Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

JBL 3大ホーンシステムについて

2019年12月11日 | ピュアオーディオ

100年以上前のRCA Wフロントロード箱(D130×2)にJBL#375+HL90の組み合わせ。ウーハーにLE15Aや2205×2等試しましたが、D130×2発のサウンドに決まり。音の波を肌で感じるサウンドが特徴。音を浴びる様な聴き方が出来ます。HL90ホーンはJBL純正の使い方でOK。音の深みとキレのあるサウンドが特徴。このホーンで聴くシンバル音は絶品です。現在は息子にお守りしてもらっています。


「蜂の巣ホーン」の名で有名なHL88。見た目ほど扱い易くはない。うまく鳴らすと蜂の巣ホーンを中心に「円形の放射パターン」を出してくる。現在の「音楽部屋」のメインスピーカーである。現在は狭い処に無理やり押し込んでいるのでホーンと壁の距離が取れない。早く左右に広い使い方をしたいと思っている。


自宅システムで使っているJBL:#375+HL89(ゴールドウィングホーン)。見た目ではJAZZを大音量で鳴らしている様に思われるかも知れないが、私はこのホーンから「弦楽器の質感」に拘って鳴らし込んでいる。下手に鳴らすとフィンのアルミの材質の音が出る。このホーンの設置はHL90と同じ原理でセットしています。#375ドライバーを空中に浮かして使用する事が大事です。

他にも#2350ホーンや木製ホーン、#2380ホーン等も使いましたが、#2350ホーンをうまく鳴らすと蜂の巣ホーンの様に円形の放射パターンの音の広がり方に出来る。

電源ケーブルの重要性

2019年12月10日 | ピュアオーディオ

古いアンプを使おうとした場合、「電源ケーブル」の性能が低くて「ノイズ」を拾い、ドライブ力も限定されます。当然「音質」も低いレベルに留まります。


そこで、古いアンプを使う場合は「直出し電源ケーブル」を使わない様に、電源部を「インレット化」して良質の電源ケーブルを使える様にします。上の写真はエクスクルーシブ#C3プリアンプ。


こちらは#M4パワーアンプ。インレット化後です。プリとパワーアンプ共に同一のグレードの電源ケーブルを使う様にしました。


電源周りで忘れてはならないのは「ヒューズ」のグレード。上の写真はC3のガラス管ヒューズ(¥50円/本)をフルテックのブルーのオーディオグレードヒューズ(¥4000/本)に交換して使っている。


電源周りはインレット化とフーズ交換で完了。残るは信号ラインのRCAソケットの強度を上げ、しっかりしたRCAプラグが使える様にする。この状態にして、初めて良質のケーブルが使える様になる。この状態で「鳴らし込み」に入ると、従来までのC3+M4で出てくるサウンドの質が大幅に変わってくる。C3+M4の組み合わせから「潜在能力」を引き出して使います。


花梨材の電源タップ

2019年12月09日 | ピュアオーディオ

オーディオは「材質」が変わると「サウンドも変わる」と云われています。それを地で行くのが写真の「花梨材の電源タップ」です。

一般的な金属やプラスチック製の電源タップと違い、木材特有の「まろやかな」質感が出てきます。木材の種類でも変わってくるだろうと思います。当該の「花梨材タップ」は愛知県のリンホフ工房で限定販売されていたものを手に入れ、オヤイデ製の壁コンにフルテックのインレット、内部配線は当方特製の銀線で作っています。

木材の電源タップですのでそれなりに火災防止の対策をしています。色々と工夫や素材を変えてみるのもオーディオの楽しみです。

マッキントッシュ MC2600も使っていた

2019年12月08日 | ピュアオーディオ

マッキントッシュのパワーアンプはMC2500を40歳頃から使って、JBL#4343を27年程鳴らしていました。その後、XLRケーブルを使う為にMC2600を入手しました。

ケーブルが太くなると、チャチなRCAソケットでは持ちません。しっかりと接続できるXLRソケットの付いたアンプが必要でした。MC2600はMC2500より質感は同一傾向ですがパワフルでした。

MC2500もMC2600も60Kg/個の重さがネックでした。一人で動かすのはまず無理で、台車に載せっぱなしでないと動かせません。常用出力に0.5W/chぐらいしか使わないのに、500W/chの出力は無用の長物です。アキュフェーズM-100(500W/ch)も同じような理由から手放しました。

1980年代は500W/chのパワーアンプが沢山出ていました。雑誌でも大出力アンプの「余裕」が大きいほど良い…との評価が多かったように思う。今にして思えば、オーディオ評論家の弁に振り回されていた・・・と思います。実際に使う出力の20倍も有れば余裕で鳴ってくれます。現在は100~200W/chも有れば十分と思っています。(重低音を出すウーハーを使う場合でも)

SPの能率が100dbも有るなら、1~5W/chの管球アンプで十分です。アンプの選択は使うコーン型ユニットの能率とアンプのドライブ力のバランスが大事ですね。

コンデンサー型SPも使って見たかった

2019年12月07日 | ピュアオーディオ

QUAD(クォード) ESL-57 と云うSPを初めて聴いたのは20歳の時。オーディオショップの店員さんと仲良くなり、彼の装置を聴かせていただいた。音の出方が一般のSPとはまるで違う。まさに「面」で「波」となって音が伝わってくる感じだった。弦楽四重奏などは非常にリアルに感じた。ただピアノ曲は独特の音色でよいのだが、音の歯切れの面でイマイチの様な・・・。ただ黄金色のゴージャスな姿は忘れない。

当時はJBL:L-100を使って、オールマイティな音楽を聴くようにしていたので食指までは動かなかった。でも傍に置いて置きたいと思わせるスピーカーだった。


そうこうしてる内にESL-57はいなくなり、ESL-63に代わっていった。このSPも非常に印象の良いサウンドだった。

コンデンサー型のSPは他にもKLHやスタックス、アポジー等々色々あるが、とうとうコンデンサー型フルレンジSPは手に入れずじまい。ESL-57×2台のWスタックのSPが本当に欲しかった。ESL-57×2台のダブルスタックはM・レビンソン氏の「HQDシステム」の中音を受け持っていた。手持ちのDECCA:SW-8 リボンツィーターと合わせれば、かなり近いサウンドが出せると真剣に考えたものだ。

コンデンサー型SPの購入を考えるといつも気になるのが「耐用年数」と「メンテナンス」の事。維持管理が出来そうにないのでいつも最終的には決心が出来なかった。

使って見たかったボザークSP

2019年12月06日 | ピュアオーディオ

今までに色々なスピーカーを使ってきたが、ボザークの「ムーリッシュ」と云うスピーカーは自宅で使う機会がなかった。写真ではB-4000SPだが本当はBOZAK B-410 Moorish The Concert Grandが欲しかった。



BOZAK B-410 Moorish The Concert Grandは、45年程前に名古屋のオーディオショップ(名古屋無線)で実際に聴いた事が有る。その時は、「音が前に出てくる」事はないが、奥に深く広がるサウンドと質感にビックリした。JBLの「前に出てくるサウンド」と対極にあるサウンドだ。クラシック好きな当方には非常に魅力的に思えた。


3年ほど前にお見えになられた「かべさん」が使っておられるとの事でした。ユニットの数も多く、現在の私のシステムにも通じるものが有る。ツィーターなどマッキントッシュの高級SPのツィーターアレイの原型になっていると思う。

クラシックだけでなくJAZZも再現したいので「JBL」のSPで揃えた。個性の強いSPは聴く音楽のジャンルも選ぶので悩ましい処だ。

サブシステム用 最高峰RCAケーブル

2019年12月05日 | ピュアオーディオ

現在のサブシステム(2種)には、当方自作の「最高峰RCAケーブル」を使っています。上の写真の左側から一般のケーブル2種、ブルーカラーケーブルから右側に行くにしたがって自作品のグレード順に並べています。ブルーカラーケーブルでも音質は、一般のケーブルと比較すれば一聴でその差が歴然とします。最も右側が「最高峰RCAケーブル」になります。最高峰ケーブルと第2グレードのケーブルは「銀線のみ」で作っています。その太さが強烈です。CDの情報を全て取り出す為には、この太さが必要だからです。


最高峰ケーブルの1m仕様。プラグの太さも半端有りません。ソース機器やアンプのリア面の強度とRCAソケットの強度を要求します。チャチな作りの機器ではリアパネルやRCAソケットを破壊します。しっかりした作りの機器でないと使えません。

このケーブルを使った「豊潤なサウンド」を聴いてしまうと、他のケーブルは使えません。

スチューダー#D730 のサウンド

2019年12月04日 | ピュアオーディオ

云わずと知れたスチューダー局用CDPの#D730です。A730との聴き比べでは、DACが新しい分進化したサウンドになっています。中域に厚みが有り、「生音」に近い質感が有ります。


内部はA730に比べるとかなりシンプルになっています。A730ではICが沢山並んでいましたが、D730ではかなりすっきりしています。


内部を見ただけではサウンドは分かりません。どんなケーブルで接続するかで取り出せる「情報量」が変わってきます。

もう少し使って見たかったアンプ

2019年12月03日 | ピュアオーディオ

今思うと、もう少し長く使って見たかったアンプも有った。そのアンプがクラウンのアンプ。奇麗なプリとパワーアンプを入手したのに、早々に手放してしまった。今手元にあれば奇麗なサウンドで鳴っている事だろう。


CROWN IC-150A(プリアンプ)+PSA-2(パワーアンプ)の組み合わせで購入したのに半年程使って処分した。当時「鳴らし込み時間」のノウハウを手に入れていなかった。現在では「2000Hr」のノウハウを手に入れているが、当時(2011年)頃はまだ良く分かっていなかった。

「鳴らし込み時間」のノウハウを手に入れる直前だったので、無性に残念がってしまう。機器の入れ替えにはお金もかかります。それよりも「本領発揮」させる前に手放した事が悔やまれる。


リファレンス 3A(Reference 3A)マスターコントロールモニターSP

2019年12月02日 | ピュアオーディオ

Reference 3A マスターコントロールモニタースピーカー。サイズは
29(W)× 38(H)× 33(D) cm 13Kg/個 価格¥68万円(ペア)税別
小さい割にやけに高価なスピーカーである。


以前ウーハーのエッジ(ゴムエッジ)が破れているモノの修理依頼を受けた事が有る。


ウーハーはカーボン製である。初めはスイスで作られていたが、後にカナダで製造されていた様である。ウーハーは21cm口径、ツィーターは2.7cmソフトドーム型。サイズ的には「小型SP」である。


ウーハーの修理を終わって、依頼主が引き取りに来られるまでの間鳴らしてました。小さい割に良く歌うSPだと印象が残っています。しかし、これをメインに据えようなどとは思いません。


リア面にバスレフポートが有ります。音がこもらないのはこのバスレフポートのおかげか?