ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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2016年の冬あれこれ

2016-01-25 07:58:49 | 2016年アニメ
2016年のアニメも色々始まっていますが、視聴した作品の感想を。カッコ内は視聴した話数です。

①無彩限のファントム・ワールド(3話)
 かつて起こった事故により、それまで人の脳が認識できなかった妖怪や妖精といった存在「ファントム」が知覚できるようになった世界での物語。主人公はファントム退治の部活に所属しており、今のところは舞い込んできた依頼をドタバタのうちに解決するコメディものっぽいです。この先どう展開していくかは分かりませんが、とりあえず舞先輩がよく動くのがチョーイイネ!あとよく分からない詠唱も大好きです。
 3話までを見ると、ファントムを食べるお嬢様っぽい女の子が「家族」というものに憧れていることが気になります。お嬢様っぽいけど実は両親を亡くしていて、親戚の名家に引き取られたものの冷たくされ、お小遣いももらえず空気を食べる真似をしていたら、いつの間にかファントムを食べる能力が身についた・・・とか妄想。


②少女たちは荒野を目指す(3話)
 タイトルだけを見て「異世界ものかな?」と思ったら、美少女ゲーム作りの世界に飛び込んでいく物語でした。ただ「好き」という純粋な思いだけでは生きていけない。数多ある美少女ゲームの中で勝ち残らなければならない。そんな荒野を目指す少女と少年たちの物語。
 メインヒロインの黒田さんは、パッと見「俺ガイル」の雪ノ下を思い出しましたが、蓋を開けてみれば雪ノ下とはかけ離れていました。よもや第1話の次回予告で百合を「尊い」と表現し、第2話では失恋した話を深く掘り下げようとするメインヒロインがいようとは・・・
 思いのほか展開が早く、第2話で一通りの仲間は揃った模様。第3話ではミーティングが行われ、「楽しく作ること」と「売れる作品を作ること」の対立が起こっていました。どちらの言い分も間違っていないからこそ、難しい問題ですね。恋愛要素も絡んできそうなので、どうなることやら。


③おしえて!ギャル子ちゃん(3話)
 見た目からは「遊んでいる」と思われがちだけれども実は良い子のギャル子をはじめ、オタ子やお嬢といった友人たちを交えてのガールズトークが繰り広げられる短編アニメ。扱うネタは、男性には分からないものもありますし、アニメとはいえこうしたネタに触れるのは苦手な部分もありますが、キャラクターが可愛いので何とか見れています。そうしたネタのみならず、原作では真面目な話もあるので、そちらも楽しみです。


④この素晴らしい世界に祝福を!(2話)
 「死んだけど異世界に転生させてあげる。何か欲しい物は?」と女神から問われ、その女神を持っていくことに決めた主人公カズマと、持ってこられた女神アクアの物語。転生こそしたものの、カズマには知力と幸運以外の才能が無く、アクアは知力と幸運以外の才能は揃っているが戦闘ではからっきしで、でかいカエルに何度も食べられる始末。2話で迎えた魔法使いは爆裂魔法しか使えず、おまけに1発打つとMP切れ。2話ラストでは新たに女騎士も加わりましたが、どうやら彼女も一癖ありそうです。
 異世界ものではありますが、これといった能力があるわけでもなく、最初はギルド登録料にも困る有様。良い人から恵んでもらったら、今度は日銭を稼ぐために工事現場で日夜お仕事。やたらと壮大なBGMを背景にツルハシを振るう様は見ていて面白かったです。仕事を重ねるに連れて、わらの寝床に毛布を敷いたり、アクアがパジャマを購入していたりと、少しずつ金を蓄えているのが見て取れたのも良い感じ。

 最終的には魔王討伐に向かうのかもしれませんが、EDはそんなことを全く感じさせないほど、のほほんとした雰囲気が漂っています。戦いの終わり、というよりは平和な一日の終わりを感じさせるいいEDですね。
 しかし、アクア役の雨宮天さんは「一週間フレンズ。」の印象があったのですが、モン娘のラミアといい、このアクアといい、良い具合のはっちゃけっぷりがはまっていると感じます。魔法使いのめぐみんは、今度のプリキュアを演じられる高橋李依さんでした。


⑤だがしかし(3話)
 「駄菓子」を元にした、サンデー連載の漫画のアニメ化。駄菓子大好きな枝垂カンパニーのご令嬢・枝垂ほたると、駄菓子屋の跡継ぎとして期待されつつも漫画家になりたい鹿田ココノツ、遠藤豆、サヤ兄妹らが駄菓子を食べたり、駄菓子や昔のおもちゃで遊んだりする物語です。
 第3話にてようやくOPとEDが完成。やけにあっさりしてるなーと思ったら、第3話からいきなり動きまくってて驚かされました。EDで、ほたるさんが左から右にスライドしていくシーンがチョーイイネ!
 アニメ化が発表されたときは、てっきり10~15分程度の短編アニメになると思ってましたが、まさかの30分。1話で概ね4個くらいの駄菓子が紹介されていくようです。他作品のパロディシーンもチラホラと見受けられます。
 個人的にはほたるが「サヤ師ぃぃぃ!!」と叫ぶシーンが凄く好きなので、今後も期待です(笑。


 概ねこんなところです。まだ録画しているのはあるので、最終的にはもう何作品か増えるかもしれません。感想は書いてませんが「鉄血のオルフェンズ」「プリパラ」も視聴継続中です。
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Go!プリンセスプリキュア 第49話「決戦ディスピア!グランプリンセス誕生!」

2016-01-24 09:38:57 | Go!プリンセスプリキュア
Go!プリンセスプリキュア 第49話「決戦ディスピア!グランプリンセス誕生!」

 だから真っ黒なアイキャッチはやめてー!(汗。

 さて今回はディスピアとの決戦!だったわけですが、てっきり最終回Aパートぐらいまでは戦闘パートになるかと思いきや、まさか今回でディスピアに勝つところまで描くとは思いもしませんでした。クロロ&ロックの参戦や、主題歌をバックに夢への扉へ走り続けるシーンなど、グッとくるシーンもあったものの、この展開の早さはちょっと意外でした。

 ディスピアの正体は夢と希望の影である絶望そのもの。どんな夢でも叶うわけではなく、時には叶わなかった夢もあるでしょう。その時の絶望が形をもった存在だとすれば、いつかまたディスピアは生まれてしまうのかもしれません。そんなディスピアに対抗する存在がグランプリンセス。これまでは夢を守り続けてきたプリキュアたちですが、今回は夢を希望に、未来へと導く存在へと上り詰めました。

 襲ってくる絶望に対して、いつまでも守りの姿勢でいるのではなく、絶望に負けずに絶対に夢をかなえるという強い気持ちが必要だったのでしょう。それははるかたちだけではなく、周りの人間の覚悟も不可欠だったように思えます。
 プリンセスとして人々の夢を守ることができても、人々が何度も絶望してしまっては、いつまで経っても夢が叶うことはありませんし、いつまたディスピアが生まれてもおかしくない。それどころか、プリンセスに頼りきってしまいかねません。
 シャムールの推察どおり、はるかたち4人はグランプリンセスの素質は満たしていたのでしょう。ただ、はるかたちだけの力でグランプリンセスになった場合、「またディスピアが現われても、グランプリンセスがいるから大丈夫」と人々に心の油断が生まれ、絶望を甘く見てしまいかねません。
 そうした事態にならないにも、グランプリンセスになるためには人々の夢を守るだけでなく、人々に「何度絶望が襲ってきても夢を叶える」という強い気持ちを抱かせることが必要だったのだと思います。
 「守り」という現状維持に留まらずに、絶望を乗り越えて前へと進んでいくプリキュア。だからこその「Go!」プリンセスプリキュアなんだと感じました。

 しかし、ディスピアを倒しても金と銀の蔦がそのまんま、というのは気になりますね。それに関しては「ストップ&フリーズはトワの両親が変貌させられた姿だった」ということで決着をつけられますが、次回予告に何かやばい奴がいたんですけど、本当に次回最終回ですよね?(汗。
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仮面ライダーゴースト 第15話「苦悩!頑固な脱出王!」

2016-01-24 09:09:11 | 仮面ライダーゴースト
仮面ライダーゴースト 第15話「苦悩!頑固な脱出王!」

 「ニセモノの霊能力者のウソ」を見抜くか・・・どっかの大学の先生と、貧乏で貧乳なマジシャンが出張ってきそうな話ですね(笑。「おっちゃんのことも!」と指差すアカリは、どことなく「お見通しだ!」を思い出しました。

 さて今回はマコトのけじめの話。眼魔世界のアランたちと決別し、タケルと肩を並べて戦うべくカノンを自分の手で救うと決意。なかなか力を貸してくれなかったフーディーニ眼魂もマコトの決意を知ったからか、その力を貸してくれることとなりました。バイクが飛行ユニットになったり、縛られていてもすり抜けマジックを披露したりと、なかなかにトリッキーな戦いをするようですね。バイクの変形については、ガタックエクステンダーを思い出しました。

 アランを「様」付けで呼ぶカノン、サラッと復活したジャベル、街に唐突に出現したグンダリなど眼魔世界で何があったのか、眼魔世界は何をしようとしているのか、未だ全貌は見えてきませんが、とりあえずタケルたちは英雄たちと少しずつ歩み寄っています。これまで単に力を引き出していたマコトも、自分の覚悟を見せることでフーディーニと和解し、力を得ることができました。
 一方でタケルも知らぬ間にムサシ眼魂の信頼を得ることに。しかし全ての者が協力的とは限らないとのこと。中には無理やり呼び出されて眼魂に押し込められたビリーザーキッドのような英雄もいますからね。次回登場するロビンフッドのゴーストは、「正義は一つとは限らない」と語っており、彼もまた一筋縄ではいかなさそうです。
 
 最近はユルセンの出番が多くて嬉しい限り。そして次回は第3のライダー・ネクロム登場!

 ・・・ところで、今回登場したフミ婆。てっきり眼魔被害者になるのかと思ってましたが、特にそんなこともなく、普通にいいおばあちゃんで終わりました。今後の出番はあるんですかね?
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手裏剣戦隊ニンニンジャー 第45話「親子三世代!ニンジャ全員集合!」

2016-01-24 08:03:45 | 手裏剣戦隊ニンニンジャー
手裏剣戦隊ニンニンジャー 第45話「親子三世代!ニンジャ全員集合!」


 祖父を越える。それは忍者としての才能のみならず、ラストニンジャの掟すら変えてみせるということ。好天の教えを学びつつも、それを生かして新たなシュリケン忍法を生み出していく。新月も新月で、ラストニンジャになるために人間を捨てて妖怪となることを決意したものの、小槌や妖怪の力など、安易に力を求めて好天の方法を越えようとはしなかったと。
 天晴たちが目指すのは、好天とは違うラストニンジャへの道。それは先が見えない闇の中を進むようなこと。けれども旋風の教えを胸に前に進むことを決意。祖父の生き様と覚悟を学び、父の教えを胸に、子供が彼らを超えていく。ニンニンジャーにおける親子三代の物語が実を結んだ瞬間だと思います。

 新月と一応の決着をつけた一方で、雷蔵とは再び見えることに。雷蔵も新月に素直に従いつつ、彼のわがままを良しとはせずに撤退を命じていました。何だか以前よりも冷静で良いキャラクターになっているような・・・序盤でオボログルママークⅡ共々、撃破されるんじゃないかと思ってました(汗。

 8人揃ったニンニンジャーの名乗り、特に好天の「果て無き日輪!」が超かっこよかったところで、戦いは次回へ。残すところあと僅かですが、次回は新月がパワーアップする模様。父すらも利用しそうですね・・・
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再放送の選択

2016-01-23 08:48:56 | 日々の生活
『カードキャプターさくら』『けいおん!』NHK BSプレミアムで4月から放送

 最近土曜夕方に放送されている「ラブライブ!」を見ています。結構面白いのですが、放送日や時間帯が不定期なので、毎週録画設定を変えなければならないのがちょっと面倒です。第2話と第3話が連続で放送されたり、第8話が日曜夕方に変更になっていたり・・・忘れないようにしないとなぁ。「サンダーバード ARE GO」も毎週放送しているわけではないので、これまた録画を忘れないようにしなければなりません。

 NHKでのアニメ放送はCMが無いので、ブルーレイに録画する際の編集作業が格段に楽で助かります。本編前後をカットするだけで済みますからね。ニチアサなんかはCMも含めて録画していますが、アニメを見ている最中に健康機具やら栄養剤で現実に引き戻さんでも・・・と毎度思います(苦笑。

 それにしても、カードキャプターさくらは分かりますが、最近の「けいおん!」や「ラブライブ!」のように、他局で放送されていたアニメが放送されるというのは、何だか不思議な気分になります。どういった基準で選ばれているのか分かりませんが、「ARIA」とか「のんのんびより」あたりもいつか放送してくれたら嬉しいなぁ・・・日常系や、部活もの、ヒーローorヒロインものが選ばれるんですかね?だったら昔WOWOWで見たディズニー系の「ダークウィング・ダック」も見てみたいところです。

 ともあれ「カードキャプターさくら」は一度も見たことが無いので、これを機会に見てみるとします。しかし「けいおん!」も、1期が7年前で、映画も5年近く前になるとかマジっすか・・・そうか、あの就職活動ももうそんなに前か・・・
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「僕だけがいない街」第1話~第3話を見て

2016-01-22 07:50:37 | 2016年アニメ
録画していた「僕だけがいない街」を3話まで見ました。

 藤沼悟の身に起きる、僅かな時間遡行「リバイバル」。それは決まって悪いことが起きる直前に発生し、悟は戻った時間の中で悪いことを無かったことするべく行動し、時には事件は起こらなかったが、自分の身に災難が降りかかることもあった。
 ある日、悟はピザ屋のバイト中に、トラックによる人身事故をリバイバルにより防いだものの、怪我を負ってしまう。その様子を見ていた同じバイト仲間の愛梨と仲良くなり、北海道からはわざわざ母親が心配してやってきてくれた。
 だがしばらくすると、またもリバイバルが発生。悟は近くにいた母親にも周りに異常が無いか見て欲しいと頼む。悟は目立つ変化には気がつかなかったが、母親は自分を見ていた子連れの男性が、子供を置いてどこかに走り去るのを目撃し、誘拐事件が未然に防止されたのではと考える。
 母親はその男性の顔に見覚えがあるようで、どこかへと連絡し、悟にもそのことを明かそうとしていたが、家に忍び込んできた何者かに刺し殺されてしまう。自分の母を刺した人物とすれ違ったとも知らず、家に帰ってきた悟はその凄惨な状況を目の当たりにする。そして近所の人間により通報がなされ、悟は警察署に事情聴取のため連れて行かれそうになっていた。
 状況に困惑し、思わず警官から逃げ出してしまう悟。すると今度は大規模なリバイバルが発生し、何と悟は18年前、小学5年生の頃に戻ってしまっていた。そこはかつてクラスメイトが誘拐される直前の時間。悟は18年前には起こさなかった行動を起こし、かつて誘拐された雛月加代を救い、未来を変えることを決意する・・・


 という物語が繰り広げられる、ノイタミナ枠のアニメです。悠木碧さんが出演されるということで気にはなっていたアニメでしたが、なかなか見る時間が取れませんでした。で、今回ほぼ通しで3話まで見たのですが、非常に面白いです。あと、悠木さんってやっぱりいいなと改めて思いました。まぁ毎回思っている気もしますが(苦笑。
 「リバイバル」というと、映画のリバイバル上映を思い出しますが、OPでも大人と子供、2人の悟が映画館の座席に座るシーンがあります。また、本編中も現在の出来事は画面いっぱいに映像が映し出されているのですが、リバイバルした時の出来事は上下に黒い枠が入っており、さながら「過去の記憶」という映画を見ているかのような演出もなされています。

 未来を変えるために、過去の世界で起こさなかったアクションを起こす。しかし18年前の出来事を毎日事細かに思い出せるはずもなく、時には同じ失敗を繰り返してしまっていました。
 そんな中で、悟が救おうと懸命になるのが雛月加代という少女。クラスの中ではどこか浮いていて、以前の文集には「私だけがいない街」という題の文を書いていた加代ですが、実は家で虐待を受けていたという事実に気づく。悟は見た目こそ子供ですが、中身は大人なので、当時気づけなかったことにも気づけるというのは利点ですね。ただ、一方で給食費が無くなるという子供らしいトラブルにも巻き込まれることも。

 第3話では、加代が誘拐される日が3月1日であること、加代の虐待には教師も気づいていたことが判明。ただ親が児童相談所の視察を上手く交わすものだから、なかなか手出しが出来なかったとのこと。それでも悟は先生に対応を急がせ、先生も加代の母親と再度話したようなのですが、それで加代の母親が更なる虐待に打って出ないか心配ですね・・・「誘拐事件は起こらなかったが、母親による殺人事件が起こってしまった」なんてことにならないことを祈るばかりです。
 職員室での先生と生徒?の会話を、母親と会話しているものだと勘違いしてました。でも、何であの子と何を話していたのだろう。案外悟以外にもリバイバルしてきている人物がいたり・・・?


 親に逆らえず、無感情を装っているものの、10歳の少女がそんなことを続けられるわけもなく。加代の時折見せる年相応の少女らしさがとても微笑ましく思えます。
 星空と氷、大樹が織り成すクリスマスツリーを見た悟と加代。悟の突飛な行動に「バカなの?」と口にすることが多い加代ですが、「夏」にまたこのツリーを見ることを約束した後の、優しい「バカなの?」が素晴らしいっ!

 そういえば悟は普段は子供の声で、心の声は大人の声で喋っているのですが、子供の声を土屋太鳳さん、大人の声を満島真之介さんが演じていらっしゃいます。満島さんが、モスラ2やウルトラマンマックスに出演された満島ひかりさんの弟さんだということは知ってましたが・・・すいません、すいません!土屋さんがウルトラマンゼロの映画にご出演されていたことに気づかず、すいません!朝ドラは見ていなかったので「まれ」のヒロインだったということも知らずにすいません!(汗。

 
 色んな人物が出てきていますが、誰が誘拐したのか、誰が母親を殺したのかは分かっていません。加代の母親の交際相手や、悟と同じピザ屋の男性店員なんかも怪しく見えてきます。はたまた、実は大人による誘拐じゃなくて、子供が起こした誘拐事件だったり?
 ・・・そもそも「僕だけがいない街」というタイトルからして気になります。「僕」が悟を指すのか、はたまた誤認逮捕?されたユウキさんを指すのかもしれません。加代と同じように、自分がいなくなってもいつも通りに過ぎていく街のことを考えて、心の安息を保っているとか・・・?

 
 ともあれ、次回以降は感想を書こうと思います。これでようやく2016年アニメのカテゴリに1件入れられました(苦笑。

 
 そういえば「街」で「時間遡行」というと、「孤独のグルメ」の作者さんが描いた「遥かな町へ」を思い出します。あちらは父親が失踪するのを止める話でしたが、子供心に「父親がいなくなる」というテーマは結構読むのに抵抗がありましたね・・・
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相棒14 第12話「陣川という名の犬」

2016-01-21 00:10:07 | 相棒シリーズ
相棒14 第12話「陣川という名の犬」

 あれ?サブタイトルって「アンフォゲタブル」じゃなかったっけ?何で変わったの?

 さて今回は、嫌な予感が当たってしまった回でした。いつもは被疑者に恋する陣川くんですが、今回は恋した相手が被害者になってしまいました・・・しかもプロポーズ成功の可能性も高かった相手だったのに、悲惨な結末を迎えてしまいましたね・・・加えてさゆみを殺そうとした人間が同時に2人という最悪な状況。例えさゆみが生木の件でクレームを入れていなかったとしても、殺されていた可能性が高いんですよね・・・報われない。

 自分にとっては屈辱的な出来事でも、相手が覚えていない。かつてのワイン評論家の事件でもそういったことがありましたね。あの事件は評論家の知識不足の面もあるでしょうが、からかおうとした周りにも非があります。しかし、今回の生木の件に関しては、そもそも不衛生にしていた生木自身が原因です。それを同僚にからかわれてカッとなり、問題を起こしたのも自分のせい。ストーカーになったのも、指名手配犯になったのも自分の行為が招いた結果。それなのに人生を狂わされたのはさゆみのせいという、とんでもない言い訳をはじめました。自分の身なりが他人を不快にさせることもありますし、ましてや他人の住宅に上がりこむ仕事なら尚更気をつけるべきでしょう。本当にやり直したかったら、彩花のことばかりでなく、まずは自分の周りから整えていくべきでは・・・というか、まず自首しろよと。

 そんな生木にシンパシーを感じた北一幸もまた恐ろしい人物でした。「死ぬ前の人助け」といってさゆみ殺害の罪を被り、自分の犯行に見せるために指紋を残したうえに、さゆみの顔を切り刻むという凶行。「悔いの無いように死にたい」から殺された女性や周りの人間が、どれだけ悔いを残したことか・・・


 久々に登場し、思いのほか上手くいきそうだった陣川くんは、あわや殺人犯になるところでした。
 「殺した奴を殺すことが何で問題なんですか?」と訴えかけていた陣川くん。きっと、生木が言った「あんなの気持ちはよく分かる」というのは、この感情を理解しているということだったのではないでしょうか。生木にしてみれば、さゆみは自分の人生を殺した女ですから、彼女から受けた痛みを返すことに何の躊躇いも無かったのでしょう。
 また、右京さんや冠城くんがいなければ、陣川くんもまた生木と同じ殺人犯になっていました。それらの事から、生木は陣川の殺意について理解を示したということにもなると思います。
 結果としてお咎め無しだったものの、それはもしかすると、生木にとっての「人助け」だったのかもしれません。自分と同じように殺意を抱いた陣川に理解を示し、北が生木にそうしたように、生木は陣川を訴えないことで彼を救おうと考えたのではないでしょうか。それが人助けだったとしても、勲章同様に陣川にとって意味のあるものだったのかどうか・・・

 ラスト、「元に戻ってなんになるのか」という陣川くんを連れて、右京さんと冠城くんの3人は喫茶店へ。そこでさゆみの返事の内容についての推測が繰り広げられ、最後はコーヒーセレモニーを執り行うことに。それはきっと、陣川くんを元に戻すための儀式であり、彼女を弔うためのものでもあったのでしょう。序盤で陣川くんが持ってきたコーヒーを断った右京さんも、ここではコーヒーを飲んでいました。
 陣川くんにとって、さゆみとの最期の記憶は「死体となった彼女を発見した」というものでした。殺害現場である店内でコーヒーをたしなむ、ということは酷なことかもしれません。ですが、彼女の死を受け入れつつも、それ以前の彼女との幸せだった時の出来事を呼び起こさせるという意味合いもあったのだと思います。
 悲しい記憶ばかりではなく、楽しい出会いや思い出も確かにあった。陣川くんにとってのさゆみとの最期の思い出が、このコーヒーセレモニーとなったことを祈るばかりです。

 カイトに引き続き、第2の殺人犯となることは避けられました殺人犯となることは避けられた陣川くん。予想できていたとはいえ、この扱いは少々心苦しいものがありますね。できることなら今シーズン中にもう一度陣川くんの出番が欲しいところです。前のようにとはいかずとも、いつも通り酔っ払って右京さんたちにくだを巻く陣川くんが見たいなぁ・・・
 
 そういえば、これまた久々に大河内さんが出てきましたね。終始真面目な雰囲気でしたが、「愛する人を殺された気持ちは理解します」という発言で過去の事件を思い出しました。大河内さんの「愛する人」が誰なのかについては触れられませんでしたが、今になってこの話が出てくるとは思いませんでした。

 
 次回は伊丹のピンチ。米沢さんはシーズン13でピンチになったから、次は芹沢か!角田課長か!(汗。


1月21日
 カイトの罪状について訂正しました。ご指摘ありがとうございます。
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S.H.Figuarts 仮面ライダーチェイサー

2016-01-20 20:56:45 | おもちゃ・フィギュア
S.H.Figuartsの仮面ライダーチェイサーが届きました。折角なので魔進チェイサーも撮影しました。


 魔進チェイサー。チェイスがブレイクガンナーを用いて変身した姿。プロトドライブを素体として改造されており、ブレイクガンナーにはシフトカー認識機能がついている。コブラなどのバイラルコアを認識してパワーアップすることも可能。


 ロイミュードを処刑し、もう一度やり直すチャンスを与える「死神」として活動していたが、進ノ介や霧子の呼びかけに動揺していくうちに、自身が元は人間を守るために戦っていたプロトドライブ=プロトゼロであることを思い出す。
 しかしその後、メディックにより再度洗脳され、ロイミュードにとっての死神ではなく、仮面ライダーを抹殺する死神として蘇る。



 大分前に発売されていた魔進チェイサーを今更ながらに撮影。この頃からどことなくプロトドライブなんじゃないかとは思ってましたが、MOVIE大戦で配られた第0話でほぼ明らかにされましたね。
 体の各部に張り巡らしたパイプや、剥きだしになった機械部分など、仮面ライダーよりも機械人形としてのイメージが強いですね。




 変身アイテムであり、かつ変身後も武器として扱えるブレイクガンナー。仮面ライダーになった後も時折使用していましたから、愛着があったのかなと感じています。


 姉の恩人だが、倒さなければならない存在との対決。







 バイクは置いてきた!(買ってない!)
 

 その後、魔進チェイサーとしてのチェイスはドライブとの戦いの果てに敗北し、そして・・・





「人間を救うのは、俺の本能かもしれない・・・」


「シグナルバイク!」


「ライダー!チェイサー!」





 今回のメインはこちら、仮面ライダーチェイサー!チェイスがシグナルチェイサーとマッハドライバー炎を用いて変身した姿。攻撃には「ライダー専用」と書かれた斧「シンゴウアックス」のみならず、シフトカーの機能を発揮する際などは「ブレイクガンナー」を用いることもある。



 左肩には魔進チェイサーの名残りであるドクロの紋様、胸にはライダーマークと、チェイスの経歴が刻まれています。



 魔進チェイサーとの比較。プロトドライブからのチェイサーというよりは、魔進チェイサーが生まれ変わった姿としての方がしっくりきますね。左目のあたりにも魔進チェイサーの名残が感じられます。


 付属品は本体手首の他に平手と持ち手が2個ずつ、シンゴウアックス、交換用窓パーツとなっています。


 ブレイクガンナーは付属していませんが、持ち手を使ってブレイクガンナーを持たせることは可能です。


 シンゴウアックスは本体から一旦窓枠部分を外し、窓パーツを差し替えることで必殺技待機状態、発動状態を再現できるようになっています。また、シグナルチェイサーの着脱も窓枠部分を外して行います。


 小さいけれども、シグナルチェイサーもあります。ただ、エンブレム以外は真っ黒です。本来は紫の波線が入っているのですが、それが省略されると味気ないですね。まぁ、この小ささでアレを再現しろというのも酷かもしれませんが・・・






 ドライブやマッハは素早い戦いを繰り広げているイメージがありますが、チェイサーはつかつかと歩み寄って、的確に相手を追い詰めていくイメージがあります。
 劇中ではドライブ、マッハに続く第3のライダーでありながらも、元は1号ライダーという奇妙な経歴を持つチェイサーは、第26話にて初登場。以来、ドライブとマッハが家族のことで心を乱されることが多い中、1人冷静にロイミュードに立ち向かい、人間を守ってくれた頼もしいライダーです。
 可動はいいのですが、頭を左右に動かす際に銀色の襟がひっかかってしまい、目線が若干上を向いてしまいます。顎を突き出すことでその問題は一応解消されます。




 シンゴウアックス。劇中ではシンゴウプッシュボタンより上の柄部分を持つこともありましたが、持ち手でしっかりと握れるのは、ボタンより下のグリップ部分のみとなっています。柄部分もボタンに近いところであれば一応持てますが、グリップ部分より安定感には欠けます。


「ズーット、チェイサー!!」
 

 以下の流れは「マッハドライバー炎にシフトスピード(プロトタイプ)が入っている」体でご覧ください。

 それではシンゴウアックスによる必殺技を発動!ヒッサツ!



「マッテローヨ!」
「なん・・・だと?」


「任せた!!」



 「マッハ」なのに信号待ちをくらうライダー。


「イッテイーヨ!」





 散々待たせておいて、見せ場をかっさらうチェイサー。




 ロイミュードを撃破した後は・・・


「大丈夫か、剛!」
 この一連の流れに全く悪気が無いのが、何ともチェイスらしいなとw





 そんな剛とチェイスですが、こうした関係に至るまで、特に仮面ライダーチェイサー登場直後の剛のチェイスに対する憎しみは相当なものでしたね・・・よく「ダチ」にまでたどり着いたものです。


「何をしている!人間を守るのが仮面ライダーの使命ではないのか!」
 この台詞、大好きです。





 2人揃ってライダーキック!


 一緒に戦ってくれ・・・!
 

 というわけで、以上、フィギュアーツの魔進チェイサーと仮面ライダーチェイサーでした。マッハと比べると何となく上半身が動かし辛い気がしますが、個体差なんでしょうか?左右を向く際に若干顎を突き出すような形になるという点は気になりましたが、それ以外は良かったと思います。
 魔進チェイサーと仮面ライダーチェイサーで日を分けて撮影したのですが、分けなかったら今晩のドラマは危うかったかもしれません・・・(苦笑。
 ともあれ、仮面ライダーチェイサー、楽しませてもらいました。次のチェイサーマッハも非常に楽しみです。で、タイプトライドロンとゴルドドライブはいつになるんですかね・・・ゴーストもありますから、どうなることやら。
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引き出してから・・・

2016-01-20 08:13:21 | 日々の生活
 先日フラッと電器店に立ち寄り、デジカメを眺めていました。

 というのも、今使っているデジカメは使い始めてから6年近く経ちます。親が新しいデジカメを買った際に譲り受けたもので、沖縄旅行の時からはずっと今のデジカメにお世話になっています。
 主にフィギュア撮影の際には凄くお世話になっていますが、どうにも近くの物が撮り辛いことに気づき始めまして。この距離で撮影したい!という時に、ボヤけてしまうことが何度もありました。

 長く使っているし、新しいのを買う時期かなーと思いつつデジカメを眺めていると、画素数がどうのとか、接写2cmまでOK!とか色んなことが書いてありまして・・・一旦家に帰ってネットで調べると、私のデジカメは接写は10cmまででした。となると、あのデジカメの方が良いのか・・・お値段もお手ごろだし、買ってもいいかなと一旦は思いました。

 ただ、主な使用用途がフィギュア撮影で、今後買うフィギュアもそんなに多くないことを考えると、ここでその金を使うなら、別のところに使えるんじゃないかと思い始めまして。そもそも今のデジカメがどうこう言ってるけど、光の量を変えられることに気づいたのも最近だし、撮影する環境にもよるんじゃないかと考えに考えた結果、新品購入は一旦保留し、またしばらく今のデジカメに頼ることにしました。
 今のデジカメの機能すら引き出せていなかったのに、そこで新しいものを買ったとしても、画質以外変わり映えしないでしょうしね(苦笑。

 なんやかんやでもう6年。今後もお世話になります。それにしても、画素数が多いほど値段が高くなると思ってましたが、安いデジカメの方が画素数高いのもあったりして、一概にそうとは言い切れないんだなぁと感じました。
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問題文と読み物

2016-01-19 07:54:14 | 日々の生活
 先日、今年のセンター試験が行われたそうで。試験自体は二度と受けたくありませんが、試験問題そのものは気になるので、毎年国語と英語、社会はサラッとチェックしています。数学と理科?当時ですら解けなかったのに、大分知識が抜け落ちた今、解けるわけがないので確認すらしていません(苦笑。

 そんでもって、国語の現代文から読み始めたのですが・・・「リカちゃん人形」「ミニーマウス」「やおい」「メイド・カフェ」などが取り上げられていました。内容としては、リカちゃん人形が様々なキャラを演じるようになったが、リカちゃん人形であることは変わらないということから始まり、キャラも個性の一部であることなどが書かれていました。読んでいて面白い文章ではあったのですが、まさかセンター試験にこれらの単語が出てきて、その上真面目な注釈がつけられる日が来ようとは・・・

 私は実際に試験を受けるわけではないので、この文章を「読み物」として捉えることができます。しかし、実際に試験会場でこの文章に立ち会った学生さんたちは「問題文」として捉えることでしょう。

 思えば、国語の教科書には様々な文章が掲載されていました。「クマの親子が信号を『えい』と言って変える話」「ネコのお祈りの話」「こんび太郎の話」「乾物店?の話」「夏目漱石の『こころ』」などの物語や、騙し絵にまつわる文章など、色々ありました。タイトルこそ思い出せませんが、乾物店?の話では、友人たちが挿絵に落書きをしていたのを覚えています。店の看板の店名を消して、何かに書き換えてたっけな・・・

 国語の授業であるため、ただ読むだけではなく、「作者の気持ちを答えなさい」「○○とはどういうことか、文章中から適切な語句を抜き出しなさい」といった問題が付属してきます。ああいった問題は、ただ読むだけじゃなくて色々と考えさせるためのものだったのかなぁと、今になってようやく思えるようになってきました。
 「こころ」は授業中に読んだ後、気になって原作を手に取ったことがありました。当時は専ら漫画か星新一さんの本ばかりでしたから、勉強を通じてその他文学作品に触れる、というのも国語の授業の醍醐味だったのかもしれません。

 パッと思い出せるもの以外にも、改めて読んでみれば面白いと思える文章があったかもしれない。「問題を解かなければならない」という義務感や、試験時間という制限から離れて、「勉強」における「問題文」という捉え方から離れて、はじめて国語の文章の面白さに気づくこともあるかもしれないと思う今日この頃です。
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