Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

私がサウンドの評価をする時のポイント

2015年09月04日 | ピュアオーディオ
自分の装置では「音質」をチェックするポイントは、「音数の多さ」や「ヌケ・キレ・ノビ」を求めています。それらの点にポイントを置いた上で、更にその上の「鮮度感」・「臨場感」や「音の厚み」等を気にかけます。

お宅訪問やジャズ喫茶巡りでは得てして、「使ってある機器」(所有機器)や「部屋」に目が行って、「音」や「音像」や「空間再現」を聴かれる方が多いと思う。立派な機器を揃えておられても、オーディオを始めたばかりの方や若い方もいらっしゃいます。各人経済的な問題や部屋の大きさ・環境も有りますから、一概に「音質」を評価するのは難しいです。特に若い方は、今後の取り組み如何では「成長度合い」が大きく変わって来ますので、その「中間点」として聴かなければなりません。

初めて訪れる処のシステムは初めは良い様に聴こえます。それはいつも聴かれている自分のシステムの音と「違う」からです。面白いモノで自分の装置なら周波数のバランスや鮮度等も気になるのに、他所では平常心を忘れ、「理性」をなくしてしまう事が多い。

装置の機器の金額の多寡や名器だからと云って私は評価しません。出てくる音が全てです。如何に「ベール」の少ない音か?音数は?部屋とのマッチは?等々・・・目をつぶって5分も聴けばおのずと見えて来ます。何が良くて何が悪いのか?。

小さなシステムでも良く調教されたシステムには「熟慮」のサウンドが有ります。単純に大型で高価格の機器だけを並べただけの「音の世界」では、心の内面にまではサウンドは届きません。ましてや1週間に1度くらいの頻度辺りで聴かれる方に「音質」等と云う言葉は使いたくありません。もっと鳴らしてあげてくださいと云う言葉だけですね。

SONY ST-5000Fの修理は不完全

2015年09月04日 | ピュアオーディオ


一昨日修理を終えて帰って来たST-5000Fのチューナー。帰って来たのがお昼直前だったので、その日の午後~翌日の午前中は何の問題もなく、「不具合点は治った」と思っていたのですが、昨日の午後には修理以前の不具合「選局がズレる」(スケールがズレる)症状とそれに伴う「ノイズ」が発生して来ました。

今回の修理は部品交換が無く、TR脚の清掃だけの様なので再発を危惧していましたが、やはり再発と云うか「治っていない」と云う現実です。古い機器は20年以上経つと殆ど交換部品が無くなるモノです。消耗品的な部品、当時の半田付け技術の低さから来る半田やリード端子の劣化がやはり大きくきいて来ます。

もうしばらく様子を見て、使いこなしで対応出来ないか試行錯誤して見ます。