大阪府で二人の男女中学生が殺害され、容疑者が逮捕されたが、逮捕の証拠となったのはあちこちで設置されていた防犯カメラからの映像だった
でもこの事件、私にはいろいろと不可解なことばかりだ
まずはまだ未成年の少年少女が真夜中の街中で過ごしている状況をどのように理解したらいいのだろうか?
防犯カメラの映像からも人の気配も少ない時間帯に何故二人で往来していたのかを、マスコミは触れようとしていない
このような姿はどう見ても中学生としては異常な行為だ
この事件の真相はこれから解明されるだろうが、私は防犯カメラについて、もっと多機能な機能を供えるべきだと提案したい
現在、なにか事件が起きるとカメラの映像は事後検証のための証拠なるが、もっとリアルタイムに異常行為を識別できないものだろうか?
今回の事件でも、もし人影が途絶えた街中で中学生が往来している姿を 「異常な行為」 として認識できていれば、事件は防げたはずだ
現在、防犯カメラはそのカメラ視界の中で状況を撮るだけだが、撮った映像を 「正常な状態と比較する機能」 を持たせて認識し、その結果を関係先にリンクさせればもっと多くの犯罪を防ぐ効果があるはずだ
勿論、その実現には多くの費用も必要だが、かつて月に人間が行くことが夢のような時代もあったが、それが実現したことを思えば、決して空論ではない
だが、もしかしたら既に多機能な感知力を持った防犯カメラが世の中には存在しているのかもしれない
防犯カメラは街中で増えつつあるが、過去形の事実を探るための道具では無く、現在形で役立つ予防や抑止力に繋がることが出来れば、今回のような不幸な事件も未然に防げるはずだ
前述したがまだ多くの人たちが寝ている時間帯に二人の中学生が街中で過ごしている現実、それを未だに私は理解していない
しかしながら、若い二人が無残にも命を絶たれてしまった現実を想うと、やはり余りにも悲しさの籠った出来事だった |