Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

私の「音質改善対策」

2014年03月26日 | ピュアオーディオ

機器のグレードアップでも音質をアップ出来ますが、その効果は使っているケーブルのグレードで大きく変わります。機器のみの「音質に対する寄与率」は約50%と思っています。一般の方はその機器の能力の2~3割程度しか使っていないと感じます。もしこれを7~8割使えるようになれば、素晴らしいサウンドになるでしょう。

ケーブルは機器間の「伝送」を担います。また電源ケーブルはその機器の性能を左右します。
CDPから送り出された情報をプリアンプがどれだけ受け取れるか? プリアンプから送り出された情報をパワーアンプでどれだけ受け取れるか?パワーアンプから送り出された情報をSPからどれだけ出せるか?と考えています。「情報」(伝送)が来ないのに増幅させようと思っても無理な話し。大概の方はこの点で考え違いをしている。

パワーアンプに非常に大金をかけている方を良く見かけますが、私の経験では、CDPやプリアンプ等の「小信号系」を良くした方が低費用で効果が高い。ドライブ力が足りないと言ってパワーアンプを良くしても、「情報」が来ていないのではドライブ力が上がろうはずもない。

「ケーブル」との出会いが私のオーディオ感を一変させた。スーナーケーブルとの出会いである。スーナーケーブルはスイスのメーカーで、その昔レビンソンのアンプで使われていた。その頃のスーナーケーブルと現在のスーナーケーブルでは性能が更に進化している。8年ほど前にその比較をしたことがあるが、最新のスーナーケーブルは進化していた。その最新のスーナーケーブルを使って、全てのケーブルを自作して私は使っている。

まずは、「1本のケーブル」を作り出すことから始まった。色々なケーブルを入手してはSPケーブルにして聴き比べる。これを地道に繰り返し、「使えるケーブル」を探し出す。・・・・。

そうして出来上がったケーブルで一番効果が高かったのが「SP箱内配線」(ユニット配線)。SPユニットに直結しているので、この部分の配線に容量余裕が有ると、SPユニットはヒステリックなサウンドから開放されるし、音数の増加は著しい。メーカー既成のSPでは「箱内配線」は非常にお粗末なケーブルしか使われていない。この部分に非常に優秀なケーブルが使えれば「大きな音質改善効果」が見込める。

機器とケーブルは「相互依存」の関係と云うか、「一体」として捉えるべき物と考えています。危機の活性化の為には最低500~1000Hrの慣らし期間が必要です。より高級になるほど長くなると推測されます。同じ様にケーブルの慣らし時間も同じ時間掛かります。一緒にやれば1回で済みます。

ケーブルを交換して本領発揮させるには、そのケーブルで送られる「情報」が今まで機器達が扱ったことの無いものであれば、機器が慣れるまでに500~1000Hrかかる事になります。

ケーブルの「エージング」と云われる方がいますが、ケーブルのエージングなんてバーンインで10分すれば十分でしょう。それよりもプラグ・ソケット、接続部の「馴染み」に最低5時間は掛かります。それでケーブルは正常に機能するでしょう。ケーブルを「エージング」するのではなく、使ったケーブルの下流側の「機器類」を「エージング」するのだという事。