金曜ロードショーで放送された「ルパン三世 イタリアン・ゲーム」を見ました。
舞台はイタリア。ルパンは「仮面伯爵」と名乗る人物から、イタリアに眠るカリオストロ伯爵の遺産をどちらがサキに手に入れるか勝負しようという挑戦状を受け取っていた。ルパンの目的は伯爵が名家の令嬢に送ったとされる「リベルタスの王冠」。それが日の出を浴びるのは、名家の結婚式の翌日のみ。そのためルパンはロッセリーニ財閥の若き会長レベッカと偽装結婚し、王冠を手に入れようとする。
だが現場には身に覚えの無い予告状でおびき出された銭形警部やパトリック警備隊長、仮面伯爵と手を組む不二子が集まっていた。ルパンは警備隊長の正体がレベッカだと見抜くが、レベッカの目的は王冠ではなくスリルにあった。
ルパンは王冠には見たことも無い宝石が埋め込まれていたことから、錬金術にも精通していた伯爵が作り上げたものではないかと推測し、どこかに伯爵のアトリエがあるのではないかと考える。
ルパンの次の目的はサンレオ城で伯爵が壁に埋め込んでいたマリー・アントワネットの首飾り。不二子からもご祝儀のお返しとして欲しいと頼まれていたが、イギリス皇太子が首飾りに興味をもったことから、厳重な警戒態勢が敷かれることになった。イギリス諜報部MI6のニクスと対峙しつつも、何とか盗みに成功したルパン。だがその首飾りにもまた、未知の宝石が埋め込まれていた。
伯爵のアトリエは、彼が獄死したサンレオ城の牢獄にあると睨んだルパン。レベッカや仮面伯爵も加わる中、最後にお宝を手にするのは誰か・・・
といった感じの久々のテレビスペシャル。新作テレビシリーズのキャラクターであるレベッカやニクス、ロブソンといったキャラクターも登場。新シリーズは見ていないのですが、いずれもいいキャラクターでしたね。自由奔放なレベッカは可愛いし、冷静にルパンたちを追い詰めていくニクスはカッコよかったです。ニクスは確率をちょくちょく口にしていたので、最初はロボットか何かだと思いました(汗。
青いジャケットのルパンもカッコいいし、「怪盗ルパンの末裔」としてではなく「ルパン三世」としてやりたいようにやると言い切るルパンもまた良かったです。
ただ、ストーリーが面白かったかと言われると、素直に「はい」とは言い辛いところがあります。
今作はレベッカ誘拐事件、リベルタスの王冠争奪戦、マリー・アントワネットの首飾りを巡る攻防、伯爵のアトリエでの決着と、大きく4つの物語に分けられます。1つ1つは面白いのですが、それら4つを繋げて面白いかと言われると、話は違ってきます。30分アニメとして4つの物語を毎週見るのは楽しいけれども、2時間番組として見るにはどことなく間延びしているように感じました。
また、最後に正体を現す仮面伯爵が小物過ぎて、やりたい放題のレベッカや、直前のニクスのインパクトに負けていた印象を受けました。仮面伯爵の出番がそんなに多くなく、目立った行動もしないため、最後にポッと出てきた敵という感じも否めません。
4つの物語が別々の話だったら仮面伯爵のような敵がいても気になりませんが、それら4つを繋げた物語の中で最後に戦う敵としてはイマイチだったかなぁ・・・と。まぁルパンとは対照的に、先祖に強く縛られている存在としてはちょうど良い敵だとは思いますが。
にしても、これまでのテレビスペシャルとは雰囲気がガラッと変わりましたね。見慣れた昔のテレビスペシャルの絵も好きですが、今回のテレビスペシャルの雰囲気は新鮮でいて、どこか懐かしい感じがして好きです。
そんな感じのイタリアン・ゲームでした。
舞台はイタリア。ルパンは「仮面伯爵」と名乗る人物から、イタリアに眠るカリオストロ伯爵の遺産をどちらがサキに手に入れるか勝負しようという挑戦状を受け取っていた。ルパンの目的は伯爵が名家の令嬢に送ったとされる「リベルタスの王冠」。それが日の出を浴びるのは、名家の結婚式の翌日のみ。そのためルパンはロッセリーニ財閥の若き会長レベッカと偽装結婚し、王冠を手に入れようとする。
だが現場には身に覚えの無い予告状でおびき出された銭形警部やパトリック警備隊長、仮面伯爵と手を組む不二子が集まっていた。ルパンは警備隊長の正体がレベッカだと見抜くが、レベッカの目的は王冠ではなくスリルにあった。
ルパンは王冠には見たことも無い宝石が埋め込まれていたことから、錬金術にも精通していた伯爵が作り上げたものではないかと推測し、どこかに伯爵のアトリエがあるのではないかと考える。
ルパンの次の目的はサンレオ城で伯爵が壁に埋め込んでいたマリー・アントワネットの首飾り。不二子からもご祝儀のお返しとして欲しいと頼まれていたが、イギリス皇太子が首飾りに興味をもったことから、厳重な警戒態勢が敷かれることになった。イギリス諜報部MI6のニクスと対峙しつつも、何とか盗みに成功したルパン。だがその首飾りにもまた、未知の宝石が埋め込まれていた。
伯爵のアトリエは、彼が獄死したサンレオ城の牢獄にあると睨んだルパン。レベッカや仮面伯爵も加わる中、最後にお宝を手にするのは誰か・・・
といった感じの久々のテレビスペシャル。新作テレビシリーズのキャラクターであるレベッカやニクス、ロブソンといったキャラクターも登場。新シリーズは見ていないのですが、いずれもいいキャラクターでしたね。自由奔放なレベッカは可愛いし、冷静にルパンたちを追い詰めていくニクスはカッコよかったです。ニクスは確率をちょくちょく口にしていたので、最初はロボットか何かだと思いました(汗。
青いジャケットのルパンもカッコいいし、「怪盗ルパンの末裔」としてではなく「ルパン三世」としてやりたいようにやると言い切るルパンもまた良かったです。
ただ、ストーリーが面白かったかと言われると、素直に「はい」とは言い辛いところがあります。
今作はレベッカ誘拐事件、リベルタスの王冠争奪戦、マリー・アントワネットの首飾りを巡る攻防、伯爵のアトリエでの決着と、大きく4つの物語に分けられます。1つ1つは面白いのですが、それら4つを繋げて面白いかと言われると、話は違ってきます。30分アニメとして4つの物語を毎週見るのは楽しいけれども、2時間番組として見るにはどことなく間延びしているように感じました。
また、最後に正体を現す仮面伯爵が小物過ぎて、やりたい放題のレベッカや、直前のニクスのインパクトに負けていた印象を受けました。仮面伯爵の出番がそんなに多くなく、目立った行動もしないため、最後にポッと出てきた敵という感じも否めません。
4つの物語が別々の話だったら仮面伯爵のような敵がいても気になりませんが、それら4つを繋げた物語の中で最後に戦う敵としてはイマイチだったかなぁ・・・と。まぁルパンとは対照的に、先祖に強く縛られている存在としてはちょうど良い敵だとは思いますが。
にしても、これまでのテレビスペシャルとは雰囲気がガラッと変わりましたね。見慣れた昔のテレビスペシャルの絵も好きですが、今回のテレビスペシャルの雰囲気は新鮮でいて、どこか懐かしい感じがして好きです。
そんな感じのイタリアン・ゲームでした。