喜びが溢れるような
歌を歌いたい
3年振りに出たTHE NOVEMBERSの新曲。
先日スタートしたライブツアーのタイトルにもなってますが、
3年振り・・・件のウイルスの蔓延からもう3年も経ってるんですね。と想うと、
流石に時の流れの速さを感じてますね
ただ、
今年に関して言えば私生活で精神的に苦しい時期が続いてるので、
個人的には「ここまで長かった。」と思ってます
それも不思議ですけど、、、
そう、
この曲は、
そんな風に辛い思いをして来た人に捧げるヒーリングソングだと聴いていて感じました
同時に、ポップスの様な柔らかさと、シューゲイザーの様なアレンジの二面性もある楽曲だとも思います。
自分もそうなんですが、
理屈の上では「動き出さなければいけない。」と分かってても、
どうしても心因的な理由で立ち止まってしまう時はある
そういう時に、
「かなしみがかわいたら」と
無理に元気出さなくても良い
もう一度歩みたくなったら、またその足で歩いて行けば良い。と聴き手の背中を押す優しい楽曲です
歌声もサウンドも例えばポンキッキーズで流しても違和感の無い・・・
ある意味大江千里にも通じるポップセンスを感じる曲ですが、
バックのアレンジは、
音源でも分かる通りちょっとシューゲイザーっぽい密かな激しさもあって聴き応えもバッチリなのが素敵です
特に、
「楽しい 嬉しい~」の部分のメロディラインは、
今まででも随一に開けたものがあって聴いていて胸を打つ旋律に仕上がってる~と感じました。
先日、
そのライブにて生演奏でも味わって来たんですが、
生だと(特に2日目は)アウトロの部分で鮮烈なギターソロなんかもあったりして、
またちょっと激情的なエッセンスが入るイメージで素晴らしかったですね
この曲は、
タイトル通り根底には悲哀の感情があって、
そこからゆっくりと立ち上がろうとする人間の模様だったりいじらしさ...を描いている名曲だと思います
全体的にシンプルなフレーズが素直に並んでいる印象の楽曲ですが、
この曲にはこのぐらいシンプルなフレーズの方が似合うな、と。
非常にドラマチックでありながら、
日常的でもあり、
その雰囲気にもウットリしてしまう渾身の新曲ですね。本当は、説明が野暮なんじゃないか?と想う位、
ピュアネスたっぷりの美しい曲だと思っています。
そういえば、
インスタグラムでsyrup16gの中畑大樹さんが、
この楽曲を絶賛してくれたのも、
両者のファンとしては喜ばしい出来事の一つでありました。
いつかまた対バンしてくれないかな・・・笑