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【アルバムレビュー】plusequal/LUNKHEAD

2019-06-05 | アルバム感想
                                






1.朱夏
2.アウトマイヘッド
3.ヒナタ
4.心音
5.極光
6.いつかの
7.光のある方へ
8.SHIBUYA FOOT
9.はじまれ
10.小さな反逆








ランクヘッド12枚目のアルバム・・・らしい
ランクヘッドはデビュー作「地図」から毎回購入しているので、
必然的に自分の部屋には12枚全部(ベストとかミニとかも持ってるけど)ある事になる
これって、、、凄くないですか?
12枚も出してるのも凄いけど、
未だに追い駆けてる自分も凄い。って思う
結構、途中で興味失くして手つかずになるパターンもあるじゃないですか?
そういう意味だと・・・ロストインタイムもそうですけど、なんかずっと一緒に歩んでる気分になりますよね
最早ここまで来るとランクヘッドの楽曲と足掻きに自分を重ねてたりもするんでしょうね。っていうか、きっと、そう。


今回は、
最高傑作って謳うのも納得出来るくらい純粋に「良い曲」を集めたアルバムだと感じました
例えば、前作の「木曜日」とかその前の「玄関」とかはアルバムならではの曲だと思うんですけど、
今作はそういう所謂“変化球”みたいな曲がなくて、みんなシングル曲っぽいイメージ・・・なんですよね
どれも王道のランクヘッドであり、ど真ん中のストレートで勝負してるような。。だから聴いてて気持ちがいい。
と、同時に「売れそう。」って久々に感じたアルバムでもありました
みんなでシンガロング出来るタイプの新アンセム「アウトマイヘッド」、
そしてアレンジ的に新しい事をしている「小さな反逆」、、、辺りは、結構新鮮なアプローチだったように思う
「朱夏」「はじまれ」なんかはもうみんなが大好きなイメージ通りのランクヘッドで最高なんですけど、
それに加えてちゃんとポピュラリティを得る為の進化にも取り組んでいるアルバム・・・のようにも感じました
そういう意味では、ど真ん中のランク節を楽しめつつ、また新たなエッセンスも味わえるいい塩梅の作品じゃないでしょうか。

キレッキレの小高さんのボーカルが突き刺さる「朱夏」、
退屈な今を面白くしようぜ、と聴き手に問いかける「アウトマイヘッド」、
君が君自身を救え、と誠実なメッセージが響く陽性のロックナンバー「ヒナタ」、
ただ生きてるだけでも闘ってる。と歌う「心音」、
夢破れた心境を切々と歌うロッカバラード「極光」、
切な過ぎる歌詞が胸を打つかつての愛情を懐かしむ「いつかの」、
ポップでポジティビティ溢れる「光のある方へ」もランク的には新境地な一曲。
サウンドがナンバガリスペクトで伝わらない想いを嘆く「SHIBUYA FOOT」、
魂迸るがむしゃらなロックナンバー「はじまれ」、
そして、打ち込みっぽいアレンジで確かに希望を歌う「小さな反逆」・・・と
どれも今までランクを聴いて来た人にもそうじゃない人にもちゃんと突き刺さる様な可能性を秘めた曲ばかり。
一応、お気に入りの3曲は選ばせてもらったんですが、正直どの曲もおススメっちゃあオススメなんですよね
それくらいどの曲もそれぞれの分野で突き抜けてて聴いててひたすらに気持ちの良い曲が揃っているアルバムです。










なにもかも叩き壊して攻めていこうぜ
つまらないなら面白くして笑おうぜ(アウトマイヘッド)





でもやっぱ、
12枚もアルバム出してる事がまず凄いし、
12枚全部持っている自分も正直凄いと思いますよ
これだけ出しても「飽きてない」って事ですもん
それくらい、ずっといい曲を作り続けている・・・っていう証明のようなアルバムになってると思うんですよ
そして、それって本当は何よりも凄いことで、評価されて欲しいなあ。。って純粋に感じれる作品になっています
 特に、今までランクヘッドは頑張って足掻くタイプの曲、嘆き苦しむ曲、優しくてポップな曲・・・などを作って来たと
そんな風に感じてるんですが、つまらないならお前の手で面白くしろよ。と投げかける「アウトマイヘッド」の歌詞に関しては、
20年目にして初めて?こういう事を歌ったといちファンとしては感じたくらい大人の視点のロックなんですよ
それも個人的には嬉しくて・・・
自分の人生を面白くするのは、
自分の人生を豊かにするのは、
自分の人生を変えてゆくのは、
他の誰でもない君なんだよ。っていう誠実なメッセージを叩き付けていて、
それに個人的には共感したし、頼もしかったし、格好の良い大人のロックバンドになったんだな、と。
そんな「進化」も往々にして感じる事が出来て、その意味でも素晴らしいアルバムだったと思います。

もはや、
ランクヘッドは、
バンドとかロックを越えて、
ドキュメントの域にまで達してしまった。
そうまで感じてしまった誇り高いロックアルバム。
ツアーも大いに盛りあがりそうで、今から楽しみです!!





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