録画していた「僕だけがいない街」を3話まで見ました。
藤沼悟の身に起きる、僅かな時間遡行「リバイバル」。それは決まって悪いことが起きる直前に発生し、悟は戻った時間の中で悪いことを無かったことするべく行動し、時には事件は起こらなかったが、自分の身に災難が降りかかることもあった。
ある日、悟はピザ屋のバイト中に、トラックによる人身事故をリバイバルにより防いだものの、怪我を負ってしまう。その様子を見ていた同じバイト仲間の愛梨と仲良くなり、北海道からはわざわざ母親が心配してやってきてくれた。
だがしばらくすると、またもリバイバルが発生。悟は近くにいた母親にも周りに異常が無いか見て欲しいと頼む。悟は目立つ変化には気がつかなかったが、母親は自分を見ていた子連れの男性が、子供を置いてどこかに走り去るのを目撃し、誘拐事件が未然に防止されたのではと考える。
母親はその男性の顔に見覚えがあるようで、どこかへと連絡し、悟にもそのことを明かそうとしていたが、家に忍び込んできた何者かに刺し殺されてしまう。自分の母を刺した人物とすれ違ったとも知らず、家に帰ってきた悟はその凄惨な状況を目の当たりにする。そして近所の人間により通報がなされ、悟は警察署に事情聴取のため連れて行かれそうになっていた。
状況に困惑し、思わず警官から逃げ出してしまう悟。すると今度は大規模なリバイバルが発生し、何と悟は18年前、小学5年生の頃に戻ってしまっていた。そこはかつてクラスメイトが誘拐される直前の時間。悟は18年前には起こさなかった行動を起こし、かつて誘拐された雛月加代を救い、未来を変えることを決意する・・・
という物語が繰り広げられる、ノイタミナ枠のアニメです。悠木碧さんが出演されるということで気にはなっていたアニメでしたが、なかなか見る時間が取れませんでした。で、今回ほぼ通しで3話まで見たのですが、非常に面白いです。あと、悠木さんってやっぱりいいなと改めて思いました。まぁ毎回思っている気もしますが(苦笑。
「リバイバル」というと、映画のリバイバル上映を思い出しますが、OPでも大人と子供、2人の悟が映画館の座席に座るシーンがあります。また、本編中も現在の出来事は画面いっぱいに映像が映し出されているのですが、リバイバルした時の出来事は上下に黒い枠が入っており、さながら「過去の記憶」という映画を見ているかのような演出もなされています。
未来を変えるために、過去の世界で起こさなかったアクションを起こす。しかし18年前の出来事を毎日事細かに思い出せるはずもなく、時には同じ失敗を繰り返してしまっていました。
そんな中で、悟が救おうと懸命になるのが雛月加代という少女。クラスの中ではどこか浮いていて、以前の文集には「私だけがいない街」という題の文を書いていた加代ですが、実は家で虐待を受けていたという事実に気づく。悟は見た目こそ子供ですが、中身は大人なので、当時気づけなかったことにも気づけるというのは利点ですね。ただ、一方で給食費が無くなるという子供らしいトラブルにも巻き込まれることも。
第3話では、加代が誘拐される日が3月1日であること、加代の虐待には教師も気づいていたことが判明。ただ親が児童相談所の視察を上手く交わすものだから、なかなか手出しが出来なかったとのこと。それでも悟は先生に対応を急がせ、先生も加代の母親と再度話したようなのですが、それで加代の母親が更なる虐待に打って出ないか心配ですね・・・「誘拐事件は起こらなかったが、母親による殺人事件が起こってしまった」なんてことにならないことを祈るばかりです。
職員室での先生と生徒?の会話を、母親と会話しているものだと勘違いしてました。でも、何であの子と何を話していたのだろう。案外悟以外にもリバイバルしてきている人物がいたり・・・?
親に逆らえず、無感情を装っているものの、10歳の少女がそんなことを続けられるわけもなく。加代の時折見せる年相応の少女らしさがとても微笑ましく思えます。
星空と氷、大樹が織り成すクリスマスツリーを見た悟と加代。悟の突飛な行動に「バカなの?」と口にすることが多い加代ですが、「夏」にまたこのツリーを見ることを約束した後の、優しい「バカなの?」が素晴らしいっ!
そういえば悟は普段は子供の声で、心の声は大人の声で喋っているのですが、子供の声を土屋太鳳さん、大人の声を満島真之介さんが演じていらっしゃいます。満島さんが、モスラ2やウルトラマンマックスに出演された満島ひかりさんの弟さんだということは知ってましたが・・・すいません、すいません!土屋さんがウルトラマンゼロの映画にご出演されていたことに気づかず、すいません!朝ドラは見ていなかったので「まれ」のヒロインだったということも知らずにすいません!(汗。
色んな人物が出てきていますが、誰が誘拐したのか、誰が母親を殺したのかは分かっていません。加代の母親の交際相手や、悟と同じピザ屋の男性店員なんかも怪しく見えてきます。はたまた、実は大人による誘拐じゃなくて、子供が起こした誘拐事件だったり?
・・・そもそも「僕だけがいない街」というタイトルからして気になります。「僕」が悟を指すのか、はたまた誤認逮捕?されたユウキさんを指すのかもしれません。加代と同じように、自分がいなくなってもいつも通りに過ぎていく街のことを考えて、心の安息を保っているとか・・・?
ともあれ、次回以降は感想を書こうと思います。これでようやく2016年アニメのカテゴリに1件入れられました(苦笑。
そういえば「街」で「時間遡行」というと、「孤独のグルメ」の作者さんが描いた「遥かな町へ」を思い出します。あちらは父親が失踪するのを止める話でしたが、子供心に「父親がいなくなる」というテーマは結構読むのに抵抗がありましたね・・・
藤沼悟の身に起きる、僅かな時間遡行「リバイバル」。それは決まって悪いことが起きる直前に発生し、悟は戻った時間の中で悪いことを無かったことするべく行動し、時には事件は起こらなかったが、自分の身に災難が降りかかることもあった。
ある日、悟はピザ屋のバイト中に、トラックによる人身事故をリバイバルにより防いだものの、怪我を負ってしまう。その様子を見ていた同じバイト仲間の愛梨と仲良くなり、北海道からはわざわざ母親が心配してやってきてくれた。
だがしばらくすると、またもリバイバルが発生。悟は近くにいた母親にも周りに異常が無いか見て欲しいと頼む。悟は目立つ変化には気がつかなかったが、母親は自分を見ていた子連れの男性が、子供を置いてどこかに走り去るのを目撃し、誘拐事件が未然に防止されたのではと考える。
母親はその男性の顔に見覚えがあるようで、どこかへと連絡し、悟にもそのことを明かそうとしていたが、家に忍び込んできた何者かに刺し殺されてしまう。自分の母を刺した人物とすれ違ったとも知らず、家に帰ってきた悟はその凄惨な状況を目の当たりにする。そして近所の人間により通報がなされ、悟は警察署に事情聴取のため連れて行かれそうになっていた。
状況に困惑し、思わず警官から逃げ出してしまう悟。すると今度は大規模なリバイバルが発生し、何と悟は18年前、小学5年生の頃に戻ってしまっていた。そこはかつてクラスメイトが誘拐される直前の時間。悟は18年前には起こさなかった行動を起こし、かつて誘拐された雛月加代を救い、未来を変えることを決意する・・・
という物語が繰り広げられる、ノイタミナ枠のアニメです。悠木碧さんが出演されるということで気にはなっていたアニメでしたが、なかなか見る時間が取れませんでした。で、今回ほぼ通しで3話まで見たのですが、非常に面白いです。あと、悠木さんってやっぱりいいなと改めて思いました。まぁ毎回思っている気もしますが(苦笑。
「リバイバル」というと、映画のリバイバル上映を思い出しますが、OPでも大人と子供、2人の悟が映画館の座席に座るシーンがあります。また、本編中も現在の出来事は画面いっぱいに映像が映し出されているのですが、リバイバルした時の出来事は上下に黒い枠が入っており、さながら「過去の記憶」という映画を見ているかのような演出もなされています。
未来を変えるために、過去の世界で起こさなかったアクションを起こす。しかし18年前の出来事を毎日事細かに思い出せるはずもなく、時には同じ失敗を繰り返してしまっていました。
そんな中で、悟が救おうと懸命になるのが雛月加代という少女。クラスの中ではどこか浮いていて、以前の文集には「私だけがいない街」という題の文を書いていた加代ですが、実は家で虐待を受けていたという事実に気づく。悟は見た目こそ子供ですが、中身は大人なので、当時気づけなかったことにも気づけるというのは利点ですね。ただ、一方で給食費が無くなるという子供らしいトラブルにも巻き込まれることも。
第3話では、加代が誘拐される日が3月1日であること、加代の虐待には教師も気づいていたことが判明。ただ親が児童相談所の視察を上手く交わすものだから、なかなか手出しが出来なかったとのこと。それでも悟は先生に対応を急がせ、
職員室での先生と生徒?の会話を、母親と会話しているものだと勘違いしてました。でも、何であの子と何を話していたのだろう。案外悟以外にもリバイバルしてきている人物がいたり・・・?
親に逆らえず、無感情を装っているものの、10歳の少女がそんなことを続けられるわけもなく。加代の時折見せる年相応の少女らしさがとても微笑ましく思えます。
星空と氷、大樹が織り成すクリスマスツリーを見た悟と加代。悟の突飛な行動に「バカなの?」と口にすることが多い加代ですが、「夏」にまたこのツリーを見ることを約束した後の、優しい「バカなの?」が素晴らしいっ!
そういえば悟は普段は子供の声で、心の声は大人の声で喋っているのですが、子供の声を土屋太鳳さん、大人の声を満島真之介さんが演じていらっしゃいます。満島さんが、モスラ2やウルトラマンマックスに出演された満島ひかりさんの弟さんだということは知ってましたが・・・すいません、すいません!土屋さんがウルトラマンゼロの映画にご出演されていたことに気づかず、すいません!朝ドラは見ていなかったので「まれ」のヒロインだったということも知らずにすいません!(汗。
色んな人物が出てきていますが、誰が誘拐したのか、誰が母親を殺したのかは分かっていません。加代の母親の交際相手や、悟と同じピザ屋の男性店員なんかも怪しく見えてきます。はたまた、実は大人による誘拐じゃなくて、子供が起こした誘拐事件だったり?
・・・そもそも「僕だけがいない街」というタイトルからして気になります。「僕」が悟を指すのか、はたまた誤認逮捕?されたユウキさんを指すのかもしれません。加代と同じように、自分がいなくなってもいつも通りに過ぎていく街のことを考えて、心の安息を保っているとか・・・?
ともあれ、次回以降は感想を書こうと思います。これでようやく2016年アニメのカテゴリに1件入れられました(苦笑。
そういえば「街」で「時間遡行」というと、「孤独のグルメ」の作者さんが描いた「遥かな町へ」を思い出します。あちらは父親が失踪するのを止める話でしたが、子供心に「父親がいなくなる」というテーマは結構読むのに抵抗がありましたね・・・