ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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魔進戦隊キラメイジャー 第44話「友よ、静かに眠れ」

2021-02-21 10:07:57 | 魔進戦隊キラメイジャー
魔進戦隊キラメイジャー 第44話「友よ、静かに眠れ」

 最終回は先なのにOP無し!闇の名から一瞬現れたタイトルもすぐに闇に飲まれてしまう!という特殊な演出がなされた今回。ファイヤのキラメキが涙に見えなくもない。

 さて今回は充瑠を失ったキラメイジャーの前に、全宇宙をヨドンヘイムにするべくカナエマストーンを狙ってヨドン皇帝が出現。カナエマストーンをさらすわけにはいかないとヨドンヘイムに置いてきたヨドン皇帝の一方で、カナエマストーン固有の能力をフルに活用してヨドン皇帝を封印しようと計画するキラメイジャー。ここに来てカナエマストーンを「4つ揃えて効果を発揮するアイテム」ではなく、「個々に能力を発揮すると、一時的に力を失うアイテム」として扱い直すとは思いもしませんでした。
 中でもリバーシアの発想は面白かったですね。本当、1年通してめちゃくちゃ頼りになるなぁ為朝。

 が、それすらもヨドン皇帝の前には無力。ヨドン皇帝が取った作戦により愛されていなかったと察したヨドンナは「泣くところで合ってるかな…」と呟いていましたが、ヨドン皇帝に「笑うところだ」と言われて無理やり笑おうとして「無理です…」と最期に言い残して消滅…てっきり為朝と良い感じになって終わると思ったのに、ヨドンナ様…ヨドン皇帝の人格の一つであっても、ヨドン皇帝とイコールではないことも描かれており、ようやく感情を理解したところなのに、ヨドンナ様…あれ、でもヨドンナの邪面が割れてないってことは、まだ生存の可能性が…?あ、次回予告にいる!?

 そんな中、ファイヤは…精いっぱい元気そうに充瑠に現状を伝えていたことを明かすシーンは、こちらも涙腺が緩んでしまいました。そこからのキラメイジン出撃は過去最高に熱かったですね!1年通してザビューン装備こそすれ、強化合体が無かったキラメイジンですが、それ故に印象的なロボになったなーと。まぁその後は…

 絶体絶命の状況の中、駆けつけてきたのは魔進ジョーキー!これはガルザ生存か!?…と思いましたが…彼の最期にオラディンに伝えて欲しい言葉が「生まれ変わったら、今度は仲のいい兄弟になりたい、とな…」なのがもう泣けるのなんの。生まれ変わらなくても仲のいい兄弟でいられたはずなのに、ヨドン皇帝にめちゃくちゃにされたがばっかりに…ガルザを失った哀しみとヨドン皇帝への怒りが増す印象的な言葉でした。優しい雰囲気なのがまた良いなぁ…


 ヨドン皇帝に逆らっても生き延びられた者はいない。これまでは。新しい歴史を作るべく、OPと共に最後の決戦に!いやー熱いですね!今回終始暗い雰囲気だったのが、充瑠の復活と共に一気に空が晴れ渡るのもまた良いですね!全員揃ったキラメイジャーと、充瑠のきらめきがあれば負ける気がしない。そんな希望溢れる最終決戦への導入でした。
 カナエマストーンも4つ揃ったし、まだ使っていないカナエマストーンの力だってある。次回、それらをどんなひらめきで用いるのか、魔進ジョーキーはどのような活躍を見せるのかなどなど、最終回の楽しみも尽きません。一年間の集大成、しっかりと見届けさせていただきます!
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仮面ライダーセイバー 第23話「荒れ狂う、破壊の手。」

2021-02-21 09:30:10 | 仮面ライダーセイバー
仮面ライダーセイバー 第23話「荒れ狂う、破壊の手。」

 今更ですけど、印象がガラッと変わるドラゴニックナイトに比べて、色合いがちょっと濃くなるキングライオン大戦記って地味では…?

 さて飛羽真たちはマスターロゴスと直接話をするために、ストリウスは禁書の力を手に入れるためにサウザンベースへの潜入を決行。
 飛羽真は亮から間接的にブックゲートを受け取り、ストリウスはズオス出現のために駆け付けた倫太郎たちが通ってきたブックゲートを通って、それぞれサウザンベースに潜入…剣士以外は通れないとか、そんなセキュリティ無いんすね、あのゲート…

 ストリウスは今のマスターロゴスと出会い、どういう経緯か禁書を入手。一方の飛羽真は寿司よりカレーが美味い寿司屋っぽい衛兵に導かれるように、禁書を手にしたストリウスと邂逅…これ、あの衛兵が今のマスターロゴスってことですかね。声も何となくそれっぽかった気がしますし。強大な力の入手は玲花の目的ではなく、マスターロゴスの目的でもあるのでしょうか。で、その入手のために飛羽真やストリウスを利用するべく、敢えてストリウスに禁書を渡したとか?禁書が飛羽真を選ぶのも想定内だったのかもしれません。

 そして禁書は飛羽真の手に渡ると、プリミティブドラゴンのライドブックへと変化。ゼロワンのメタルクラスタホッパーやビルドのハザードフォームのような暴走フォームでしたが、変身アイテムに意識を乗っ取られるというのは、オーズのプトティラコンボを思い出します。
 口にあたる部分が開いているように見え、戦い方も剣士というよりは最早獣そのもの。普段剣を握っていた右手は敵を殴るために用い、左手は火炎剣烈火の刀身を掴んで戦う、攻撃を喰らっても一切怯まずに向かってくるという、禍々しすぎる暴れっぷりは正直魅力的に写りました。右手で直接攻撃するというのは、仮に負傷すれば剣もペンも握れないという飛羽真にとっては致命傷になりかねないこと。それを躊躇いなく行うという事からも、飛羽真の意識が無いのだなと察せられます。ハザードフォームは完全な制御は出来ず、メタルクラスタホッパーも一人では制御できませんでしたが、果たしてプリミティブドラゴンは…?

 次回は亮との戦いが決着しそうな様子。ここ最近は面白くなってきた感じがあるので、楽しみです。
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ヒーリングっど♡プリキュア 第45話(最終回)「おいでませ♡ヒーリングガーデン!」

2021-02-21 09:05:08 | ヒーリングっど♡プリキュア
ヒーリングっど♡プリキュア 第45話(最終回)「おいでませ♡ヒーリングガーデン!」

 どういう経緯でヒーリングガーデンに行くのかと思ったら、冒頭から特に何の説明もなくヒーリングガーデンに行くとは思いもしませんでした。前回別れる必要本当にありましたか…?
 さて今回はヒーリングガーデンに訪問。そんな中、サルローというヒーリングアニマルから、人間は最早ビョーゲンズと変わらない、地球のためには人間を浄化していくべきだという考えを聞いたのどかたちは、改めて人間が地球にしていたと気づかされることに。テアティーヌからもいざという時が来たら人間を浄化する覚悟があるという、割と衝撃的な言葉が発せられました。ヒーリングアニマルが人間の絶対的な味方ではないという立場が描かれるとは…ここら辺を見ていると、ヒーリングガーデン訪問はアスミが生まれた頃にやっても良かったかもなーと。

 今回うっかりメガビョーゲンを持ち込んでしまったように、生きていれば過ちはある。それを踏まえて、どのように未来を変えていこうとするかが大事。生きている限り戦いも、お手当ては終わらない。「生きてくって感じ」と、のどかのお決まりの言葉も「生きてる」という「今」ではなく「生きてく」という「未来」を見据えた言葉になっていました。
 

 さて、例年より4話ほど少ない話数で終わったヒープリですが…楽しかったという想いもある一方で、所々で物足りなさを感じてしまうのも事実です。
 病気と共存するのではなく、強い意思をもって立ち向かうという意思を見せたのどかたち。一人一人が生きるのを諦めない心で繋がることで、大きな脅威にも立ち向かっていけるというメッセージは受け取りました。しかし一方でのどかたちの今後についてはあまり触れられなかったのは残念でした。
 全編通してちゆの女将とハイジャンプ関連の話はたびたび触れられており、中盤以降はアスミの成長も描かれていました。のどかに関してもダルイゼンとのあれこれが描かれていましたが、キングビョーゲンに吸収されて終わりというのは味気なかったですね。浄化されるにしても、キングビョーゲンに一矢報いて欲しかったという気持ちもあります。あるいは、のどかに浄化されるか。
 そして何よりもひなたに関してはもうちょっと主役回が欲しかったです。優秀な家族と自分を比べてしまいがちな彼女が、自分の嫌いなところと向き合いつつもどのような未来を選択するのか見たかった…

 地球のお手当てはこれからもずっと続いていく!という終わり方は嫌いじゃありません。最後に「本編後の未来」を描くことが多かった昨今のプリキュアシリーズにおいて、「これからどう生きてくかで未来は変わっていく」という具体的な未来を描かずに終わったという点においては、本作は独特な立ち位置の作品だと感じました。ビョーゲンズのみならず、人間だって浄化対象になりうる。そうならないために何をすればいいのか?という問題提起をしたことは大きな意義があったと思います。
 ただ、それとはまた別に、もう少し個人個人の将来についても触れて欲しかったです。地球のお手当てのために何が出来るかを勉強し始めたひなたが、自分の夢を見つけるとか、そういう展開があっても良かったかなって…

 ともあれ、1年間ありがとうございました!
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