Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

この頃ふと感じる

2016年06月09日 | ピュアオーディオ
FM放送を聴く様になっていつも音楽が鳴っている。これはあまり良くない事ではないか?とふと思う様になった。

毎日ステレオのSWを入れると同時にFM放送を流している。聴きたい曲や番組が有って鳴らしている訳ではなく、BGM的に毎日鳴らしている様な感じだ。時々懐かしいメロディや曲のタイトルを聴く事も有る。例えば今日は「アフリカの星」のタイトルと音楽。非常に懐かしいタイトルだが、その曲も3分程で終わるとまた知らない曲やあまり好みでない曲がかかる。

何かFM放送に振り回されている様で、「音楽」を聴く以前に「疲れ」を感じるようになった。FM放送を流すのは、「メインライン」(プリ~SP間)を活性化させる事には貢献してくれるが、音楽への興を削ぐような気もする。

以前は、「CDオンリー」で毎日聴いていた。(10年以上)この頃は、好きなCD(曲目・演奏者)で名演奏を楽しんでいた。「これから聴くぞ・・・」と云う意気込みが有った。また聴いた後も充実感が有った。FM放送をBGM的に聴く様になってその「充実感」が無くなって来た。年がら年中音楽を流しっ放しは「ながら族」には良いのかも知れないが、「本格派」には弊害になる様に感じる。

録音ばかりしていると音楽を楽しめない

2016年06月08日 | ピュアオーディオ
FMのエアーチェックを日課のようにしていますが、時間に制約を受けます。録音の頭と終のタイミングには操作をしなくてはならず、MD機の前でSWを押すタイミングを計らないといけません。またインフォメーションもアナウンサーの癖で有ったり、説明内容も少しづつ変わりますので、録音タイミングには経験が必要です。

録音のタイミングを取る為に音楽が楽しめません。ゆっくりFM放送を楽しもうとすると眠ってしまったりしたり、録音との両立はなかなか難しい。最近は「何でもかんでも」録音するのではなく、曲や演奏家を選んで録音する様になりました。

番組によっては、1950年代のモノラル録音等古い録音のモノが結構あります。手持ちのCDと重なる曲も多く、取捨選択をしないといけません。現在は録音しっぱなしの感じが強いです。録音する時間の方が多く、聴く時間が少ないのが原因です。もうしばらくすれば録音もMDが無くなりますので一旦停止させます。せっかく録音したのに聴かないのではおかしいですね。録音済のMDも300枚を超えて来ましたので、これからは良く選んで「アルバム」を作る様な感覚の録音に変えて行こうとしています。

出来上がっているシステムに更に手を加えるのは億劫だな・・・

2016年06月07日 | ピュアオーディオ
現在の出来上がったメインシステムに更に手を加えれば、更なる音質アップする事は判っているが中々手を出しづらい。対策するのは「ケーブル類」だけで良い。断面積を現在より更に2倍にしてやることだ。

ケーブルを作るのはSPケーブル、電源ケーブル、ラインケーブルとそう難易度は高くなく、自分で作り始めれば1セット/日ぐらいのペースで作れる。ただ、断面積を大きくすると云う事は、ケーブルが太くなる事・・・取り回し性が悪くなる事も考えて置かなければならない。そうなると、今まで届いていたケーブルが届かなくなる事も有り得る。

そんなことで中々手を出し難い。現在のサウンドにも大きな不満はない。あえて作るとなかなか手間がかかる事や、トラブった場合の「厄介な」処を嫌っているのだ。もっともいつもトラブルは前提でやっているのだが、その後のフォローも気が重いのだ。とにかく他にする事が無ければやれるのだが、今はカメラも忙しい。

「集中力」の切れた時に新たな火種は起こしたくない。そんな気持ちが「やる気」を天秤にかけ躊躇っている。基本的に「音に飢えていない」時はそっとしておきたい。しばらくはこのままのサウンドを楽しんでおきたい。


心穏やかな日々

2016年06月06日 | ピュアオーディオ
土曜・日曜日とチョッと忙しくしていて昨夜は疲れてグッスリ眠れました。昨夜23時に寝て8時半の起床。朝食を取ってゆっくりと音楽部屋に来て、サブシステムのSWを入れ、FM放送を聴いています。「音楽遊覧飛行」等を気楽に楽しんでいます。

毎日メインシステムとサブシステムから音出しして、カメラも4台を順番にお守して、バイクもエンジンをかけてバッテリー上がりを確認して・・・と平穏な日々を送れることに感謝している。



現在は「マニュアルレンズ」をミラーレス一眼に付けて「写真」を撮る事に夢中になっています。毎日レンズを交換して、花を求めて飛び回る蝶々(てふてふ)の様な生活をしています。X-PRO1の扱いにも3か月も経つと慣れて来ました。当初はピント合わせがうまく出来なくて「ピンボケ」写真が多く、収率が悪かったのですが、拡大ピーキングが使いこなせるようになって収率が極端に上がって来ました。カメラを使いこなせるようになってくると写真が面白くなってきます。この処、KONICA HEXANONレンズの描写に憑かれて、Hexanonレンズをこの1か月間で14本ほど揃えました。28mm~200mmまで一通り揃いました。



この処、毎日2回ほどレンズの試し撮りを兼ねて撮影に出かけています。その間はサブシステムを鳴らしっ放しにしていて、帰ってからメインシステムを鳴らすようにしています。写真も「花」の写真ばかりでは飽きて来ましたので風景や街並みなどの写真も増やして行きたいと計画しています。

今週は奥さんが3泊4日の旅行に行くので「鬼のいぬまの・・・」で、使わないレンズやカメラを自宅の防湿庫に移動させようと計画しています。別に見つかっても問題はないのですが、余計なトラブルは未然に防いだ方がお互いの為です。オーディオでも「奥さん」の目を気にする事が有ります。トラブルは未然に予防した方が良いに決まっています。

昨夜はオフ会

2016年06月05日 | ピュアオーディオ
昨夜は3人で定期オフ会でした。夜9時~12時頃まで色々と話が弾みました。皆さんJBL党で#375を使ったシステムをお持ちです。

Aさんは74才。自宅にJBLオリンパスS8R+#2395ホーンシステム、40畳専用リスニングルームにはJBL K2 9500とDD55000エヴェレストとマイクロ社の最高級アナログプレーヤーをお使いです。オーディオ歴は50年を軽く越えられます。

Bさんは64才。こちらも約40畳ほどの専用リスニングルームをお持ちで、JBL#4345、#4350+#2395ホーン、パラゴン、#4520バックロードホーン+#2395ホーンをお使いです。他に#4331やギターアンプ・SP類が転がっています。

自分が一番若く低収入ですので、システム的には一番お粗末です。しかし、お二人とも事業をされている関係で、「オーディオにかける時間」が私と違います。その辺が「音の違い」や「スキルの違い」になっているとおっしゃっていました。

そう云われてみると、ライントランスやケーブル類は自分で自作しますし、チョッとした修理ぐらいは自分でしてしまいます。もう一つ違うのは「耳の元気さ」ではないだろうか?さすがに息子とは高域の聴こえ方が違う様に感じますが、今でも18000Hzは聴こえますね。年齢を重ねるとどうしても高域の聴こえ方が変わって来るようだと感じます。

オープンリール→チューナー→CDP→MD→DATと接続しているソースを順に聴いていただきましたが、やはりCDの音が分厚くて奥行き感があって良いとの事でした。オープンリールは「やわらかい音」で非常に聴きやすい音ですが、1960年代のサウンドですね。

ホーン型ユニットとホーンのセッティング

2016年06月04日 | ピュアオーディオ
JBLの#375をうまく鳴らしたいと思って、ホーンやドライバーのセッティングを色々と実験をしたことが有る。デザイン的に一つの箱内に収まる様に作られているモノが多いが、ホーンの良さを殺してしまっていると感じた。例えばL-101や#4320、#4333、#4343、#4344等の中に使って有るHL91やLE85、#2420等のドライバーの取り付け方には「音響的に不自然さ」を感じる。

JBLのゴールドウィングは基本的に「バッフル取り付け」の様に設計されているが、実際にはバッフルに取り付けると「音が死んで」つまらない音になる。具体的にはドライバーはホーンのフランジで受ける様にして固定し、ドライバーが「宙吊り」の様にし、ホーンはスロートの四角のフランジ部分で「点受け」させるのが良い。こうする事により、ドライバーには「何も触れない」状態にし、ホーンの振動を「雰囲気音」にする事が出来る。基本的に「余韻が深くなる」方向に働き、音数の増加や音の密度の増加につながる。



HL88(蜂の巣)やHL90(#2395 お化けホーン)のメーカー推奨のセッティングの様にするのが一番良いと感じる。さすがは昔の技術者は良く考えている。現在の技術屋さんはコストダウンや見た目の見栄えを追求しがちだが、昔の技術者は、「本当に良いモノ」を作ろうとしている姿勢が感じられる。材料も作り方も非常に手の込んだ方法を選んでいる。当時の商品価値から行けば、SPシステムだけで家1軒に相当する価格で販売されていた。同じ価格でも現在では「インフレ」の影響で商品価値は大きく違う。

オールドJBLのスピーカーへの対策

2016年06月03日 | ピュアオーディオ
JAZZ好きな方ならJBLのSPを使っている方も多いだろう。L-101、#4320、#4333、#4343等やランサーフレアーシリーズ、オリンパス/ソブリンシリーズ等、沢山のSPシステムが有る。いずれも1960年代~1980年頃までの機器達である。

特に1960年代のスピーカーをお使いの方では「高域不足」を感じていらっしゃることだろう。当時の高域は15000Hz程出ていれば十分な再生帯域であった。それはソース自体に15000Hzを超える様な音が録音されていなかったからだ。またオーディオ機器も発展途上で周波数帯域的にも完成されていなかった。

JBLの高域ユニットとして有名な#075やLE20等は実際に自分で使って見て「高域不足」を感じる。しかしその反面「中高域」帯域の充実は見事だ。LE20と云う5㎝コーン型ツィーターでシンバルのアタックのリアル感がホーン型と同等位に出て来る。

今年改造したコントロールモニターの#4311(初期型)( #4311には4311A、4311Bと云うバリエーションが有る)に使って有る3.6㎝のコーン型ツィーターは恐ろしいほどに高域が伸びている。JBLオリジナルの内部配線では出てこない帯域が出て来た。これが、同じ対策をしてもLE20では伸びてこない。この辺にユニットの限界が有る。

1960年代のJBLのスピーカーで高域にLE85や175DLHを使って有るシステムには、最新のネットワーク付の「リボン型」ツィーターをプラスしてやると、高域の質感と帯域を確保できる。ネットワークが無ければ、2μ程度のコンデンサーをプラス側の端子に繋いで、結線すれば6dboctのネットワークになる。

今週末はオーディオ例会

2016年06月02日 | ピュアオーディオ
今週末は35年以上続くオーディオ同好会の例会。今回は私の番。26才頃から始めた「同好会」も当初は8名程いたが、知らないうちに抜けた人2人、退会した人1人、夭折した人2人で、現在は3人になった。現在の仲間は74才・64才と自分の63才と各人熟年の域に達してしまった。

始めた頃から、毎回各家の持ち回りで毎月開いていたが、会員が少なくなったので現在は隔月開催にしている。3名だと半年に一回回って来る。残った3名はJBL派でそれぞれに#375を使ったシステムを3セット以上所有している。はたから見れば「オーディオ道楽」に嵌まった強者だ。

客観的に考えるとなぜ3名とも「JBL派」なんだろう。それも#375を使っている。一時期自分はタンノイとかALTECに浮気したが、お二人はJAZZ好きなので「JBLオンリー」だった。#4343を使っていた時も、お二人の#375サウンドを聴かせていただくと「スケール感」がまるで違い、チョッと物足りなく感じていた。

自分の場合は「クラシック」をメインに聴いているので、バイタボックスやタンノイ辺りに食指が動くのだが、「音変換機器」としてSPを捉えた場合、JBLのコンプレッションドライバー#375に魅了されてしまった。この#375をうまくならせれば、JAZZもクラシックも難なくこなせてしまう。

前回の例会から変わった処は、「アキュフェーズ:T-1000」の導入と録音済MDの数が増えた事ぐらいだろう。その間、オープンリールとCDPの稼働率が下がった。オープンリールはもう処分する事を決めているので、CDPの稼働率も上がって来るだろう。今回は間に合わなかったが、次回は大幅な音質アップしたサウンドをまたお聞かせ出来る様にしたいと思う。

「音色」と「質感」のコントロール

2016年06月01日 | ピュアオーディオ
機器とケーブル・パーツ、電源・部屋の組み合わせで「音質」が出来て来ます。そのままでもそれなりにまとまって来るのですが、もう一歩踏み込んで考えると「音質」は周波数帯域で有ったり(何処まで上と下を出せるか?)、弦楽器や鍵盤楽器・管楽器等の「音色」や「質感」迄入って来ます。

ある程度のレベルまで来るとこの「音色」と「質感」を自分好みにしようと誰しも考えると思う。自分の理想の「音色」と「質感」にはだいたい「矛盾」が出て来る。この辺の話になると「音数」も有る程度多くないと話にならない。「音数が多い」と云うのは「スピード感のある音」でもある。一瞬の時間(多分0.001msec以下)にいくら情報を送り、SPから出せるか?で有る。

自分の考え方としては「音数」や「質感」はケーブルで決まると思っている。「音色」は機器やパーツの領域だと思う。もちろんどちらも「音色」と「質感」に絡んでくるから厄介だ。

「ケーブル」には「ソース」に入っている情報を「伝送ロスを極小化」させてSPで「音変換させる」事に主眼を置いている。音数が多いケーブルを使うと必然的に「質感」のグレードも上がって来る。「音色」ももちろんついて来る。良いケーブルと云うモノは必然的に「音色」も「質感」のグレードが高くなるものです。その上で「音色」のコントロールは機器の領分だと思っている。どんな「音色」の機器を使うかでシステム全体の音色作りをしている。機器ごとに「良い処」と「不満な処」が有り、「完全無欠」の機器など有はしない。いかに「自分の好み」の「質感」と「音色」にして行くかが趣味の所以だろう。