Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

オーディオマニアにはせっかちな方が多い

2015年09月21日 | ピュアオーディオ
オーディオ機器の評価やケーブル類の評価の記事を読んでいると、「せっかちな判断」をされる方が多いと感じる。雑誌でやられている様な10分や15分では本当の実力など判るはずもない。マニアの方の間で良く云われる言葉に「アンプは1時間くらい温めないと良い音にならない」が有る。これは「電気の通電」の原理を一側面で正解に表していると思う。

「電気機器」は「SW」さえ入れれば直ぐに本来の性能を出してくれるなどと思っている方は、オーディオの世界ではまったくのド素人と云えるのかもしれない。

何故「1時間程温めると良い音になるのだろう?」・・・この事に疑問は持たないのだろうか?1時間温めるとどんな変化が起きているのだろうか?
1)通電して来る事でアンプが暖まる?
2)アンプが暖まる事は内部に使われているコンデンサー等が暖まる事で、化学反応を使った部品なら温度が上がれば電子が活性化する。(電気が流れやすくなる)
・・・等簡単な疑問例を上げて見た。他にも沢山の要因(疑問点)が有る。

1時間も経てば他にも
3)SPのモーション運動がこなれて来る事も予想できる。

ステレオは「出てくる音」で判断される。そうなると一部の機器の交換比較と云っても「システム全体」の評価をしている事になる。

個人的には、機器やケーブルの評価をするなら最低5時間の「プラグの馴染み」期間が必要と経験則で掴んでいる。機器に至っては交換したパーツ(SPユニット・ケーブル・ヒューズ等)によっては1000Hr以上の累積時間を必要だと経験している。この記事が理解できる人は稀かもしれない。