど、
ものすごい純度の高いポップスに仕上がってるので今からでもおススメしたいですね
「隠れんぼは苦手だった
 すぐ見つけられたくなるの」
って歌詞がまた良いのよ。。。本当このライブに行って良かったですわ。


アップテンポの曲が続いたので、
お客さんを座らせてバラッドのコーナーに突入。
今でも、
衰えない声量を披露した90年代後期の代表曲の一つ「次の夢」
まさに、聴きに来る客層にも刺さってたであろうテーマ性の名バラッドでした
アコギのアレンジも良かった
 正に
"大人のバラッド"とでも形容すべき「雨やどり」
ブレイク時期の曲だけではなく、後期の楽曲も披露してくれるのは個人的に嬉しかった
コブシと哀愁が効いた久宝節がめいっぱい光るこちらも好バラッド
この曲ではまさかの緑のレーザービームの演出があり、
ライブハウスでありながらアリーナみたいな演出も出来るんだ!と感動
GEMINI Theaterにも感銘を受けつつ、
ロック色も強いバラード「道」
この曲でも声の張り、艶は健在で
きっと活動してない時でも研鑽を続けてたんだろうなあ...と思わせる衰えない歌唱力がありました。
カバー曲も披露
「Killing Me Softly With His Song」
それまでとはまた違うしっとりとした心地良さに包まれつつ、
サビのハーモニー、大人のグルーヴ、柔らかい音の応酬...とこれまた素晴らしいパフォーマンスでした。

そういえば
管理人久宝さんの若い頃のルックスがかなり好みなんですけど
今でも笑顔を見せる度にその頃の感じを彷彿とさせて
とても可愛らしくも映りましたね~
バンドメンバー紹介では、
実はベースがSAの方だったり(!)
ギターの大槻さんが脳梗塞から生還したお話だったり、
サックスの方は90年代からの付き合いだとか
逆に自分がデビューした時には生まれてない若い子ともやってる(キーボード)。とか
バンドメンバーもバラエティに富んでる感じで面白かったです
 そこから、
ライブはクライマックスに突入してゆきました。


初期の楽曲である「MY LOVE,MY SOUL」、サビのナチュラルなメロディに
シンプルで力強い歌詞が乗っかりひたすらに心地良い時間でした
この曲、
音源で聴いても「やたら気持ち良いな。」と思ってましたけど、
ライブで聴いたら空間の熱狂も相俟って更にカタルシスマシマシの演奏でした
そう言えば、
この曲と次の「DREAMS」では久宝さんがギターも弾いてました
この曲は久宝さんが作詞作曲を手掛けたオルタナ色も強いロックナンバー
グイグイ来るボーカルにグルーヴ感の応酬、
向き合ってのギターバトルに
「オイ!オイ!」コールまで飛び出し盛り上がりは止まらない!
更に、
「あの空へ続け Dream」とドリームシリーズが続く
ちなみに管理人が育ったのは横浜のドリームランドの近くである
この曲では、サビで観客が天井(空)に向けて祈りを捧げる様なフリも面白かった、楽しかった
ラストでは「Wow~~~~!!!!!」とソウルフルなボーカリゼイションも飛び出し
「ホー!」とご機嫌な久宝さん
MCでは、
「(観客の事も考え)椅子のある会場探すのが大変!」とリアルな事情も吐露(笑
そして「みんなで一緒に歌って踊りましょう!」の合図の後、
紅白でも歌唱した「早くしてよ」「「男」」の2連発で本編は締めでした。
 「早くしてよ」は、
ギターのカッティングが気持ち良かったのと、
この曲を歌ってる時は少女の頃の久宝さんが垣間見えた気がした
「泣いちゃうかな」の部分の歌唱とか堪らなかったですね
気持ちも理解出来るし...
音源よりもシンプルなアレンジだったのも引き算の美学を感じたし、サックスソロも熱かった!
切なくもアップテンポが心地良い名曲の後に最大のヒット曲「「男」」を披露
やはりこの曲無しでは始まらない感じもする
激しいオイ!オイ!コールに、
サビでのシンガロング、
有無を言わさず「楽しいっ!」って時間が続く
この曲はサビの一部分観客が思い切り歌えるので参加型って感じもあって非常に面白かった
更に、Cメロの「だけど」の部分のコブシの効いた歌がまた実にサイコーでした!
うむ、
こりゃ盛り上がらない訳がないわ。。という盤石のステージングでライブは終了
デカい声で「愛が足りない」って叫び歌った経験は忘れないでしょう


またライブレポが長くなってすいません
アンコールも敢行しました
ファンの方の応援団みたいなボリュームでの「く・ぼ・う!」コールにも笑いつつ便乗しつつ、
その声援に応え「会場が競技場みたいに(暑く)なってるね!」と脱帽してました
 まずは「薄情」を披露
この曲も大好き!
ライブだと、
サビのテンポ感が音源よりも大分スピードアップしててめっちゃ格好良かった
大人になってスロウになってくのはよくあるけど、逆に早くなってるのは流石ですね
ファンキーなギターにも痺れつつ、「生きてる理由 はっきりさせたいだけなの」という
キラーワードも実に最高で
最後までずっと葛藤の渦でもがいてる感じも沁みたし素晴らしかった
 そして、
最後の最後は「泣かずにいられない」でフィニッシュ
優しいメロディが胸を打つミドルチューン、
この日の締めにも合ってたし、
何より最後の会場全員でのシンガロングが本当に感動的でした
久宝さんの「みんな大好きー!」の言葉も胸に沁みる中、最高だったライブは終了
初期の心地良いポップスからブレイク期の尖ったロックナンバー、後期のオトナな楽曲に
最近出した新曲.....と想像以上にバランスの良いセトリでそこも素晴らしかったです
 正直、
どの時期の曲でも歌ってくれるなら、
今後もライブ行くのすっげぇ楽しみだな、と。
今回演らなかったけど大好きな曲も勿論まだまだ一杯ありますし、
久宝留理子さんって本当様々なタイプの楽曲を歌ってらっしゃるので、
それらの曲を聴く為にも是非また参加したいですね!
改めてお誕生日、
おめでとうございました!

















1.泣くだけ泣いたらおやすみ
2.プライド
3.いっそ牢屋で眠りたい
4.コンクリートジャングル
5.reduce
6.サクラサク空の下で
7.キャンセル待ちじゃない
8.次の夢
9.雨やどり
10.道
11.Killing Me Softly With His Song
12.MY LOVE,MY SOUL
13.DREAMS
14.あの空へ続け Dream
15.早くしてよ
16.「男」

17.薄情
18.泣かずにいられない















驚いたのが、
ライブ終了後に
久宝さん普通に物販までやって来てサインや握手をしてました
なんて気さくな方なんだ・・・!とえらい感動
自分も、
新譜のCDにサイン書いてもらいました。。
子供の頃TVとかでよく見かけた方に握手して頂いたりサイン書いてもらってちょっと夢心地でした
タワレコでベスト盤を買った時は「そう言えば久宝留理子って居たな。久々に聴きたいな」程度だったのに
そこから短期間でヘビロテしてライブ行くまでハマってしまうだなんて、、、我ながら面白い。
冬には同世代のガールポップアーティストとのイベントライブが決まってるらしいので、
そちらにも是非行きたいですね!