Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ALTEC#612Aシステムのネットワーク改善

2011年01月07日 | ピュアオーディオ

今日の予定は専務宅のUREI813Bの内部配線交換の予定でしたが、配線の出来上がりが遅れた為来週に交換する事に変更しました。

612a_5

替わりに気になっている#612ASPの「伝送ロス対策」としてネットワークの改良をしています。何が気になっているかと云うと「音の広がり」や「情報量」が、先月作成した620Aに及ばないからです。症状的に「伝送ロス」していると感じます。

N12008h_5

612Aに使っているユニットは604Eですので16Ωです。使っているネットワークはN1200-8Aですので8Ωです。前回16Ω化していたのですが、8Ωでも行けると判断しましたので、前回入れた抵抗を撤去して、内部配線をルシファーからゴールドスターに入れ替えます。これだけで「伝送ロス」は大きく減少するだろうと思います。

N12008h

しかし、細かい作業が多いので簡単には進みません。今日中に出来上がれば良いのですが・・・。


至福の時

2011年01月07日 | ピュアオーディオ

昼間に自宅の707Jシステムの未交換のSP配線関係をルシファー仕様からゴールドスター仕様に交換しました。特にトラブルもなくスムースに行きました。(この内部配線交換は707Jシステムではもう6回目になります)

Sp707j4

夜に入って慣らし運転から始めて、現在も聴き続けています。「至福の時」と表現するのが一番似合うでしょう。

鳴らし始めはバランスがチョッとおかしかったのですが、鳴らし続けて3時間もしますと十分聴けるレベルになります。SN比(静寂感)も非常に向上し、音数も数倍?と思えるほど増え、音の出が更に軽く、音の厚みが増して、余韻の付き方がナチュラルで豊富で、低域のF0は低くはないけどしっかりとした分厚い低音が出ています。

Sp707j1

演奏の表現のレベルが一気に高まり、このようなグレードは初めての経験です。本当に「いつまでも聴き続けていたい」という気になります。

テストCDのジェットストリームの「ボンジュール・パリ」を聴きますと、声の質感、バランスがとても良く、弦楽器のストリングスも空中を浮遊するが如く広がっていきます。聴き慣れたCDが始めて聴くような新鮮さで聴けました。

現在シューベルトのピアノ三重奏曲の1番を聴き終わり2番を聴きだしています。こちらも始めて聴く質感とバランスの良さです。ピアノの低弦の沈み込む様なサウンドが出ています。ただうっとりして聴いていたい・・・と思うようなサウンドに変わりました。

ルシファーで十分と思っていた「伝送ロスの極小化」が更に「極小化」され、豊潤なサウンドになっています。弦楽器の滑らかさ、弱音の美しさとそのニュアンスが消え入るように余韻と共に広がっていきます。音楽全体の「響き」がまるで変わってしまいました。