ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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ウチの娘は、彼氏が出来ない!! 第7話

2021-02-25 07:40:41 | テレビ・映画・ドラマ
ウチの娘は、彼氏が出来ない!! 第7話

 前回に引き続き空の出自が中心の第7話。主要登場人物が水無瀬家に集まって真相を聞いている間、空の彼氏であるはずの渉先生はといえば、スキューバダイビングしてたら空の父親と思しき男性に出会いました。終わり。
 …いや、いくら何でも渉先生の扱いが雑過ぎやしませんかね。ここまで光を推しておきながら次回で渉先生から「空ちゃん諦めませんから」と言われても、もうどうやっても挽回できない気がします。
 そもそもずっと忘れられない人がいる渉先生に無理を押し通すような形で交際を申し込んだのは空なのに、空の出自という重大な話題に殆ど絡んでこない、絡ませずに放置しっぱなしというのはいかがなものかと。当初は光が一歩引いた位置にいるライバルキャラだったのに、最近では光が何歩も前に進んでいて、渉先生が置いてけぼりを喰らっているような印象を受けます。このままだと、どっちとくっついても何だかなぁ…という印象になりそうですね。

 空の出自については「樹海に捨てられていた空を、死のうとしていた碧が見つけた」と語られたものの、その話が実は…な展開に。
 碧が真相を話さなかったのは「本当の父親に空を取られるかもしれないと思ったから」というもので、分からんでもないです。ただ、真相を知った空が突然激昂して実の母親を「後先考えずに子供を産んで碧に押しつけた、恋に狂ったバカ」だと貶めた件は正直突然過ぎてついていけませんでした。

 空と同じ境遇では無いので彼女の心境を理解できるとは言えませんし、空としては「母ちゃんの娘が良かった」という想いから口走ってしまった言葉なのかもしれません。ですが、空の本当の母親である鈴は、最初こそ「好きな男の子を産みたい」と思っていたものの、入院した際には「この子のことを考えていなかった」と反省していましたから「後先考えずに産んだ」わけではないですし、碧も自ら空を育てると言っていたので「押しつけられた」わけでもないと思います。
 空の言い分が全く的を射ていないというわけではないものの、話を聞いていたのかと言いたくなる怒り方でした。空が激昂するよりかは、中絶の経験がある沙織が鈴の愛に感動して涙を流した方が、まだ自然だったのではないかと。

 最終的には育ての親と生みの親の両方に感謝。前半の樹海の件と似たような落とし所なので、同じような流れを2回見させられた気がしないでもない。で、父親は探して一発ぶん殴る!ということで、次回は父親に会いに行くことに。なんかもう、彼氏が出来るとか出来ないとか、どうでもよくなってるよね…漱石は敗北感出してるし、渉先生のライバル宣言も今更感凄いうえにそんなに空のこと好きだったっけと思ってしまいますし…結局この作品はどこに向かっていて、何を描きたいのだろうか…


 ところで、本筋とは全く違う話になりますが、沙織を演じる福原遥さんって左利きなんですね。でもクッキンアイドルを見ていた時に「左利きなんだ」って思った記憶が無いなーと思い、wikiを見たところ…マジか、右利きとして演じていたのか…すげぇなぁ…
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相棒19 第17話「右京の眼鏡」

2021-02-25 07:02:34 | 相棒シリーズ
相棒19 第17話「右京の眼鏡」

 右京さんの身に着けている物シリーズ?だと、神戸くんの時に「右京のスーツ」、カイトくんの時は「右京の腕時計」があったなーと思い出していた今回は、田崎眼鏡のお家騒動に関連する事件。

 事件に関しては説明不足からのすれ違いによるものであり、そこにはどうしても話せない事情が…あったのは分かりますが、一部始終を見ていると被害者も誤解されてしまいそうな言動をしていたようにも見えました。感情が昂っている犯人に「これ以上あなたとは話したくありません」と告げるのは逆効果ですし、誤解されそうな部分だけを断片的に伝えたのもまずかった。犯人も被害者のことは信頼していたようですから、もっと落ち着いて真摯に何も話せない旨を訴え続けるほかに手は無かったかと。

 意味ありげに弁当やら眼鏡が映ってはいたのは分かってましたが、途中まで真犯人は次男だと思ってました(汗。自分が社長になるために次期社長とされた赤の他人の渚を殺し、その罪を兄に着せる。次に母親である社長に精神的ショックを与えて間接的に殺害するべく、自分が次期社長であることをPRするかのような動画をタイミングを計って公開。あとは妹をどうにかすれば…という流れだとばかり(汗。
 
 また、今回田崎家の次男と長女(妹)は「息子が人を殺したことを知って、苦しみながら最期を迎えること」を避けるために、母親をその情報から遠ざけていましたが、母親が薄々隠し事に感づいていたこともあり、冠城くんは「真実を伝えるべきだった」、右京さんは「母親というのはそういうもの」と兄妹に告げていました。
 ここら辺で神戸くんの時の「聖戦」を思い出しました。あの時の右京さんは、今回と同じく優しい嘘であっても警察官の矜持に反すると拒んでいました。優しい嘘であっても嘘は嘘。相手を思いやってのことだったのに、隠し通そうとするたびに相手と溝が生まれ、不信感に繋がってしまう。嘘を貫き通すことは難しく、真実を伝えることもまた難しい。しかし、どんな真実であろうと子供のことに責任を持とうとするのが、右京さんの考える「母親」なのかもしれませんね。

 今回は青木の盗み見が思わぬ形で功を奏した結果になりましたが、丸くなったように思えて、相変わらず青木は青木なんだなと。右京さんたちに部屋に上がられた時は壁に貼ってあった写真に気づかれたりするのかと思いましたが、そんなことはなく。青木のことですから、いつ誰が来てもいいように、人目につかない場所に隠してそうですね。

 泥沼の家族関係に陥っていた田崎家でしたが、救いのあるラストでホッとしたところで、また次回。
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