指揮者別に、トスカニーニ、ミンシュ、ワルター、カラヤン、ジュリーニ、ショルティ、ディスカウ、ベーム(全集)、ハイティンク、マリナー(全集)、スイトナーと購入しました。
これらを片っ端から聴いていますが「聴き疲れ」します。同じメロディを何回も聴くわけで、しかもかつてLPでも良く聴いていた曲なので諳んじている曲で、指揮者の違い、録音の違いで印象は随分異なるのですが、しっかり聴き疲れします。
自分のイメージに合った演奏はワルターとディスカウの演奏のようです。カラヤンはマルチ録音でターゲットをラジカセユーザーに的を絞ったようなドンシャリです。ショルティの演奏は非常にしっかりしすぎて正座して聴かされているような錯覚に落ちます。トスカニーニは元気が良すぎてイメージから外れます。ハイティンクも良いのですが録音がいま少しよければなあーと思います。ジュリーニの演奏は柔らかい感じで好みに誓いのですが何処か違和感を覚えます。マリナーの演奏もなかなか良いです。録音も素晴らしく全集としてもっていたくなります。ベームはチョッと大掛かり過ぎるような処がありイメージと違いました。
同じ曲を続けざまに聴いていく事は一種の苦痛のようにも感じました。実はこの先にも「幻想交響曲」や「エロイカ」の聴き比べも予定していたのですが体力と精神力が続きません。
上の話は事務所のオリンパスシステムでも事で、自宅では室内楽を連続して聞き続けています。あまりに一度に沢山のCDを購入すると「聴かなければいけない」思いにとらわれて音楽を楽しむことにはならないようです。私のペースでは2~3枚/月ぐらいのペースが良さそうです。あまりに多いと「苦行」になってしまいます。