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何年も前の話になるのですが・・・
妻の兄のお嫁さんがくも膜下出血で倒れられたことがありました・・・
開頭手術をされ・・・幸いにも後遺症もなく退院できたんです。
住居は京都府の北部の京北地区ですから、
このような患者が緊急搬送をされるのは、もちろん京都市内まで・・・
今でこそ、トンネルやバイパスができて1時間程度で行き来できるんですが、
当時はまだ、かなりの時間がかかったと思われます・・・
だから、本当に幸運だったとしか言いようがありません。
京北地区はかつては何本かある鯖街道の一つ162号線沿いに位置した地区・・・
やはり、山の中なので塩分が多い食生活やったんですよね・・・
くも膜下出血との因果関係には高血圧と喫煙が大きく左右するという報告もあるようです。
やはり血液をサラサラにすることは大切なんですね。
寝る前と起き抜けのコップ一杯のお水の補給を忘れないように!!
今朝は、くも膜下出血に関する記事を転載してみようと思います。
~以下、8月21日読売新聞朝刊より抜粋~
くも膜下出血
(脳動脈瘤破裂)
(脳動脈瘤破裂)
くも膜下出血は、脳の表面を走る血管の一部が瘤 状に膨らむ「脳動脈瘤 」が破れて、出血する病気です。頭蓋骨内に囲まれた空間に動脈からの血液が一気に広がり、「バットで殴られたような」などと表現されるほどの激しい頭痛に襲われ、意識を失う人もいます。
小さい動脈瘤もチェック
長崎県出身。京都大卒。健康法は「大好きなお酒の量を減らした程度で、特別には・・・」
国立循環器病研究センター
高橋淳 脳神経外科部長
治療は、頭蓋骨内の圧力を下げて脳へのダメージを食い止めるとともに、出血が起きた場所を確認し、再出血を防ぐことが最優先となります。主に、頭を切り開く手術をして動脈瘤の根っこを金属クリップで挟む「ネッククリッピング術」や、足の付け根から細い管(カテーテル)を頭まで誘導し、金属製のコイルを瘤の中に詰める「コイル塞栓術」で、動脈瘤への血流を遮断します。それでも対応できない場合は、動脈瘤のできた血管ごと血流を止めることもあります。
最初の出血によって、脳の血管が縮んで脳梗塞を起こしたり、脳脊髄液が過剰にたまり意識障害が出たりすることがあり、そうした事態への対応も必要となります。しかし、くも膜下出血は発症すると3~4割の人が亡くなり、命を取り留めた人もほぼ半数は社会復帰が難しいとされています。動脈瘤が破裂するリスクを減らすには、「脳ドック」で動脈瘤があるかどうかを調べ、未破裂の段階で治療することが有効です。
動脈瘤は、ごく小さなものを含めれば成人の4~6%が持つとされますが、未破裂の段階では自覚症状がほぼありません。
ただ、日本脳神経外科学会が成人約6000人を対象にした研究で、動脈瘤が大きくなればなるほど破裂しやすく、特に7㍉を超えればその割合は大きく増えることがわかりました。
こうした動脈瘤が見つかった場合はクリッピング術やコイル塞栓術による治療を検討します。5㍉未満の小さな動脈瘤についてはすぐに破れることはあまりありませんが、半年や1年に1回、大きくなっていないかチェックすることが大事です。
高血圧と喫煙は、動脈瘤が大きくなったり、破裂したりする危険性を高めるという報告があります。また、動脈瘤の発生には遺伝の影響も一部あることが指摘されており、例えば親がくも膜下出血を起こしたような人は、積極的に健診を受けた方がいいでしょう。