Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ラインケーブルのグレードアップの落とし穴

2016年07月28日 | ピュアオーディオ
音質アップさせるためにハイグレードのラインケーブル(RCAやXLRタイプ)を購入された方もいると思うが、その為にはやらなければならない前提条件が有る。もちろんラインケーブル単体でも効果は出て来るが、本領発揮させるには程遠いやり方だと云う事。余りに簡単に安直に考えている方が多い。

「信号(情報)は電気に乗って流れる」と云う事を忘れてはならない。オーディオを趣味にされている方で、音質アップに食指を動かさない方はいないだろう。しかし「電気の事は判らない」と云って、入り口から自分の勉強を拒絶される方もいて、「本気なのだろうか?」と疑いたくなる方も多い。他力本願では音質アップは出来ない。

システムの音やアンプの音、SPの音や質感と云われているモノの半分以上は、「電源及び電源ケーブル」に支配されている。信号を載せる「電気の質=電源の質」なのです。電源部や電源ケーブルを性能の高いモノにして初めて「ラインケーブル」の性能が生きて来るのです。「電源が大事」と云う言葉が有りますが、この事を指しています。

ラインケーブルをどんなに高いグレードに交換しても、電源や電源ケーブルがメーカー純正の「直出し電源ケーブル」では、そう沢山の効果を得る事は難しいと云う事を意味しています。ただ「どんな電源・電源ケーブルが良いか?」は自分の耳で判断するしか有りません。