Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

スピーカーの理想

2015年09月19日 | ピュアオーディオ
タンノイ・アルテック・バイタボックス・JBL等の、「ホーン型SP+38cmウーハー」の組み合わせを聴いたら、ドームツィーターを使ったSPシステムはオモチャに聴こえる。「質感」がまるで違う。個人的に「音質」はホーン型の方が上と云う印象を強く持っている。

「ホーン型SP+38cmウーハー」のシステムでも、中域に1インチスロート(JBL:LE85等)と2インチスロート(JBL#375等)では音数や音の表現力が違ってくる。JBL:#375やガウス:HF-3000等のサウンドを聴いたら元へは帰れない。

周波数帯域的には500Hz~7、8000Hz位だから、コーン型やドーム型のユニットでも簡単に帯域のカバーは出来るが、「音の出方」と「質感」はまねできない。

ただ問題点も有る。鳴らすにはそれなりの「スキルとテクニック」が要る。エネルギー感や能率の高さもその一因だ。一般的なSPの能率が90db程度に対し110dbを越えて来る。組み合わせるホーンで音の表情も変わってくる。

オーディオマニアと自負するなら一度は、この2インチスロートコンプレッションドライバーのサウンドを味わっていただきたい。1インチスロートと2インチスロートのコンプレッションドライバーを一緒に論じれる程優しくない。これは使った事の有る方でないと理解出来ない。

現在これらの2インチスロートのドライバーを手に入れるならJBL:DD66000や67000を手に入れるか、中古の#375やHF-4000を手に入れるしかない。(WE#555は良品を手に入れるのが難しい)

当然、この2インチスロートのドライバー+ホーンと組み合わせられるウーハーも重要だ。どのユニットをどの箱で組み合わせるかでもサウンドの傾向が大きく変わってくる。