サブカルチャーマシンガン

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THE NOVEMBERS「ブレイクオンスルーナイト」@新代田LIVE HOUSE FEVER 17.2.26

2017-02-28 | LIVE
                                         
                                   日曜日はノベンバのライブを観に行ってました。












先日、吉木さんプロデュースの公演を観に行ってレポも書いたんですが、
今度はギターのケンゴマツモトによるプロデュースの公演でした
この日は・・・兎に角フリーダムで(笑
ケンゴマツモトがその場その場でセトリを決めて他のメンバーがそれに合わせて対応する・・・っていう
要は曲目の決まってないライブになっていたんですね 個人的にあらかじめセトリが決まってないライブは初でしたし、
ノベンバのライブなのに、まるで別バンドみたいなテンションになってるのがとにかく面白くて面白くて(笑
ある意味前回よりも個性的っちゃあ個性的な公演になっていてひたすらに圧倒された一夜でした。

あらかじめセトリが決まってない、、、ってことは、当然流れも何もない訳で
ケンゴマツモトだけは自分で「これはやれる。」って曲をただ気ままに選んでる(多分)んでしょうけど、
他のメンバーにとっては「どの曲が来るか分からない。」という状況なわけなんですよ
当然「えっ!?」って場面も出てくるだろうし実際出て来たんですが、
それでも当たり前のように対応する他メンバーがまた凄かったです
あんなに沢山の曲を即興で演奏したり歌えるってことは、普段から練習みっちりしてないと出来ないと思うわけで・・・。
そういう意味では、ケンゴくんに振り回される夜、、、と見せかけて、バンドの地力の高さを見せつけた一夜だったのかもしれません。
そんなギリギリの緊張感が良い方向に作用して逆に物凄くスリリングでヒリヒリした最高のライブだったなと感じました
また一つ、THE NOVEMBERSに惚れ直すことが出来た本当に尊い一夜でした。では以下。









2週間ぶりのノーベンバーズ、
ケンゴプロデュースの公演を楽しみにフロアはパンパンの客で埋め尽くされる
前回とはうってかわって(笑)メンバーもお客さんも安定の黒ずくめの光景が広がる中、
初っ端からケンゴマツモトのシャウトと煽りが会場全体を包み込み、いつもとは明らかに違う空気感が流れていた。

「dysphoria」を盛大に叩きつけ、
さあこれから最高のロックショウが始まりだ。と思ったら
まさかの立て続けに同じ曲をプレイするという普通は有り得ないセトリが組まれる
小林祐介も雰囲気満点で出て来たのに、「えっ?」という素のリアクションを見せこの時点でしてやられた感が凄い(笑
だけど、2回目の「dysphoria」は吉木さんのドラミングが1回目よりも破壊力満点で積み重ねの凄みも聴けたので逆に良かった
 「バカパン、いける?」とケンゴマツモトが他メンバーに問いかけ、演奏された「!!!!!!!!!!!」、、、と
始めからトップギアで駆け抜けるバンドのテンションが圧倒的で、妖艶にすら感じるロック色プンプンのムードが非常に堪らなかった。

これまた吉木さんのドラミングが火を噴いた久々に聴いた「白痴」、
ケンゴマツモトのギターも大暴れも大暴れで空間を切り裂くような激しい爆音の渦が刺激的に響く
そこから初めてこの4人でセッションした曲という凛々しくもギターの音色が鮮烈的な「ガムシロップ」を真摯に奏で、
たおやかに「ブルックリン最終出口」、アンセム感満載で「Misstopia」と美しさにフォーカスを絞った流れもまた素敵だった
特にこの日の「ガムシロップ」は今まで生で聴いたこの曲の中では最もヴィヴィッドに、かつ、丁寧に聴こえた印象で
なんだか音に触れていてちょっと涙が出そうなくらいに感情移入してしまった、、、、クオリティでした
でも、よくよく考えればこの曲もケンゴくんの気まぐれで決まったわけで、
それはそれでよくあんなパフォーマンス出来るなあ。。と、
今書いてるとしみじみ感じる・・・笑


「37.2°」をしとやかに、そしてシリアスに歌い上げ、ケンゴマツモトの澄んだギターの音色にも感銘を受け、
一息置いたところで即興でリクエストを募ったんですが、選ばれたのは「Arlequin」「Rhapsody in beauty」「Exit」の3曲
最後の曲は恐らく相当久々過ぎて小林祐介も苦笑いしてましたけど(笑
なぜか途中に「パラダイス」も挟んでしっかりとこなしてました
これが、また強烈に格好良かった
「Arlequin」も久々だったと思うんですけど、正直今プレイしても違和感がないくらいハードコアに決まっていて
聴き手の感受性を射抜くような小林祐介のシャウトを含めてやたら感動してしまった一曲でした
「Exit」も憂いのあるメロディとカクカクしたリズムの調和が面白くて、
最初期のナンバーだけど今でも通用するよなあ。って思いながら聴いてました
なにより、久々の曲なのに定番曲のようにこなれた感じで演奏出来てたのが見事でしたね
ケンゴマツモトも「メンバーの対応力が凄い」と手放しで絶賛していました(笑)。
ステージ上で高松くんとレモンサワーで乾杯する場面もあり、なんでもありな相様はここから一気に加速していく


いきなりミッシェルの「スモーキン・ビリー」のカバーをやると宣告し、
小林祐介もまたこの日何度目かの苦笑い(笑
しかし、そこも対応
この曲も普段からカバーしてたのか、或いは直前に練習でもしたのか・・・
普段のカバーとは違い、原曲そのまんまのストレートなカバーがまた逆に新鮮で良かったし、
なんだかんだノリノリで歌いこなす小林くんのボーカリゼイションも刺激的で実に素晴らしかった
観客のテンションも最高かつ、みんなミッシェルファンも兼任?って思うくらい合いのコールが完璧で(笑
それもまた普段のノベンバからは考えられない凄い光景でしたねえ

「鉄の夢」では、高まったケンゴマツモトが客席にダイブ(!)
客席でギターを弾き、歌い、台の上にのぼって、叫び、わめき、挙句の果てに「俺たちがTHE NOVEMBERSだ!!!」と勇ましく宣言
まるでキングブラザーズみたいなパフォーマンスまでして、益々カオティックに突き抜けて観客も煽られてテンション激上がってました(笑)。
観客にレモンサワー飲ませたり浴びせたりはっきりいってやりたい放題だったんですけど笑
そういう暴力的なライブ、、、もまた
時には新鮮、つーか、それはそれで(音楽性的に)似合うんじゃ?って思えて
個人的になんだか「こういうライブが一夜きりなのが惜しいなあ。。」としみじみと感じたりなんかもしちゃいましたね
それくらいレアリティがあって、でも、それがフィットもしていて、ある種奇跡的な一夜に仕上がってました

「Gilmore guilt more」では、その辺の観客をステージに上げて、ギター持たせて弾かせて自身は大暴れ、、、という
圧倒的なまでに「見たことない」光景が繰り広げられていて正直「ノーベンバーズってすげえ・・・。」とはっきり感じちゃいました
ノベンバっていうか、ケンゴマツモトが、ですけど、それを笑って許容するメンバーも凄かったんですよね
もう観客もテンション上がり切ってる中、
思い切り「Blood Music.1985」「黒い虹」とキラーチューンを出し惜しみなく、鮮烈に放ってこの日の本編は終了、
これまたヘドバン不可避なくらいに激しさを増していく最高の締めに仕上がっていて最後の最後まで破壊的な一夜でした
この日はソールドこそしなかったものの、パンパンにお客さん自体は来ていたわけで、
この公演を観れた方は相当ラッキーだな。。と思わざるを得ませんでしたね
伝説は、ふとした夜に生まれる。
個人的には前回のカバーライブ含めて映像化して欲しい。。と痛烈に願ってしまうほど良さを感じた公演でした
このメンバープロデュースの公演、ヤバいです。今後も2公演もあまりにも楽しみすぎます。
圧倒的にロックンロールで、涙が出そうなくらい刺激的なステージに大感謝です。
ケンゴマツモト氏には特に万雷の拍手を送りたい。ありがとう。
でも付いていったメンバーにも心からありがとう(笑



















アンコールではもう一曲即興のリクエストで「dogma」、
更に小林シャウトも思い切り炸裂した「she lab luck」と最後まで格好良く美しくステージを全うしたTHE NOVEMBERS
昔の曲ですら、洗練された音像で当たり前のように響かせられる今のノベンバは本当に堪らないです
前回のワンマンは、そこまで吉木さんが仕切る~って流れではなかったんですけど、
この日はMCまでほぼほぼケンゴマツモトが担当していて観客も煽りに煽りまくっていて、
その意味では前回以上にメンバーの個性が色濃く反映されたプロデュースワンマンに成り得たなあ。と、より手応えを感じました
次は高松浩史によるラルク中心のワンマン「CLUB L'」ってことでこれまた濃ゆい公演に仕上がりそうですっげえ楽しみです(笑

春には待望の、細かく回るタイプの全国ツアーもありますし、
クラウドファンディングのリターンも次々返ってくるでしょうし、
今からすっごくワクワクしちゃいますね!
もしこのブログを見てる方でノベンバ好きの方がいましたら、一緒にこれからのノベンバを楽しんでいきましょう。




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