Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

オーディオ「オタク」

2016年07月01日 | ピュアオーディオ
息子に言わせると私は「オーディオオタク」だそうだ。自分ではただ単に好きでやっているだけで、雑誌も30年程年4回の季刊誌を穴のあくほど眺め読んで来た。一番興味が強かったのは「スピーカー」ですね。

1970年代初期は、日本のオーディオが黎明期から隆盛期に向かう途中で、当時は色々なメーカーが「SPユニット」を出していた。当時はメーカー製の一生かかっても手の届きそうにない高額で大型なSPが憧れの対象であった。ハーツフィールド・パラゴン・CN191、パトリシアン・A4・A5等々。その次のクラスは実力の有るSPユニットを買って自作する、「アセンブリー」(自作SPシステム)をやる事。まだ国産のSPでは耐久性や音質に問題が有った。

アンプ類では、当時はマランツ#7・#8b・#9やマッキントッシュC22+MC275等の管球アンプが絶賛されていた時代。でもこの頃、現在のアキュフェーズ社の前身である「ケンソニック社」が出来て、C200+P300も販売されていた。1970年代以降はTr型アンプの時代になりましたね。沢山のプリメインアンプが勢ぞろいしていました。

Tr型アンプでエポック的なアンプは「マーク・レビンソン」のアンプでしょうね。当時は高嶺の花で一般サラリーマンには手の届かない存在でした。持っているだけで「オーディオマニア」と呼ばれたものです。

1970年代も今振り返るともう40年前の話。当時隆盛を極めたメーカーも、跡形もなく消えてしまった処も数多い。元々「贅沢品」のオーディオ機器は景気に大きく左右される。「○○ショック」と云う景気の下降が始まると、メーカーがバタバタと倒れる。そんな中で生き残っているメーカーの経営手腕や方針は凄いと思わざるを得ない。今後も末永く生き残って、「夢」を与えてほしい。