サブカルチャーマシンガン

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【デジタルシングルレビュー】わたしたちへ/カネコアヤノ

2022-05-16 | デジタルシングル











変わりたい 変われない
変わりたい 代わりがいない
わたしたち (わたしたちへ)










この曲は・・・
名曲ですね
もう、
イントロのシューゲイザーか!という位の轟音からして最高なんですけど、
カネコアヤノさんの心の深くまで沁み込むような歌がまた最高なんですよね・・・
演奏の時点で素晴らしいのに、
あの❝赤い❞声が合わさったらそりゃもう最高でしかない
カネコアヤノさんは今年の1月に今は無き新木場STUDIO COASTにて生ライブを観ましたが、
その時もあまりの迫力と純度に圧倒されてかなり魅せられてしまったんですよ
そう考えると、
この曲も凄くライブ映えしそうな曲にも感じますが、
また是非ライブを観てみたいですね。
ちなみに、
管理人はツイッター観てる方なら分かるでしょうけど、
「行きたい」「観たい」とか書いたらほぼほぼ行っちゃうんで(笑
有言実行の度合いはそこそこ高めな方だと思ってるんで、多分どこかしらのタイミングで行ってるでしょう。
自分が口だけの人間じゃないって自分で分かってるからね。


この曲は、
サビの歌詞が大好きです
変わりたいの後に、変われない~っていう嘆きがあって、
その後にもう一度「変わりたい」っていう強い言葉があるのがまたリアルで。
繰り返しにはなりますがその間に「変われない」っていう悔しさがサンドウィッチされてるのも
凄く誠実なフレーズな気がして。
そして、
極めつけには「代わりがいない」っていう肯定と現実が入り混じった絶妙な言葉が入って来て、
サビの最後には「わたしたち」という聴き手を鼓舞するような言葉を放って終わる。
 この曲は、
たぶんメッセージソングでも応援歌でもない、
カネコアヤノさんはそういうキャラでは無いと思ってるんですが、
結構・・・
私小説的というか、
心の中で思ってる事をそのまま出したというか、
そういう感じがします
それが、
結果的に聴き手の「頑張りたい」って気持ちや、
「もっと素敵になりたい。」という感情を誘発させる作りになっている(と、感じる)ので、
そういう意味ではある種理想的な歌詞の作りにもなってるかな、とも思えた一曲でした

もう一つ感じたのは、
「わたしたち」ってフレーズに、
ただ自分を卑下するだけではない、
こんなもんじゃないでしょう?っていう、
手前を誇りに想う気持ち・・・のようなものも感じました
気のせいだったら申し訳ないんですけど、
まあでも、
このデジタルシングルも毎月spotifyにお金払って聴いてるものなので、
どんな風に聴いてもそれは管理人の自由という事で(笑
でも、
自分の良いトコは自分でちゃんと分かってあげられる人でありたいな。とは想う。







自分も諦めたくなる日だって「何も無い。」って感じる日だって、
嘆きたくなる夜だってそりゃもう一杯存在してますけど、
ただ一つ言えるのは、
ずっとその状況を続けたい訳じゃない。
悲しみに酔うような格好悪い真似はしたくない、って事ですね。
いつまでも這い上がる事を夢見ていたいし、
そういう意味では、
メッセージ・ソングを越えて聴き手に燃え滾る❝何か❞を与えてくれる様な、
そんな名曲に仕上がっててこの曲もまたきっとヘビロテするんだろうなあ、とは!
90年代とかのオルタナティヴ・ロック好きとかも好きそうなアレンジですね。

自分も、
都合良く「変わりたい。」って思ってたタイミングだったので(本当です)、
そんな時期にこの曲が飛び込んで来たのは自分の気持ちを見透かされてるようでドキッともしました(笑
少しでもいいから這い上がりたい、人生リベンジしたい~という想いを後押ししてくれる名曲。



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