仮面ライダー剣 第47話
いよいよクライマックス目前の今回は、ギラファアンデッドを相手に橘さん大活躍!
天王路が亡くなり、アンデッドを封印する力を持つケルベロスのカードだけが残ることになった前回。ギラファアンデッドはこの力を持って、以前は逃げるしかなかったジョーカーを封印し、バトルファイトの勝利者になろうとしていました。始の運命が変わったあの雪山において、今に続く因縁の戦いが繰り広げられていたとは。
仮にこの状況下でケルベロスのカードが無ければ、ギラファアンデッドはジョーカーを封印することが出来ず、一方で剣崎たちには封印されるというかなり不利な状況。であれば、聡明なギラファアンデッドのことですから、始の提案に乗って永遠に終わらないバトルファイト、2体のアンデッドが互いに干渉しないまま暮らし続けるという未来を選んでいたのかなと。
ギラファアンデッドとの戦いで負傷した始を介抱した睦月。望美との会話では「仮面ライダー」に変身する資格はあったが、それだけでは「仮面ライダー」になったとはいえないと、「仮面ライダー」の在り方について悩んでいました。強さにこだわり、最強のライダーを自称していた頃とは信じられないくらいの成長っぷりですね。レンゲルとして苦戦する時期が長かったからこそ、力とは何か、仮面ライダーとは何かについて改めて考えるようになったんだろうなーと。
そして睦月もまた、剣崎と同じく始を信じ、「ヒューマンアンデッドをリモートで解放して、ジョーカーを封印する」という方法にたどり着いた橘さんと対峙することに。これまで何度となくライダー同士でぶつかり合うことはありましたが、今回は仲間割れではなく、互いの信念をぶつけ合うという非常に熱いシチュエーション。それを一瞬で決着させる橘さんも非常にカッコよかったです。「やっぱり…強いですね…橘さんは…」という睦月のセリフからして、橘さんには勝てないかもしれないと思いつつも、譲れない信念を賭けて、運命に抗おうとして戦いを挑んだ感じでしょうか。負けこそしましたが、睦月もまたカッコいいシーンでした。師匠である橘さんの「馬鹿野郎…」も良いなぁ…
残るは手負いの始だけ…でしたが、天音ちゃんの電話が契機となったのか、橘さんが選んだのはギラファアンデッドを封印する道でした。始の帰りを待つ天音ちゃんに対し、剣崎のみならず「みんなと一緒に帰る」と約束したのも響いたんでしょうね…始は決して橘さんの情に訴えようとしたわけではなく、みんなと一緒にいることが当たり前になっていたからこそ、自然と出てきた言葉なんだろうなと感じました。
「俺は全てを失った。信じるべき正義も、組織も、愛する者も、何もかも。だから最後に残ったものだけは失いたくない!信じられる、仲間だけは!!」という熱い想いと共に、身を挺してギラファアンデッドのバリアを突破した橘さん。「この距離ならバリアは張れないな!」と、戦いの中でバリアの有効範囲を見切っているあたり、やっぱり強いですね橘さんは…
仮に始を封印していれば、世界は救われても、剣崎たちとの関係性は確実に変わってしまうでしょう。その選択が他の多くの人間にとって最善の判断だったとしても、橘朔也個人として最善かどうかは別の話。剣崎を、睦月を、そして始をも信じたからこそ、ギラファアンデッドの封印に踏み切ったのでしょうね。
しかし、改めて振り返ると橘さんは失ったものが多すぎますね。この戦いにおいて何も失っていない者はいないとは思いますが、そういえば橘さんの日常生活が描かれたことはあまり無いように思えます。序盤で小夜子とデートしていたことぐらいでしょうか。剣崎は虎太郎の家、睦月は望美、始は天音ちゃんたちとの一時が描かれていましたが、橘さんにはそういった「帰る場所」の描写が少なかったように思えます。ここで始を封印していたら、橘さんはどこへともなく姿を消し、一人で生き続けていたのかな…
まさしく命がけでギラファアンデッドを封印した橘さんでしたが、始の前に現れた黒い石板からはウジャウジャと黒い奴らが…果たして世界はどうなってしまうのか、そして橘さんは生きているのか…
といった感じの第47話。もうすぐバトルファイトにも決着が…?
いよいよクライマックス目前の今回は、ギラファアンデッドを相手に橘さん大活躍!
天王路が亡くなり、アンデッドを封印する力を持つケルベロスのカードだけが残ることになった前回。ギラファアンデッドはこの力を持って、以前は逃げるしかなかったジョーカーを封印し、バトルファイトの勝利者になろうとしていました。始の運命が変わったあの雪山において、今に続く因縁の戦いが繰り広げられていたとは。
仮にこの状況下でケルベロスのカードが無ければ、ギラファアンデッドはジョーカーを封印することが出来ず、一方で剣崎たちには封印されるというかなり不利な状況。であれば、聡明なギラファアンデッドのことですから、始の提案に乗って永遠に終わらないバトルファイト、2体のアンデッドが互いに干渉しないまま暮らし続けるという未来を選んでいたのかなと。
ギラファアンデッドとの戦いで負傷した始を介抱した睦月。望美との会話では「仮面ライダー」に変身する資格はあったが、それだけでは「仮面ライダー」になったとはいえないと、「仮面ライダー」の在り方について悩んでいました。強さにこだわり、最強のライダーを自称していた頃とは信じられないくらいの成長っぷりですね。レンゲルとして苦戦する時期が長かったからこそ、力とは何か、仮面ライダーとは何かについて改めて考えるようになったんだろうなーと。
そして睦月もまた、剣崎と同じく始を信じ、「ヒューマンアンデッドをリモートで解放して、ジョーカーを封印する」という方法にたどり着いた橘さんと対峙することに。これまで何度となくライダー同士でぶつかり合うことはありましたが、今回は仲間割れではなく、互いの信念をぶつけ合うという非常に熱いシチュエーション。それを一瞬で決着させる橘さんも非常にカッコよかったです。「やっぱり…強いですね…橘さんは…」という睦月のセリフからして、橘さんには勝てないかもしれないと思いつつも、譲れない信念を賭けて、運命に抗おうとして戦いを挑んだ感じでしょうか。負けこそしましたが、睦月もまたカッコいいシーンでした。師匠である橘さんの「馬鹿野郎…」も良いなぁ…
残るは手負いの始だけ…でしたが、天音ちゃんの電話が契機となったのか、橘さんが選んだのはギラファアンデッドを封印する道でした。始の帰りを待つ天音ちゃんに対し、剣崎のみならず「みんなと一緒に帰る」と約束したのも響いたんでしょうね…始は決して橘さんの情に訴えようとしたわけではなく、みんなと一緒にいることが当たり前になっていたからこそ、自然と出てきた言葉なんだろうなと感じました。
「俺は全てを失った。信じるべき正義も、組織も、愛する者も、何もかも。だから最後に残ったものだけは失いたくない!信じられる、仲間だけは!!」という熱い想いと共に、身を挺してギラファアンデッドのバリアを突破した橘さん。「この距離ならバリアは張れないな!」と、戦いの中でバリアの有効範囲を見切っているあたり、やっぱり強いですね橘さんは…
仮に始を封印していれば、世界は救われても、剣崎たちとの関係性は確実に変わってしまうでしょう。その選択が他の多くの人間にとって最善の判断だったとしても、橘朔也個人として最善かどうかは別の話。剣崎を、睦月を、そして始をも信じたからこそ、ギラファアンデッドの封印に踏み切ったのでしょうね。
しかし、改めて振り返ると橘さんは失ったものが多すぎますね。この戦いにおいて何も失っていない者はいないとは思いますが、そういえば橘さんの日常生活が描かれたことはあまり無いように思えます。序盤で小夜子とデートしていたことぐらいでしょうか。剣崎は虎太郎の家、睦月は望美、始は天音ちゃんたちとの一時が描かれていましたが、橘さんにはそういった「帰る場所」の描写が少なかったように思えます。ここで始を封印していたら、橘さんはどこへともなく姿を消し、一人で生き続けていたのかな…
まさしく命がけでギラファアンデッドを封印した橘さんでしたが、始の前に現れた黒い石板からはウジャウジャと黒い奴らが…果たして世界はどうなってしまうのか、そして橘さんは生きているのか…
といった感じの第47話。もうすぐバトルファイトにも決着が…?