長崎は今日、70回目の 「原爆の日」 を迎えたが、その日、長崎の朝は雲一つない快晴だったという
だが11時2分、B29爆撃機に搭載された 「ファットマン」 と呼ばれる憎っくきプルトニウム型原子爆弾を投下、長崎市の人口25万人の約3割にあたる6万?8万人が亡くなり、建物の三分の一が全半壊した
あっと言う間にこのように多くの殺戮が行われたのは人類史上初めてのことでもあった
それからもう70年、未だに原爆による後遺症により多くの人が苦しんでいる
私はこの原爆投下は許しがたい犯罪行為であると考えている。戦争だから何もしても許されるという保証などないからだ
それにしても米軍は日本の民間人を無差別に殺し過ぎた。それは原爆投下もさることながら、主要都市での焼夷弾爆撃により、また多くの民間人が犠牲になっているのも 「無差別爆撃」 の作戦ミスによる被害だった
米軍爆撃機には 「ノルディン式照準器」 と言う優れた精度の高い機器があった。それを駆使すれば軍需工場のみのピンポイント爆撃だって可能だったはずだ
アメリカでの9.11テロ事件では死者三千人以上、負傷者六千人以上の被害があり、アメリカ国民はそのテロ行為を非難したが、広島・長崎での原爆投下被害と比べたことはあるだろうか?
その桁違いの犠牲者の差をアメリカ国民はどのように考えているのだろうか
某国が解決済みの 「従軍慰安婦問題」 で日本政府に反感を持っているようだが、日本国民も 「原爆投下・無差別都市爆撃」 でアメリカに抗議して補償を求めてもいいほどの大罪ではないだろうか?
仏教的な意味合いからすれば、犠牲になった方々の怨念がそうは容易く消えるとは思えない。投下した国に対するその怨念は何らかの形で現れるはずだ
妻とテレビの 「長崎平和祈念式典」 の実況を見た。妻も神妙な顔つきで見入っていた
式典の式次第にのっとり、11時2分、私たちも起立して黙祷を捧げた
改めて広島・長崎への原爆投下での犠牲者に哀悼の誠を捧げます |