Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

モニタースピーカーについて

2014年03月10日 | ピュアオーディオ

「モニタースピーカー」と聞くと皆さんはどんな印象をお持ちだろうか?かく云う私も若い頃はモニタースピーカーに憧れてJBL#4343やALTEC#612A(604E)、620Aを使っていた事も有ります。

モニタースピーカーと聞いて、
1)プロ用SPで丈夫で高音質である。
2)録音を正しく再生し、素晴らしい演奏を楽しめる。
等々、良いイメージをお持ちだと思います。

現在私は、「モニタースピーカー」は業務用に使われているだけの事で、決して万能ではないと思っています。

「録音の良し悪し」を聴いていた所で何になるでしょうか?古い録音と新しい録音では「音数」が極端に違います。こんな時モニターSPはこの差を歴然とさらけ出してしまいます。さらけ出された「録音の古い」演奏は「悪い演奏か?」。そうではないと思います。

現在オリンパス部屋に3セットのSPシステムを設置していますが、213PROやL26は「モニターSP」の様な反応をしてきます。録音の良し悪しに敏感に反応します。これに対してメインのオリンパスシステムは、古い録音でも苦も無く「音楽」を聴かせてくれます。絶対的な「音数」を出せる能力が違います。どちらを取るか?と言えば間違いなく「オリンパスシステム」を取ります。モニタースピーカーに対する意識が変わりました。

213PROシステムもL26システムもまだ完全に「伝送系」の整備を終わっていません。これらも「伝送系」を完全に整備すれば、「モニター的なサウンド」から脱却して、オリンパスの様な録音の古い(音数の少ない)ものでも「音楽的に再生」出来るようになると思います。要は「音数を増やすこと」です。