日暮らし通信


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おばあちゃんとの会話

2015年08月08日 15時12分28秒 | 街角から

日暮らし通信

■□ 写真タイトル と 撮影場所 □■

ツユクサ

路傍にて
(撮影: H270808)



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今日はやっと猛暑日から抜け出したように曇りがちの天気になった

日課の散歩はどうしようか? と、心配なのは妻が転んで打った膝のことだった

その膝と相談すると ”大丈夫です” とのことなので、今日は妻と歩いて近くのスーパーへ向かった

昨日の暑さと比べるとかなり気温が低いので妻との散歩では有難い条件だった

途中、農地からフェンス越しに飛び出して咲いているツユクサを撮っていると、畑仕事をしていたかなり年配のおばあちゃんから

 「お宅たち、どこから来たの?」 と、まず声がかかった

話を聞くと、そのおばあちゃんは私たちを時々見かけるので、いつかは話しかけてみようと思っていたそうだ

おばあちゃんの家はこの辺りの旧家で、母屋の前には細い道路越しに南側に広い畑が続いている

私はあまりこのおばちゃんを見たことはないが、逆に私たちを見ていることを知ったが、亡き母が 「誰もいないようでも、人間は必ず他人から見られているんだから、悪い事をしてはいけないよ」 と厳しく言われたことを想い出した

でも今日は気温が低いからまだしも、昨日までのような暑さの中で畑仕事をするのはすこぶる危険のように思われたので 「熱中症には充分気をつけてください」 と言った

このおばあちゃんの畑はいつも散歩の時に見ているのだが、仕事しているのはおばあちゃんとその連れ合いだけで、その他の人を見たことが無いのは何か寂しい気持ちになってしまった

 「跡取りさんはいないのですか?」 と聞きたかったが、失礼過ぎて言葉にはならなかった

 「近くに娘が家を建てて住んでるよ。だが畑は大変だね。すこし手を抜くと雑草だらけ、その上、固定資産税も馬鹿にならないし」 と少し愚痴めいたことも私に言った

本来ならもう隠居の身分なのに、この暑さの中で働いているなんて、ちょっと可哀想な気持ちになってしまった

だが、このように広い畑を高齢者夫婦で管理しているなんて、私はその行動力に脱帽しました
凄いことだと思ったが少し心配にもなった

いろいろな会話の後に 「キューリでも持っていくかい?」 と言われたが 「今度いただきます」 とお礼を言って別れた

いつもブログで言っているが、この辺りの畑では若い人が働いている姿を見たことがない
日本の今後の農政は大丈夫なのだろうか? と不安を持つのは私だけだろうか?

今日はやっと猛暑日から逃れたようだが、それでも気温は30度を越えている
その気温差のお陰で私の発汗量はぜんぜん少なくなった

心配した妻の歩き具合も問題無く元気に歩いた
 ”良かった” と、実感して日課の散歩も終わってホッとした